教派いろいろ対照表

Last Updated 07 APR. 2007 ver.1.10

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教派いろいろ対照表 東方教会 Eastern Church 西方教会
Western Church
東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church プロテスタント
ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
起源 イエスの使徒たちによって各地に創設。1054年、西方教会と分裂 イエスの使徒ペトロを初代教皇(ローマ司教)とする。1054年、東方教会と分裂 ローマ・カトリックの修道司祭だったマルティン・ルターによる宗教改革(ドイツ、1517年以降) イングランド国王ヘンリー八世が政治的動機でローマ・カトリック教会から分離した、国家レベルの宗教改革(イングランド、1534年) 神学者ツヴィングリ、カルヴァンらによる宗教改革(スイス、16世紀後半) イングランド国教会からの分離派(イングランド、16世紀後半) 宗教改革期のスイスやドイツのアナバプテスト、およびイングランド国教会からの分離派(オランダ、イングランド、17世紀前半)
◆他に、「バプテスマのヨハネ」まで遡る、従って宗教改革起源のプロテスタントではないと主張するバプテストもいる
イングランド国教会司祭ジョン・ウェスリー(ウェスレー)による国教会内部の信仰覚醒運動(イングランド、18世紀半ば)
拠り所
◆Apocryphaの扱い
聖書と聖伝 七公会議の信条
不入典書は用いるが、具体的にどの書が入るか、全正教会にあてはまる定義はない
聖書と聖伝、公会議の信条、教皇が発する教義
◆7つの第二正典(外典)も旧約正典の一部として公認
聖書のみ
◆地域によって外典(旧約続編)を用いる教会もある
聖書と伝承。教理は聖書のみから、
◆旧約外典(アポクリファ)は正典には入れないものの、「生活の模範、および行為についての教訓」のために教会で読まれるべき聖書として公認。聖餐式の聖書日課にも入っている。ただし教義の典拠にはしない
聖書のみ 聖書のみ 聖書のみ 聖書のみ
教義(Dogma)と教理(Doctrine)に関するキーワード
◆よく言及される書
聖俗一致。聖肉一致。政教一致。イコン(聖像 icon; ikon; eikon)崇敬。神秘主義的傾向。信仰体験即神学。静寂主義
◆聖師父たちの著作、聖人伝
教会ヒエラルキー。教皇至上主義。教皇無謬説。信仰と業。贖宥状(免罪符)。秘跡による恩寵の付与。普遍教会。聖人崇敬とマリア崇敬。世俗職業、とくに商業・高利貸しなど営利事業を蔑視。政教一致
◆アウグスティヌスの著作、トマス・アクィナス『神学大全』、教父たちの著作、聖人たちの生涯、トマス・ア・ケンピス『キリストにならいて』、リジューのテレジアなどの信心書、祈祷書
聖書主義。信仰義認(justification by faith)、万人祭司/全信徒祭司(Universal Priesthood)。職業召命観(世俗の職業も神の召命によるものとして司祭職と同じく尊重)。自国語の聖書と自国語の説教。政教分離
◆『アウグスブルグ信仰告白』、ルターの『大小教理問答』、『キリスト者の自由』
カトリック式の儀式とプロテスタント教義の折衷。中道(Via Media)。政教一致
◆『三十九箇条』、『ランべス四綱領』
カルヴァン神学に基づく「選び(予定説predestination)」。ルター派よりも徹底した聖書主義。勤勉・倹約・禁欲による資本主義的営利活動の肯定。「文化命令」「聖徒堅忍(perseverance of the saint)」「有効召命(effectual calling)」。政教一致◆カルヴァン『キリスト教綱要』 かつてはカルヴァンの予定説を重視。各個協会独立自治。政教分離 基本はカルヴァン神学。幼児バプテスマの否定。成人の自覚的信仰に基づく浸礼(total immerision)によるバプテスマ。各個教会独立自治。新生(new birth; regeneration)。万人祭司による信徒伝道の強調。政教分離 アルミニウスに由来する万人救済主義。聖霊の働きを重視。聖化/聖潔/きよめ(sanctification)。回心(conversion)。体験。敬虔主義
◆ウェスリー著作集
教会政治(職制Ministerium Ecclesiasticum) 使徒継承に基づく監督制(Episcopacy) 使徒継承に基づく監督制 会議制、長老制、会衆制。一部の地域では、使徒継承に基づく監督制 監督制(ただし使徒継承に基づくものかどうか異論あり)、会議制 長老制(Presbyterianism) 会衆制(組合制congregationalism) 会衆制 監督(Bishop; President)が大きな裁量権をもつ会議制
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
サクラメント(Sacrament) 機密(ミステリオン Mysterion)は7つ:聖体礼儀(Divine Liturgy)、洗礼(Baptism)、傅膏〔ふこう〕(Chrismation; Confirmation)、聖体(Eucharist)、痛悔(Penance)、神品〔しんぴん〕(Holy Orders)、婚配(Marriage)、聖傅〔せいふ〕(Anointing of the Sick; Holy Unction) (旧)秘蹟は7つ:洗礼(Baptism)、堅振(Confirmation)、聖体(Communion; Eucharist)、悔悛(Penance)、終油(Extreme Unction)、品級(Holy Orders)、婚姻(Matrimony) ※準秘跡として「聖別(Consecration)」「祓魔(Exorcism)」「祝別(Blessing)」
(新)秘跡:洗礼、堅信、聖体、ゆるし(Reconciliation)、病者の塗油(Anointing of the Sick)、叙階、婚姻(Marriage) ※準秘跡として「祝福(Blessing)」
聖礼典:洗礼、聖餐の2つ 聖奠〔せいてん〕(サクラメント):洗礼、聖餐(Holy Communion; Holy Eucharist)の二つ。ほかに、聖奠的諸式(Sacramental Rites)として 堅信式/信徒按手式、聖職按手式、聖婚式、個人懺悔〔さんげ〕/告悔〔こっかい〕、病人の按手および塗油/抹油〔まつゆ〕がある (聖)礼典:洗礼、聖餐/主の晩餐の2つ (聖)礼典:洗礼、聖餐の2つ 礼典:パブテスマ、主の晩餐の2つ 聖礼典:洗礼、聖餐の2つ
Baptism と Christian Name 幼児洗礼を認める。代父母を立て、聖名〔せいな〕をつける 幼児洗礼(Infant Baptism)を認める。代父母(Godparent, Sponsor, Godfather, Godmother)を立て、霊名(洗礼名・堅信名)をつける 幼児洗礼を認める。教保(Sponsor)を立てる。洗礼名(教名)をつける場合あり 幼児洗礼を認める。教父母を立て、洗礼名(教名)をつけるのが原則 幼児洗礼を認める。教保を立てる場合はあるが、洗礼名は原則としてつけない 幼児洗礼を認める。洗礼名はつけない。未受洗者も教会員として受け入れる場合あり 幼児バプテスマは認めない。洗礼名はつけない。浸礼(Total Immersion)によるバプテスマを受けた者のみが教会員となる 幼児洗礼を認める。洗礼名はつけない
Eucharistの回数と形態・陪餐資格 領聖聖体礼儀毎に可能。両形色(聖爵に一緒に入っている)
傅膏機密を受けた正教会信者が、痛悔を済ませ、所定の時間禁食して領聖可となる。ただし聖パン(Eulogia)の方は、聖変化した聖体ではないので、現在は正教徒以外の受洗者、あるいは誰でも受けられる
聖体拝領は毎日のミサ(ミサ聖祭)毎に可能。信徒はパンのみ拝領の時代が長かったが、現在はパンとぶどう酒の両形態の教会もある。パンには白く丸い特製のホスチア(Host)、ぶどう酒は赤の他、白ワインを用いる場合もあり、少量の水で割る。
堅信の後に聖体を受けるのが基本だが、ローマ・カトリック教会で幼児洗礼を受けた者は、堅信前に初聖体(First Communion)がある。原則として告解を済ませ、所定の時間断食したカトリック信者のみ拝領可
聖餐式は主日礼拝毎が基本だが、地域差がある。両形態。パンには白く丸い特製のウェファー(wafer、ホスチア、ホスト)を使うほか、一塊りのパンから分与することも。ぶどう酒は赤、白ともに用いる。
堅信後に陪餐が許されていたが、近頃は幼児洗礼を受けた者の初陪餐(First Communion)を堅信前に行う教会が多い
聖餐式(ミサ Holy Communion, Holy Eucharist, Mass)は主日礼拝毎が基本だが、年3〜4回の時代も。両形態。パンには白く丸い特製のウェファー(Wafer)が多い。ぶどう酒は赤、白ともに用い、少量の水で割る。
原則として、その日の礼拝中の懺悔と赦しを済ませた信徒のみ陪餐可。堅信後に陪餐が許されるが、堅信前にも認める場合あり
時代と地域によって聖餐式(聖晩餐)は年1回、年3〜4回、月1回など。両形態で、パンの種類にこだわりはなく、ぶどう酒には赤ワインかアルコール抜きのぶどうジュースを用いる。信仰告白前の教会員は「未陪餐会員」として扱われ、陪餐は不可 現在は月1、2回。形態は改革派/長老派と同じ。未受洗者も陪餐可の教会あり 主の晩餐(主の晩餐式 Lord's Supper)は現在は月1回が基本。形態は改革派/長老派と同じ。ただし牧師による「聖別」はない。基本的に、受洗者か信仰告白をした人のみだが、未受洗者も陪餐可の教会あり 聖餐式(主の晩餐)の回数は時代と地域によって異なる。形態は改革派/長老派と同じ。未受洗者も陪餐可の教会あり。堅信式前の幼児の陪餐も認める場合あり
Eucharistのパンとぶどう酒理解 聖爵に入った尊体尊血/聖体聖血(Body and Blood of Christ)は真にキリストの尊体、尊血に変化する パンとぶどう酒は真にキリストの御体と御血に変わる(実体変化/化体説transubstantiation) 共在説/実体共存説(Consubstantiation)キリストの肉体としての存在は、パンとブドウ酒「の中に、とともに、の下に」 『三十九箇条』では実体変化を否定したが、現場の聖餐理解には幅がある。ほとんどカトリックと同様に扱う教会もある ツヴィングリは象徴説(Symbolism)、カルヴァンは霊的臨在説(”real but spiritual presence”) 象徴 象徴 象徴
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
代表的な Creed や歴史的文書 ニケヤ・コンスタンチノープル信経(Niceno-Constantinopolitan Creed)◆正教の宗門(1640年)、ドシテウスの信仰告白(1672年)、フィロカリア(1782年)、正教(の総主教)書(1848年) (旧)使徒信経
(新)使徒信条(Apostles' Creed)◆トリエント公会議要理問答(1566年)
使徒信条、ニケア信条(聖餐式など)、アタナシウス信条(三位一体主日)◆アウグスブルク信仰告白(1530年)、アウグスブルク信仰告白の弁証(1531年)、ルターの大教理問答・小教理問答(1529年)、シュマルカルデン条項(1536年)、和協信条(1580年) 使徒信経(洗礼式)、ニケヤ信経(聖餐式)、アタナシウス信条◆三十九箇条(1563年・イングランド国教会)、ランベス四綱憲/聖公会綱憲(1888年・聖公会) 使徒信条(聖餐式)◆ジュネーブ信仰問答(1545年)、ドルト信条(1618年)、ウェストミンスター信仰告白(1647年)、ウェストミンスター大・小教理問答(1648年)、スイス一致信条(1675年)、ベルギー信条(1562年)、ハイデルベルク信仰問答(1563年)など ◆ウェストミンスター信仰告白(1647年)、サヴォイ宣言(1658年) ◆オランダのアムステルダムに居留するイギリス人の信仰宣言(1611年)、第一ロンドン信仰告白(1644年)、第二ロンドン信仰告白(1677年)、フィラデルフィア信仰告白(1742年)、ニューハンプシャー信仰宣言(1833年)など (使徒信条)◆二十五箇条(1784年)
Catechism の訳語 (旧)正教訓蒙 (新)正教要理 (旧)公教要理、教理問答書
(新)カトリック要理、カトリック教理、カテキズム
教理問答 (旧)公会問答
(新)教会問答
信仰問答、教理問答、カテキズム、教会問答など 左に同じ 左に同じ 左に同じ
liturgical calender
◆主要祭日/祝日
教会暦(正教暦)◆救主降誕祭、救主神現祭、救主迎接祭、聖枝祭(枝の祭)、復活大祭、救主昇天祭、聖神降臨祭(五旬祭)、救主顕栄祭、生神女就寝祭、生神女誕生祭、十字架挙栄祭、生神女進堂祭
4教派 祝日対照表(日本版)
典礼暦(教会暦):待降節、降誕節、四旬節、聖週間、復活節◆主の降誕、神の母聖マリア、主の公現、聖ヨセフ、神のお告げ、主の昇天、聖霊降臨、三位一体の主日、キリストの聖体、イエズスのみ心、洗礼者聖ヨハネの誕生、聖ペトロ聖パウロ使徒、聖母の被昇天、諸聖人、王であるキリスト、無原罪の聖マリア
4教派 祝日対照表(日本版)
教会暦:待降節、降誕節、顕現節、四旬節、受難週、復活節、聖霊降臨節(教会の季節)◆降誕祭、主の命名日、顕現日、主の変容日、復活祭、聖霊降臨祭、三位一体祝日、宗教改革記念日
4教派 祝日対照表(日本版)
教会暦:降臨節、降誕節、顕現節、大斉〔たいさい〕節、聖週、復活節、聖霊降臨後の節◆降誕日、顕現日、諸聖徒日、主イエス命名の日、被献日、復活日、昇天日、聖霊降臨日、三位一体主日、主イエス変容の日
4教派 祝日対照表(日本版)
教会暦:待降節(アドヴェント/アドベント)、四旬節(レント)、受難週◆降誕日(クリスマス)、公現日、復活日(イースター)、昇天日、聖霊降臨日(ペンテコステ)、三位一体主日、世界聖餐日、宗教改革記念日、聖徒の日など
※クリスマス、イースター、ペンテコステのみを守る教会も多い
改革派/長老派に同じ クリスマス、レント、イースター、ペンテコステ中心 改革派/長老派に同じ
礼拝と教会堂(Church, Chapel)の特徴 奉神礼中心の非常に儀式的な礼拝。聖書日課を用いる。イコンを中心にした聖堂装飾。彫像、楽器、椅子はないのが基本 典礼中心の儀式的な礼拝。聖書日課を用いる。装飾的で、キリスト磔刑像や聖人の彫像がある聖堂(御聖堂〔おみどう〕) 礼拝様式、礼拝堂ともに極めてカトリックに近い教会もあれば、他プロテスタントに近い教会も。聖書日課を用いる 礼拝様式は非常にカトリックに近い。一部の礼拝堂(聖堂)も同様。聖書日課を用いる 聖書朗読と説教が中心。とくに説教の比重が高く、聖書の「連続講解説教」がよく行われる。礼拝、教会堂ともにシンプル 聖書朗読と説教が中心。礼拝、教会堂ともにシンプル 聖書朗読と説教が中心。礼拝、教会堂ともにシンプル。浸礼槽(バプテストリーbaptistery;baptistry)を備えた教会が多い 聖書朗読と説教が中心だが、教会暦に基づいた、聖公会に近い儀式的な礼拝を行う教会もある
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
職位/位階
(Hierarchy)
主教(Bishop)、司祭(Priest)、輔祭(Deacon)
※使徒継承に基づく主教
司教(Bishop)、司祭(Priest)、助祭(Deacon)
※使徒継承に基づく司教◆(旧)上級聖品(Major Orders):司祭、助祭、副助祭(Subdeacon)、(旧)下級聖品(Minor Orders):侍祭(Acolyte)、祓魔師(Exorcist)、読師(Lector; Reader)、守門(Ostiary)
監督(Bishop)、牧師(Pastor)、執事(Deacon)
※職位を分けないところでは、牧師(Pastor)または教師(Minister)。一部の地域の監督は使徒継承に基づく
(旧)監督/エピスコポ(Bishop)、長老/プレスブテロ(Priest)、執事/デアコノ(Deacon) (新)主教、司祭、執事
※使徒継承に基づく(とされる)主教
※日本聖公会の法規上の改称は「主教」が1945年、「司祭」は1950年
宣教長老、治会長老(ruling elders)
※前者には教師(Minister)が就任、後者は信者。「教職、長老(Elder)、執事(Deacon)」という区分けをした場合、長老と執事は信者。教会によって、教師には正教師と補教師の区別がある
牧師(Pastor)または教師(Minister)
※教会によって、正教師と補教師の区別がある
左に同じ 左に同じ
※旧日本メソヂスト教会では長老(正教師)と執事(補教師)
※メソジストの監督(Bishop)は使徒継承に関係ない役職
clergy の主な役職
(上の項目にあげたものを除く)
総主教(Patriarch)、府主教(Metropolitan Bishop)、大主教(Archbishop)、首司祭(Protopresbyter)、長司祭(Archpriest)、長補祭(Protodeacon)、掌院(Archimandrite)、典院(Hegumen)、修道司祭(Hieromonk)
※ 妻帯を許されない修道士を黒僧(Black Clergy)、妻帯した聖職者を白僧(White Clergy)ともいう
聖職者対照表
教皇(Pope)、枢機卿(Cardinal)、大司教(Archbishop)、主任司祭(Rector)、助任司祭(Curate)、宣教師(Missionary)、チャプレン(Chaplain)
聖職者対照表
Bishop(監督:ドイツや北欧)、Archbishop(大監督:パプアニューギニア、ロシア、バルト3国)、President(議長:アメリカ)、Chairman(英国)、チャプレン(Chaplain)※その他は会衆派/組合派に同じ 大主教(Archbishop)、首座主教(Primate)、総裁主教(Presiding Bishop)、補佐主教(Suffragan Bishop)、牧師(Rector; Vicar)、管理司祭(Priest in Charge)、副牧師・牧師補(Curate)、伝道師(Missionary)、チャプレン(Chaplain)
※英国ではほかに Dean、Archdeacon、Canon、Rural Dean、Prebendary など。日本聖公会では、司祭が「副牧師」に、執事が「牧師補」になる
総会議長(Moderator)
※その他は会衆派/組合派に同じ
主任牧師(Senior Minister/Pastor; Minister/Pastor in Charge)、牧師(別に主任牧師がいる場合は Associate Minister/Pastor)、副牧師(Assistant Minister/Pastor)、宣教師(Missionary)、チャプレン(Chaplain)
※チャプレンを「宗教主任」「宗教主事」と呼ぶ施設も
会衆派/組合派に同じ 監督(Bishop; President)、Superintendent Minister(英国)、District Superintendent(部長/教区長:アメリカ)
※その他は会衆派/組合派に同じ
clergy, ministry 叙聖された」神品/教役者/聖職者が牧会(管轄)する
※「教役者」は神品のほか、信徒で聖務に従事する者も含む
叙階された」聖職(者)/祭司職/教役者が司牧する
※「教役者」には、叙階されていない信徒も含む
「按手された/按手を受けた」教職(者)が牧会する 「按手された/按手を受けた」聖職(者)/教役者/教職(者)/奉仕職が牧会する」
※「司牧」の語も使われる。「教役者」は原則として聖職と伝道師をさす
「按手された/按手礼を受けた」教職(者)/教役者が牧会する
※「教役者」は原則として教職をさす
左に同じ 左に同じ 左に同じ
最も一般的な clergy の通称◆呼びかけ◆住まい 神父(Father)◆神父(さま/さん)(Father; Father Smith)◆司祭館(Manse; Presbytery; Rectory)
※司祭の妻あるいは母にも特別の呼びかけがある。ロシア語では Matushka(マトシカ、「ママ」の意)、ギリシャ語で Presvytera、アラビア語で Khouria(「司祭夫人」の意)など
神父(Father)
◆神父様(Father, Father Smith)
◆司祭館(Presbytery)、まれに神父館
牧師(Pastor)◆先生(Reverend Smith, Pastor Smith, Mr Smith)
◆牧師館(Parsonage)
牧師(Rector, Vicar, Pastor)◆先生(Mr Smith, Father Smith, Reverend, Vicar)
※修士会に属する司祭や、ハイチャーチの司祭の一部は神父(Father) という◆牧師館、司祭館(Vicarage, Rectory, Parsonage)
牧師(Minister, Pastor)◆先生(Reverend Smith, Pastor Smith, Mr Smith)
◆牧師館(Parsonage, Manse)
牧師(Minister, Pastor)
◆先生(Reverend Smith, Pastor Smith, Mr Smith)
◆牧師館(Parsonage)
左に同じ 左に同じ
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
clergy の独身制と clergywoman 輔祭叙聖前ならば妻帯可(再婚は不可)。修道士、修道司祭は独身。主教は修道士から選出。女性司祭は認めない 司祭は独身が原則。妻帯が認められるのは、ごく一部の地域(叙階前のみ)と東方典礼カトリック教会の司祭、聖公会から転会した司祭など。終身助祭も妻帯可。女性司祭は認めない 妻帯可。女性牧師を認める教団あり 修士会のブラザーや修道司祭を除き妻帯可。女性司祭、女性主教を認める管区・教区が徐々に増えている 妻帯可。女性牧師を認める教会もある 左に同じ 左に同じ 左に同じ
現代の clergy の服装と祭服 袖のぴったりした下衣に、袖のたっぷりした上衣を羽織るのが基本。どちらの衣も英語ではカソック(Cassock)と呼ばれているが、とくに下衣をアンテリか(インナー・)カソック、上衣をリアサかアウター・カソックともいう。色は黒か濃灰が多いが、ほかにも時代や地域によってさまざまな色があり、上衣の袖や腰のベルトの色で司祭の種類を表すこともある。西方教会風の聖職者カラーのついた服を着用する人もいる スータン/司祭平服(Soutane)、聖職者カラー/ローマン・カラー(Roman Collar)着用(クラージマン)が基本。祭服は儀式的だが、簡略化が進んできている キャソック(Cassock)、聖職者カラー(Clerical Collar)着用が多いが、人によって異なる。祭服は、ドイツなどでは黒のガウンが多い。ローマ・カトリックや聖公会とほとんど同じ祭服を用いる地域もある キャソック(Cassock)、少なくとも聖職者カラー着用が基本。祭服はローマ・カトリックとほぼ同じだが、一部ではより伝統的なスタイルを大切にしている 平服が基本。人によっては、(結婚式で着るような)礼服、聖職者カラーや、牧師用ガウン(Clergy Robe; Cleric Robe)、とくにジュネーヴ・ガウン(Geneva Gown)、ストール(Stole)、洗礼時に洗礼用ローブ(Baptismal Clergy Robe)を用いる 左に同じ 左に同じ 左に準じるが、他プロテスタント教派に比べて、聖職者カラーやガウンを用いる比率が高く、キャソック着用の牧師もいる
修道制(修道院) 起源は3〜4世紀。修道会制度はないが、男女共に修道院あり。ギリシャのアトス山(Mount Athos)は有名 6世紀に確立。男女とも、数多くの修道会/宣教会がある 女子修道院のみ、ある ヘンリー八世による修道院解体で一時断絶したが、1845年に女子、1866年に男子の修道会が再興。現在は50を越す修女会/修士会あり ※修女会の長は「霊母」という なし なし なし なし
信徒(Layman; Layperson)の主な役職 副輔祭(Subdeacon)、誦経〔しょうけい〕者(Reader)、伝教師/伝教者(Catechist; Missionary)、レーゲント/詠隊指揮者(Choirmaster)、堂役〔どうえき〕(Acolyte; Altar Boy; Server)、執事(ただし、神品も執事に入る)、役員、聖堂奉仕者など。
※神品を補助する奉仕者を封堂者、堂務者、教衆ともいう。ただし、教衆は教会の任にあたる者全般、すわなち神品も含むのが基本
侍者/ミサ答え/ミサ仕え(Altar Boy; Mass Server)、教会委員、教会奉仕者/祭壇奉仕者、宣教奉仕者/朗読奉仕者、信徒奉仕者、聖体奉仕者、カテキスタ(Catechist) 執事、教会役員、教会奉仕者、アコライト(Acolyte) 教会委員(Member of the Vestry)、信徒奉事者(Lay Reader; Lay Worker)、アコライト(Acolyte)、オーガニスト(Organist)、サーバー(Server)、アッシャー(Usher)、オールター(祭壇を準備する当番をさす日本の表現)、Churchwarden、Parish Clerk 教職候補者/教職試補(Probationer)、長老(Elder)、執事(Deacon) 執事 役員、執事 信徒伝道者(Lay Preacher)、巡回伝道師(Travelling Preacher; Itinerant)、定住伝道師(Local Preacher)、教職試補(Preacher on Trial; Probationer)、勧士(Exhorter)、幹事(Steward)、組長(Class Leader)
一般的な信徒の行動規範 ローマ・カトリックとほぼ同じで、離婚は原則不可。婚配機密は生涯3回まで。地域によっては火葬も可 離婚・産児制限不可。教義は厳格だが、生活規範は寛容で、飲酒喫煙は罪悪視しない。火葬は長らく教会法で厳禁され、1963年に認められた 全体的に保守的だが、飲酒喫煙は罪悪視しないし、離婚も可能 比較的寛容。離婚は認めても「離婚相手が存命中は再婚不可」としていたが、緩和傾向にある。飲酒喫煙は罪悪視しない。社会事業への関心が高い 伝統的には教会規律を重んじ、自制心が強い。禁酒禁煙が基本だが、比較的寛容な人も ピューリタンと呼ばれた時代の生活様式は禁欲的で、厳格そのもの。現代ではリベラルなところが多い 禁酒禁煙が基本で、しばしば保守的な価値観をもつ 敬虔。聖潔を旨とする。厳格な禁酒禁煙。社会事業への関心が高い
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
主な地域
(* 印は法定教会としている地域)
東欧、中東中心。ロシア、ギリシャ*、ウクライナ、グルジア、セルビア、マケドニア、モンテネグロ、ルーマニア、ブルガリア、キプロス、アルバニア、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、アメリカ、イスラエル、シリア、ヨルダン、トルコ(コンスタンチノープル)、エジプト(アレキサンドリア)、フィンランド、カナダ、アフリカ諸国ほか 南米と南欧中心。ブラジル、メキシコ、アメリカ(とくにロードアイランド、マサチューセッツ、ルイジアナ、ニュージャージー、ニューヨーク、グァム島)、イタリア(1985年まで国教)、アルゼンチン*、コロンビア、ペルー*、ベネズエラ、フランス、スペイン(1978年まで国教)、ポーランド、ドイツ(とくにババリア、ザール地方)、チェコスロヴァキア、ポルトガル、ベルギー、アイルランド、オランダ、リトアニア、スロベニア、クロアチア、カナダ(とくにケベック以東)、スイス、ルクセンブルク、オーストリア、ハンガリー、マルタ*、リヒテンシュタイン、モナコ、サンマリノ、アンドラ、オーストラリア、ザイール、フィリピン、エクアドル、パナマ、プエルト・リコ、チリ、ウルグアイ、トリニダード・トバゴ、ボリビア*、コスタリカ*、エルサルバドル、パラグアイ、グアテマラ、ホンジュラス、ハイチ、キューバ、ドミニカ、ケニア、ザイール、ジンバブエ、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ヴェトナムほか 北欧とドイツ中心。ドイツ(とくに北部と東部)、ノルウェー*、フィンランド、スウェーデン*、デンマーク*、スロヴァキア、エストニア、ラトビア、アイスランド*、アメリカ(とくにミネソタ、ノースダコタ、サウスダコタ、ウィスコンシン、ネブラスカ)、カナダ、ナミビア、フランス(アルザス地方)ほか 旧英国植民地、現英連邦諸国を中心とした世界161カ国。イングランド*、スコットランド、ウェイルズ、北アイルランド、アメリカ(とくにロードアイランド、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、サウスカロライナ、ニューヨーク)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、ガイアナ、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ、ジンバブエほか スイス(ジュネーブ、チューリッヒ)、ドイツ(東フリースラント、リッペ、ベルリン)、オランダ、スコットランド*、北アイルランド、南アフリカ、韓国、ニュージーランド、カナダ、アメリカ(とくにワイオミング、ペンシルヴェニア、テネシー、ウエストバージニア、オレゴン)、ハンガリー、フランス、カメルーン、インド、フィリピン、ザンビア、オーストラリア、パキスタン、台湾ほか アメリカ、カナダ、英国 アメリカ(とくにミシシッピ、アラバマ、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ)、英国、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、ロシアほか アメリカ(とくにデラウェア、アイオワ、ウエストバージニア、カンサス、メリーランド)、英国、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、ナイジェリア、ガーナ、スリランカ、ビルマ、サモア、フィジー、西インド諸島、ケニア、シエラレオネ、香港、ジンバブエ、イタリア、象牙海岸、トンガほか
参考組織・教団名 Russian Orthodox Church(ロシア正教会)、Greek Orthodox Church(ギリシャ正教会)、Orthodox Church in America(アメリカ正教会) ローマ・カトリック教会:Roman Catholic Church Evangelical Lutheran Church(福音ルーテル教会)、Lutheran Church - Missouri Synod(ルーテル教会ミズーリ・シノッド) Church of England(イングランド聖公会/国教会)、Episcopal Church in Scotland/Scottish Episcopal Church(スコットランド聖公会)、Church of Ireland(アイルランド聖公会)、Church in Wales(ウェイルズ聖公会)、(Protestant) Episcopal Church in the USA(米国聖公会) Church of Scotland(スコットランド国教会)、Free Church of Scotland (1843-1929)(スコットランド自由教会)、Presbyterian Church (USA)(アメリカ長老派教会)、Reformed Church in America(アメリカ改革派教会) (United Church of Christ アメリカ・キリスト合同教会) American Baptist Association(アメリカ・バプテスト連合)、American Baptist Churches in the USA(アメリカ・バプテスト教会/旧 Northern Baptist Convention 北部バプテスト連盟)、Southern Baptist Convention(南部バプテスト連盟)、National Baptist Convention,USA(アメリカ・ナショナル・バプテスト連盟) Methodist Episcopal Church(メソジスト監督教会)、Methodist Protestant Church(メソジスト・プロテスタント教会)、United Methodist Church(米国合同メソジスト教会)
◆ホーリネス系 Church of the Nazarene(ナザレン教会)
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
日本における主な教団組織
(*印は現存せず)
日本ハリストス正教会教団、ロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエ、エキュメニカル総主教庁正教東方伝道会日本支部 カトリック中央協議会(カトリック教会) 日本福音ルーテル教会、近畿福音ルーテル教会、西日本福音ルーテル教会、日本ルーテル教団など 日本聖公会 日本キリスト教会、日本基督改革派教会、日本長老教会、カンバーランド長老キリスト教会、日本基督教団など 日本組合基督教会*、日本基督教団 日本バプテスト連盟、日本バプテスト同盟、日本バプテスト教会連合、日本バプテスト・バイブル・フェローシップ、日本基督教団(新生会)など 日本メソヂスト教会*、日本基督教団(更新伝道会)など
◆ほかに流れを汲む教団として、日本ホーリネス教団、救世軍、イムマヌエル綜合伝道団など
主な関連学校
(現在も教会が運営に関わっているとは限りません)
  Pontifical Gregorian University(ローマ)、Laval University(ケベック)、St. Joseph University(ベイルート)
上智学院、南山学園、英知学院、仁川学院、雙葉学園、聖心女子学院、聖マリアンナ医科大学、明治学園、純心女子学園、海星学園、熊本信愛女学院
Augustana College、Gettysburg College、Roanoke College、Valparaiso University(以上アメリカ)
ルーテル学院、九州学院、九州女学院、聖望学園、浦和ルーテル学院
Oxford University、Cambridge University(以上イングランド)、Trinity College (Dublin)(アイルランド)
平安女学院、プール学院、香蘭女学校、立教学院、立教女学院、聖路加看護学園、柳城学院、桃山学院、松蔭女子学院
Edinburgh University、Glasgow University(以上スコットランド)、Queen's University at Belfast(北アイルランド)
フェリス女学院、女子学院、梅光女学院、大阪女学院、宮城女学院、北陸学院、北星学園、金城学院、明治学院、東北学院、宮城学院、頌栄女子学院
Amherst College、Harvard University、Mount Holyoke College、Oberlin College、Olivet College、Yale University(以上アメリカ)
神戸女学院、松山東雲学園、共愛学園、同志社
Baylor University、Brown University、Mississippi College、University of Richmond(以上アメリカ)
尚絅女学院、捜真学院、関東学院、日ノ本学園、西南学院
Duke University、Emory University、Wesleyan University(以上アメリカ)
青山学院、横浜英和女学院、遺愛学院、東洋英和女学院、福岡女学院、広島女学院、弘前学院、東奥義塾、静岡英和女学院、山梨英和学院、名古屋学院、関西学院、広島女学院、活水学院、鎮西学院、順心学園
ゆかりの人物◆小説 イヴァン雷帝、ピョートル大帝、ニーコン総主教、ニコライ大主教、チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、ラファエル・フォン・ケーベル、フョードル・シャリャーピン、中井木免麿、山下りん、瀬沼夏葉、昇曙夢 ◆ドストエフスキー『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』、トルストイ『復活』、レスコーフ『僧院の人々』『封印された天使』、カザンザキス『キリストはふたたび十字架に』 スコットランド女王メアリ・ステュアート、フランシスコ・ザビエル、コナン・ドイル、チェスタートン、J・R・R・トールキン、ダミアン神父、コルベ神父、ヨハネ・パウロ二世、マザー・テレサ、J・F・ケネディ、遠藤周作、曾野綾子 ◆スタンダール『赤と黒』『パルムの僧院』、モーパッサン『女の一生』、イーヴリン・ウォー『ブライズヘッド再訪』、グレアム・グリーン『権力と栄光』、ジョルジュ・ベルナノス『田舎司祭の日記』 ライプニッツ、J・S・バッハ一族、ヘンデル、カント、ゲーテの生家、ヘーゲル、幼稚園創設者フレーベル、アンデルセン、メンデルスゾーン、キルケゴール、シュリーマン、イプセン、ブラームス、シュヴァイツァー、神学者ボンヘッファー、ロケット科学者フォン・ブラウン博士 ◆アンデルセン『赤い靴』、ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』、ディーネセン『バベットの晩餐会』 トマス・クランマー、ジョナサン・.スウィフト、ジョージ・ワシントン、ブロンテ姉妹、ルイス・キャロル、C・S・ルイス、フランクリン・ローズヴェルト、ダグラス・マッカーサー、ジョージ・ブッシュ、ツツ大主教 ◆オリヴァー・ゴールドスミス『ウェイクフィールドの牧師』、アン・ブロンテ『アグネス・グレイ』、トマス・ハーディ『テス』、ジョージ・オーウェル『牧師の娘』 アンリ4世、レンブラント、オランダ王室、グリム兄弟、デイヴィッド・リヴィングストン、ヘボン(ヘップバーン)、デイヴィッド・リヴィングストン、ウッドロー・ウィルスン、アイゼンハワー、エドウィン・ライシャワー ◆スピリ『アルプスの少女ハイジ』、アンドレ・ジッド『狭き門』、L・M・モンゴメリ『赤毛のアン』シリーズ オリヴァー・クロムウェル、ジョン・ミルトン、ストウ夫人の生家、ロバート・ブラウニング、作家アンブローズ・ビアスの生家、英国首相ハロルド・ウィルスン、カルヴィン・クーリッジ、孫文 ◆ホーソーン『緋文字』、エリザベス・ギャスケル『従妹フィリス』 『天路歴程』のジョン・バニヤン、トマス・クック(クック旅行社)、ジョン・ロックフェラー、ビリー・グレアム(グラハム)牧師、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師、ジョージ・ハーディング、ハリー・トルーマン、ジョン・カーター、ビル・クリントン ◆ソーントン・ワイルダー『終着地は天国』 蒋介石とその妻・宋美齢、孫文夫人宋慶齢、マーガレット・サッチャー、ヒラリー・クリントン、ユリシーズ・グラント、ウィリアム・マッキンリー、ジョージ・W・ブッシュ ◆シャーロット・ブロンテ『シャーリー』、ジョージ・エリオット『アダム・ビード』、トマス・ハーディ『当惑した牧師』、エドワード・エグルストン『巡回牧師』、J・L・カー『ひと月の夏』
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches
キーワード、特徴、内外からの形容など 神父(かみちち)、神子(かみこ)、神聖神(かみせいしん=聖霊)。至聖三者(=三位一体)。イイスス・ハリストス(=イエス・キリスト)。生神女(しょうじんじょ=聖母マリア)。神品(=聖職者)。宝座(=祭壇)。トロパリ(Troparion)。ハリスティアニン(=正教信者)。晩祷。伏拝。聖成(=聖別)。イコノスタス。至聖所。蝋燭。参祷。聖詠経(=詩篇)。真福九端。黒僧。白僧
最初の使徒的共同体の後継者と自認。儀式重視。伝統。十字架よりも復活を強調。ユリウス暦使用。民族単位・地域単位で自治独立。司祭の独特の風貌。接吻。聖歌はアカペラで歌う
アルメニア教会、コプト教会等はキリスト単性論派
ラテン語典礼文。ウルガタ訳聖書(Vulgate)。天主教。天主様(=神様)。イエズス・キリスト。聖母讃仰(さんぎょう)。御聖体への崇敬。聖遺物崇敬。ロザリオ(Rosary)。断食(Fast)。巡礼。煉獄(Purgatory)。リンボ(Limbo)。『禁書目録』(Index Librorum Prohibitorum)。破門(Excommunication)。聖水(Holy Water)。大罪(Mortal Sin)、小罪(Venial Sin)。キリスト磔刑像(Crucifix)。十字架の道行き(Stations of the Cross)。異端審問。免罪符(Indulgence)。無原罪の御孕り(Immaculate Conception)。聖母被昇天(Assumption)。めでたし(天使祝詞 Hail Mary)。イテ・ミサ・エスト(Ite, Missa est)。死者のための祈り。聖務日課(Divine Office)。射祷。レクイエム(Requiem)。アンジェラス(Angelus)。プレゼピオ(Precepio)。聴罪司祭。修道士/修道女の三誓願=清貧・貞潔・従順。司牧
十二使徒のひとりペテロを初代教皇とする。思弁的。体系的。聖人の祝日は地域で異なる。聖書をあまり読まない傾向。芸術のパトロン。「十誡」の区分けはルーテルと同じ
天職(Beruf; Calling, Vocation)。「律法から福音へ」「ドイツ・ミサ」。コラール(Chorale)。教会カンタータ(Cantata)
伝統的慣行はカトリックに近い。「十戒」の区分けはカトリックと同じ(資料室01 [十戒対照表 主の祈り])。地域と教団によってシステムにかなり幅があり、使徒継承に基づく監督(Bishop)がいる地域もある
祈祷書(Book of Common Prayer)(聖公会における「祈祷書」とは、礼拝式文や祈祷文(特祷)、カテキズム、旧約聖書の詩篇などを含む)。橋渡し的教会(Bridge Church)。アングリカン・コミュニオン(Anglican Communion)。ランベス会議(Lambeth Conference)カトリック的なHigh Churchから、福音派的なLow Churchまで幅が広い。英国では国教会の教会堂のみをchurchといい、他教派はchapel。現在は地域単位で独立自治。英国では紳士/支配階級の宗教。アメリカでは裕福なWASPの代表 総会(General Assembly)。大会(Synod)。中会(Presbytery)。小会(Session)。長老会(Presbytery)。ユグノー(Huguenot)。非国教徒(Nonconformist)。安息日学校
聖書をよく読む。安息日厳守。「福音から律法へ」「改革され続けていく教会」。説教が長く学術的。教条主義(Dogmatism)。規律重視。戒規。神学に強い。教師と長老の決議権は平等。主に英語圏の教会がPresbyterian Church、非英語圏がReformed Churchという。楽器や創作讃美歌を用いず、詩篇しか歌わない教会もある
独立派(Independents)。ピューリタン(Puritan)。非国教徒(Nonconformist)。アメリカン・ボード(American Board)平等。教理的寛容。体験。素朴な敬虔さ。フランク。リベラル。神学に弱い。個性と自由の尊重。信条の束縛性を強調しない。他教派(とくに長老派)と合併する傾向 アナバプテスト(再洗礼派/再浸礼派 Anabaptist)。非国教徒(Nonconformist)。受浸。旧称「浸(しずめ)教会」。信徒から選ばれた信徒伝道者(Lay-pastor)。ファンダメンタル(Fundamental)。ボーン・アゲイン・クリスチャン(Born-again Christian)。逐語霊感説(Verbal Inspiration Theory)。聖書無謬説。「教会の約束
良心の自由の強調。バプテストの「牧師」は職務の委託(説教、牧会、伝道他)であって、資格ではない。全世代を対象とした教会学校。感情に訴える説教。シンプル。平等。神学に弱い。アメリカ南部。黒人教会
★「非プロテスタント」=自分たちは初代教会の直系であり、宗教改革期にローマ・カトリックから枝分かれした教会ではないとする主張
年会(Annual Conference)。四季会(Quarterly Conference)。組会(Class)。牧会区(Pastral Charge; Circuit)。巡回制度(Circuit System)。恵みの座(Balustrade)。聖会(Convention)。共励会。野外説教。非国教徒
(Nonconformist)情緒的。神学に弱い。交わり重視。讃美歌重視。黒人教会。社会事業に積極的。牧師は信徒訪問に熱心で、声が大きいイメージ
翻訳者へのアドバイス 聖書を含め、すべてに独特の用語を使用。ニコライ訳の『新約』と『聖詠経』(詩篇)は現在も入手可能だが、旧新約を合わせた一巻組の聖書は出ていない。高橋保行司祭の著作は必読。
神戸正教会では教会スラブ語の祈祷が、また、ロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエの教会(東京都文京区)では、主にロシア語、部分的に日本語、ギリシャ語も用いた礼拝が行われている
ミサで使われる式文や、祈祷文には定型があるので、翻訳には必ず資料を当たること。基本はラテン語。聖書日課は全世界共通。祈りの本、辞典類共に豊富。第2ヴァチカン公会議(1962-65年)の前と後では、すべての面で大きな変化があるので要注意。ラテン語式文解読には『カトリック聖歌集』が有益。各国語のミサあり。日本にいる外国人司祭のなかで、英語圏出身者の比率はあまり高くない 同じルター派でも、地域でかなりシステムが異なるので注意。日本では1996年に『ルーテル教会式文』が出た。日本のルター派における教会用語の読み方は、あるときはドイツ語的、あるときは英語的で、統一性がない。英語礼拝の教会もある。現在は専門出版社がないこともあって、日本語の関連書の入手はやや困難 ローマ・カトリックと同様に、礼拝に用いる式文はあらかじめ決まっている。祈祷書の文は聖書と並びよく引用される。祈祷書は世界共通ではないが、日本の1959年文語版は1662年イングランド国教会版を訳す上で参考になる。祈祷書の詩篇は、伝統的にオリジナル翻訳(既訳聖書を流用しない)なので注意。英語礼拝の教会あり 教会規程や式文を出版している教団もあるが、名称などは組織によって若干異なる。カテキズムや信仰告白、説教集などの出版物も豊富。日本基督教団内部の長老主義教会の組織・全国連合長老会にも出版物がある 用語にあまりこだわりはない。現在日本では独立した教派としては存在していないため、関連出版物は限られている。また、英米でも合同教会に取りこまれたため、「会衆派」を単独で調べるのは難しくなっている 「洗礼」ではなく「バプテスマ」と書くことを除き、用語にあまりこだわりはない。アメリカ人宣教師のいる教会もある 現在日本では、単独の教派としては存在していない。ただし、日本基督教団内に旧日本メソヂスト教会の流れを汲む「更新伝道会」があり、ここで発行している「ウェスレー研究会パンフレット」シリーズが参考になる。
メソジストまたはウェスリーの教えをルーツとする教団には、フリー・メソジストやホーリネス系諸教会、救世軍など。ウェスリー個人の研究会もあり、研究書もそれなりに豊富。これらの研究書は、必ずイングランド国教会にも触れているので、聖公会を知る上でも有益
日本で礼拝に出るとき頼りになるもの(聖書と賛美歌集を除く) 主日の奉神礼用としては、緑の表紙の『主日奉事式』 薄いリーフレットの「聖書と典礼」、小冊子『キリストと我等のミサ(改訂版)』または『祈りの手帖』 その教会に備えつけてある式文と週報 『祈祷書』とその教会の週報、もしあれば聖書日課(A年、B年、C年) その教会の週報 左に同じ 左に同じ 左に同じ
世界におけるおおよその信者数 2億人以上 10億人以上 全プロテスタント教派のなかで、トップクラスの信徒数(ルーテル世界連盟によれば6540万人、資料によっては8000万人以上) およそ7000万人。資料によってはルター派を上回る 不明。世界改革教会連盟(WARC) は7500万人以上としているが、この数字には会衆派も含まれる (現在は合同教会に取りこまれた地域が多く、会衆派のみの信徒数を計ることは不可能) 1988年に約3500万人 約4900万人
教派 東方正教会 Eastern Orthodox Church; Orthodox Churches ローマ・カトリック Roman Catholic Church ルター派(ルーテル教会) Lutheran Churches 聖公会(イングランド国教会) Anglican Churches; Episcopal Churches 改革派/長老派 Reformed Churches; Presbyterian Churches 会衆派/組合派 Congregational Churches バプテスト Baptist Churches メソジスト Methodist Churches


◆文責・八木谷涼子 2003-2007

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