秋編は、第1話「万葉歌碑はハート色」、第2話「二度目の初恋」、第3話「フルムーン・ハネムーン」の3作で構成されています。実は第1話には第2話の登場人物である二人がレンタサイクルの客として、第2話には第3話の中年夫婦が観光客としてチラリと顔を見せていて、それぞれの世界がリンクされています。
第1話 「「万葉歌碑はハート色」 脚本:馬場 秀子
東京から奈良の中学校に転校してきた斎藤あすか(坂口あずさ)は考古学者の娘。彼女に恋をしてしまった同級生・竹内智也(光平崇弘)が祖母・絹江(三島ゆり子)の知識を借りて、あすかが興味を持つ万葉集の歌碑を巡ることになる。
主な配役
光平崇弘、坂口あずさ、三島ゆり子、御所中学校のみなさん
第2話 「二度目の初恋」 脚本:西村 有加
東京から出張してきたキャリアウーマン・大崎未来(中道裕子)が、人力車の車夫のバイトをする大学生・長谷川健吾(城土井大智)と出会い、癒されていく。
主な配役
中道裕子、城土井大智、冨家規政(富家規政)(写真)
第3話 「フルムーン・ハネムーン」 脚本:藤井 香織
後藤健夫(芝本正)という中年男性が、余命幾ばくもない妻・美砂(宮田圭子)とともに、新婚旅行で訪れた奈良を再び旅する。
主な配役
芝本正、宮田圭子、朝比奈潔子、奈良県のみなさん (語り・叶ゆり子)
応募総数:458件 (H19.9.18発表)
審査:井筒和幸(映画監督)、上野 誠(万葉学者・奈良大学教授)、今井雅子(脚本家)
【佳作】 3篇(順不同)
1. 馬場 秀子 「万葉歌碑はハート色」
2. 藤井 香織 「フルムーン・ハネムーン」
3. 西村 有加 「二度目の初恋」 ※今回「入選」については該当がありませんでした。