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2010年10月号/都筑せつり先生



都筑せつり先生は喜久田ゆい先生からのご紹介です。

 今月は喜久田ゆい先生のご紹介で都筑せつり先生を訪問しました。  東京に上京して19歳の時、角川書店刊「月刊ASUKA」にて『闇をかける子供』でデビュー。 その後雑誌の舞台を移し、現在は秋田書店刊「月刊プリンセス」にて『君は僕の虜なれ』を連載開始。大財閥を巡る後継者争いの模様を描いた作品は、昨年ドラマCDにもなり人気連載作品となっています。人と会うのが大好きだと言う先生、終始楽しく先生の人と成りを知る実のある会談でした。

都筑せつり先生/サイン色紙
誕生日
6月18日
血液型
AB型
最近ハマっている事
基本的に無趣味な方なのですが、お酒だけはやめられません。
最近お気に入りあるいは気になるマンガや作家
最近知り合った種村有菜さんのマンガはパワーがあって勉強させていただく所も多いですね。
愛用画材
墨汁、ゼブラGペン・丸ペン、シャーシンは、2Bです。



▼ご出身は…?

 富山県の北西部、加賀藩高岡城の城下町、高岡漆器で有名な高岡市です。「万葉の里」とも言われてとてもいい街です。

▼漫画は小さい頃から読んで…?

 「りぼん」や「なかよし」はもちろん読んでいましたけども、それ以外の少女雑誌は知らないくらいの低レベルでしたから、将来漫画家になりたいとか言うのもこの時点ではぜんぜんなく、どっちかと言うとケーキ屋さんになりたい方が強かったと思いますね。

▼漫画家になる信念は強くなかったと?

 そうですね、絵も描いていたわけではなかったですし、中学、高校の時は演劇に興味があったんですよ。演劇部では大道具の手伝いをしていたんですが、モノを出すというか作るということは好きで、演出とか脚本にすごく興味を持っていました。当時はライトノベルが流行っていて、その影響かもしれませんが将来は小説家になりたかったんですよね。

▼漫画に興味を持ったのは…?

 読むことは好きだったのですが、演劇仲間に同人誌をやっている子がいて、いつも話などを聞いていたら漫画を描いて表現したほうが簡単なんじゃないかな?って思ったんです。高校生くらいって何か変な自信があって怖いもの知らずと言うか、何でも出来そうだなって思っちゃうんですよね。

▼それで同人誌を?

 いや、もういきなり商業誌に描いた方がいいかなって思って投稿を始めたんです。高校2年の6月から投稿を始めて卒業までに11本投稿をしました。だんだん描くことが楽しくなっちゃってどんどん描いていた気がします。

▼それで漫画家になろうと?

 高校三年の後半になるとになると「進路」で決断しなくてはいけなくなってきたのです。大学へ行くか漫画を専門にやるかと言うことを考えたら、普通の仕事はやっぱりしたくないって思ったんですよね。それで恐る恐る親に漫画の勉強したいので専門学校に行きたいと言ったら、意外にも「いいんじゃない?」と言われ?爐茲?し、漫画家になるぞ!!?瓩鳩莪佞靴燭鵑任后?…投稿して5千円もらえた賞などがあり楽しかったのですが、さらに実力を上げるにはどうしたらいいかはなどは真剣に考えていませんでしたから、本格的にやるのならば勉強しなきゃいけないと思って上京して漫画専門学校に入学しました。

▼そこから順調に?

 月日が経ってペン慣れはしましたが、何か思うようにストーリーが出来ないと考え込んだりしていたのです。おまけに寮の子との人間関係などが重なったせいもあって、少し鬱気味になり悩んでいたんです。…ある時?爐修Δ?、今私もとても悩んでいるんだけれども、作品に私が悩んでいるような心理描写のようなものに重点を入れて漫画を描いてみよう。もっと「人間」ということに絞り描いてみよう?瓩辰道廚辰萄酩覆鮑討喇舛?始めたのです。その作品が角川の編集部さんに目にとまり、商業誌への第一歩となったんです。

▼担当がついて変わったことはありましたか?

 それまでは、読者を意識して描いてなく自己流でのびのび描けていたものが、読者に向けて真剣に描くということがまず第一の変化でしたね。でももっと苦しむかなぁと思っていたのですが、担当編集者にこういう風に描けばデビューできるよというようなことも教えてもらい、繰り返しやったらみたら意外と楽しく描けるようになってきたんです。…だんだん作画技術も上がってきて全然苦しいとは思わなかったです。むしろどんどん楽しくなっていった感じですね。

▼それでめでたくデビュー?

 そういう経験をしていくうちに、次作を描いたらデビューできそうだなって感じの時に掲載が決まったんです。でも結果的にはその雑誌の都合で掲載出来なかったのです。ガッカリしてしまったのですが、まもなく代理原稿が必要になった時があって、それに私の作品が使われることになってデビューした感じです。

▼アシスタントなどはそうするとすることもなく?

 いえ、結構色々なところにいってお手伝いさせてもらいました。技術的に上手くなるのは当たり前の事なのですが、長谷部百合先生のところでアシスタントをさせていただいていた時に、漫画家として精神的にどう立ち回るかが凄く勉強になりました。掲載をしたからといって天狗になってはいけないし、アシスタントをどう使うか、どうやったらモチベーションを上げられるか、作画するときにこういうところを計算してやるんだなぁ…と思いました。それと、読者や編集などからの要求をのみながらも自分の思いを入れるテクニック、それらすべて考えて描かなきゃならないというのが非常に勉強になりましたね。

▼先生の大切にしているところは?

 今月の胸が?爛?ュッ?瓩箸覆詆?分はココ!というのは入れるようにしています。そして読者が面白いと思ったのがキャラとか言ってくれるように気を使っています。自分が思っていてこれを伝えたいと言うのはあるので、それをキャラクターを通して反映できるようにするということですね。

▼ネームとかはすぐに出来るほう?

 プロット・ネームがなかなかあがらないんです。終着点はあるのに、どういう拠点が必要なのか色々考えているとキャラを動かすことができない、どう説明したらいいかが思いつかない、綺麗に説明つくところまでいかないとできなくて、自分の中で解決するのに時間がかかるんです。それでいて理屈っぽくない感じで、読んでいて面白い、それが全部動くとどうなるかって考えると時間がかかります。

▼今後描いてみたいものは?

 最近の若者はここを見てー!!っていうのがないっていうか、かっこいいものを全部いれてしまったようでまとまりがない感じがしているんですよね。そういう若者に対して、もっと人間だけがもつ魅力を押し出した作品を描いてみたいですね。

▼漫画家を目指す人にメッセージをお願いします。

 自分の描きたい世界観を見失わないよう楽しく描いて欲しいです。

▼次の先生を紹介してください。

 お知り合いになってから癒されっぱなしの氷堂涼二先生を紹介します。氷堂先生のするどいツッコミと元気な作風が大好きです。


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最新:漫画家インタビュー

氷堂涼二先生

プロになる前から同人誌活動をしており、その実力を認められプロデビューする。現在は新書館刊「月刊WINGS」にて『ナデプロ!!』を連載中。描き続けて来たそのキャラクターは繊細かつ綺麗と評判。これからの時代を担う漫画家の気持ちをたくさん聞くことができました。

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