イモトの“生態”教えます…珍獣ハンター初の単行本３０日発売

　日テレ系「世界の果てまでイッテＱ！」（日曜・後７時５８分）の珍獣ハンターとしてブレーク中のお笑いタレント・イモトアヤコ（２３）が、３０日に初の単行本「どうも、どうも　イモトアヤコでございます。」（集英社刊）を発売する。８月には同局系「２４時間テレビ」のチャリティーマラソンランナーで完走。ゴール直後には視聴率３９・０％という驚異的な数字を記録。今回は、売り上げ部数での記録を目指す。

　職業＝珍獣ハンター。いま最も勢いのある芸人・イモトの半生が一冊の本となった。

　横幅５センチ、縦幅１・５センチの太まゆ毛にセーラー服の２３歳。「―イッテＱ！」の番組内でチーターと徒競走やナイルワニと綱引きなど数々の“名勝負”を繰り広げてきたが、その“生態”も破天荒。保育園時代には、同じ組の男の子全員を襲ってチュ～して回り、その保育園で働いていた母親が転勤する羽目になったエピソードなど、まさに当時から“珍獣”。そんな幼いころから現在に至るまでのさまざまな伝説が収録されている。

　イモトは文教大学時代から芸人を目指し、一時はフォーリンラブのバービー（２５）とコンビ「東京ホルモン娘」として活動していたが、０７年秋に「―イッテＱ！」のオーディションに合格してから一躍、人気者へとのし上がった。

　８月に放送された「２４時間テレビ」では、番組の顔ともいえるチャリティーマラソンのランナーに大抜てきされ、歴代の女性ランナーとして最長のフルマラソン３本分、１２６・５８５キロを走破。ゴールは番組放送内に間に合わなかったが、ゴールの模様は日テレの衆院選特番内で収録中継され、瞬間最高の３９％を記録。ＮＨＫをも抑え、８９年以降の民放選挙特番で歴代最高の平均視聴率２６・４％を記録した立役者の１人となり「自信がついた。信じられないくらいきつかったけど、信じられないくらい幸せな２４時間になった」と振り返る。

　イモトは現在も次なる企画のために海外を旅している。「―イッテＱ」の視聴率も「２４時間テレビ」後に上昇カーブを描いており、今月４日放送で番組最高の平均２０・０％を記録。イモトは「今後も世界で珍獣ハントをして、白クマなんかと絡んでみたい」。芸能界の“珍獣”としての活躍はまだまだ続きそうだ。