フランス、リビア国民評議会を政府承認【ブリュッセル=林路郎】フランスのエリゼ宮(大統領府)は10日、リビアの反体制派組織「国民評議会」を「唯一合法的なリビア国民の代表」として認める立場を表明した。 事実上の政府承認にあたる。国民評議会を承認したのはフランスが初めて。フランスと国民評議会は、リビア北東部のベンガジとパリにそれぞれ大使を派遣する。 サルコジ仏大統領は10日、エリゼ宮で国民評議会幹部2人と会談し、承認を伝えた。リビアの最高指導者カダフィ氏に退陣を迫る国際世論を勢いづける狙いとみられる。ジュペ仏外相は同日、ブリュッセルでの欧州連合(EU)外相理事会を前に、「国際社会は新たなリビアの責任者と対話すべきだ」と語った。 一方、EUのアシュトン外交安保上級代表(EU外相)の報道官は10日、「一方的に承認を急ぐべきではない」と述べた。欧州議会は10日、EUに評議会の承認を求める決議を採択したが、フランスに追随する動きが広がるかどうかは不透明だ。ロイター通信などがリビアのメディアを引用して伝えたところによると、カダフィ政権はフランスとの国交断絶の検討に入った。 (2011年3月11日01時36分 読売新聞)
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