2009年10月20日
『こんにちはマイコミ?』マイコミジャーナルにインタビュー掲載
10月20日午前10時(と時刻まで書くのがオンラインメディア風?)、総合情報ポータルサイトのマイコミジャーナルに、すがやみつるのインタビュー記事が掲載されました。
題名は「次なる『こんにちは○○』の構想は? - インプット/アウトプットを繰り返す漫画家・すがやみつるに聞く」という長いもの。以下のような面映ゆい構成になっていますが、よろしければご覧あれ。
(1) すがやみつるは、まだ学び続けている!
(2) アウトプットへの傾注は、どうやら性分らしい
(3) 学びに教室なんていらない!
アクセスは、下のリンクからどうぞ。
■マイコミジャーナル:次なる『こんにちは○○』の構想は? - インプット/アウトプットを繰り返す漫画家・すがやみつるに聞く
題名は「次なる『こんにちは○○』の構想は? - インプット/アウトプットを繰り返す漫画家・すがやみつるに聞く」という長いもの。以下のような面映ゆい構成になっていますが、よろしければご覧あれ。
(1) すがやみつるは、まだ学び続けている!
(2) アウトプットへの傾注は、どうやら性分らしい
(3) 学びに教室なんていらない!
アクセスは、下のリンクからどうぞ。
■マイコミジャーナル:次なる『こんにちは○○』の構想は? - インプット/アウトプットを繰り返す漫画家・すがやみつるに聞く
2008年08月05日
■ミニFM放送の作り方
竹熊健太郎さんのブログ「たけくまメモ」では、たびたび出版メディアの終焉やインターネットの可能性について触れられていますが、それに関連して、他のメディアについての話題も出てきます。
7月31日に掲載された「竹熊さん、インターネットはヤバイですよ。」という記事では「海賊ラジオ」についての話題が出てきましたが、竹熊さんは電波系のメディアについては、あまり関心がないようで、たとえば「海賊ラジオ(放送?)」と「ミニFM放送」についても、それぞれを広義に解釈しているためか、少し混乱があるように見受けられました。
「海賊放送」については「非合法放送」の意味もありますが、1960年代後半あたりに、とくに東欧あたりで流行したものは、国家の主権の及ばない公海上を航行する船の上から、体制的な国営放送局しかないような国の住民に向け、ラジオ放送をおこなうものを指しました。当時の「地下放送」や「自由(フリー)ラジオ」といった言葉には、こんな政治的な臭いがつきまとったものでした。
1980年代に日本で流行した「ミニFM」は、電波法の許容範囲内(FM放送などに使われる322MHz以下、または150GHz以上の周波数の場合、無線機の発信源から3メートルで、電界強度が500マイクロボルト/m以内)であれば、無線局の免許は不要です。教材用のワイアレスマイクなどもそうですが、このような「微弱電波」であれば無免許で電波を発射しても違法にはなりません。しかも、このくらいの出力の電波でも、100~150メートルくらいは届きます。高いビルの上にアンテナを設置したりすれば、さらに到達範囲は広がるでしょう。
もちろん「ミニFM」であっても、電波法で制限された以上の強い電波を発射すれば、電波法違反で逮捕されることになります。事実、そのような「ミニFM放送局」もあり、関係者が逮捕されています。このような大出力の非合法FM放送局となれば、すでに「ミニ」ではないわけで、そのため「海賊放送」と称されることがあったのかもしれませんが、1960年代の「海賊放送」を知っている身からすると、ちょっと違和感があります。
また「ミニFM」の「ミニ」は、基本的には微弱電波のことを示しており、著作権法など別の問題はあるかもしれませんが、電波法には違反していないはずです。
ホイチョイ・プロダクション原作の『波の数だけ抱きしめて』という映画が1991年に公開されたことがありますが、この映画では湘南のミニFM放送局が舞台になっていました。
それより少し前、ミニFMがブームになった頃、ぼくも自分でミニFMの送信機を組み立てたり、西新宿で毎週放送されていたミニFM局に参加し、「スタジオ」で喋ったり、サーキットからレース速報をしていたりしたことがあります。
そのミニFM局について、自著の『マンガで挑戦 おもしろパーソナル・メディア』(講談社/1985年)という本の中で紹介したことがありますので、以下に、そのページを掲載させていただきます。20年以上前、日本全国でブームになったミニFMというものの一端が、多少はご理解いただけるのではないかと思います。ちなみに『マンガで挑戦 おもしろパーソナル・メディア』では、「ニューメディア」がブームだった1985年に、個人で情報発信ができるニューメディア(パソコン通信、パーソナル無線、ミニFMなど)を紹介した書き下ろし単行本です。
■『マンガで挑戦おもしろパーソナル・メディア――すがやみつるの作り方講座』
(講談社/1985年7月刊)より
(画像をクリックするとPDFが開きます)
注1:文中に音楽著作権のことが出てきますが、商用ではなくても、不特定多数の人が聴くことのできるミニFMで、勝手に音楽を流すのはマズイでしょうね、やっぱり。
注2:この記事は、たけくまさんのブログの内容を否定するような意図はありません。
7月31日に掲載された「竹熊さん、インターネットはヤバイですよ。」という記事では「海賊ラジオ」についての話題が出てきましたが、竹熊さんは電波系のメディアについては、あまり関心がないようで、たとえば「海賊ラジオ(放送?)」と「ミニFM放送」についても、それぞれを広義に解釈しているためか、少し混乱があるように見受けられました。
「海賊放送」については「非合法放送」の意味もありますが、1960年代後半あたりに、とくに東欧あたりで流行したものは、国家の主権の及ばない公海上を航行する船の上から、体制的な国営放送局しかないような国の住民に向け、ラジオ放送をおこなうものを指しました。当時の「地下放送」や「自由(フリー)ラジオ」といった言葉には、こんな政治的な臭いがつきまとったものでした。
1980年代に日本で流行した「ミニFM」は、電波法の許容範囲内(FM放送などに使われる322MHz以下、または150GHz以上の周波数の場合、無線機の発信源から3メートルで、電界強度が500マイクロボルト/m以内)であれば、無線局の免許は不要です。教材用のワイアレスマイクなどもそうですが、このような「微弱電波」であれば無免許で電波を発射しても違法にはなりません。しかも、このくらいの出力の電波でも、100~150メートルくらいは届きます。高いビルの上にアンテナを設置したりすれば、さらに到達範囲は広がるでしょう。
もちろん「ミニFM」であっても、電波法で制限された以上の強い電波を発射すれば、電波法違反で逮捕されることになります。事実、そのような「ミニFM放送局」もあり、関係者が逮捕されています。このような大出力の非合法FM放送局となれば、すでに「ミニ」ではないわけで、そのため「海賊放送」と称されることがあったのかもしれませんが、1960年代の「海賊放送」を知っている身からすると、ちょっと違和感があります。
また「ミニFM」の「ミニ」は、基本的には微弱電波のことを示しており、著作権法など別の問題はあるかもしれませんが、電波法には違反していないはずです。
ホイチョイ・プロダクション原作の『波の数だけ抱きしめて』という映画が1991年に公開されたことがありますが、この映画では湘南のミニFM放送局が舞台になっていました。
それより少し前、ミニFMがブームになった頃、ぼくも自分でミニFMの送信機を組み立てたり、西新宿で毎週放送されていたミニFM局に参加し、「スタジオ」で喋ったり、サーキットからレース速報をしていたりしたことがあります。
そのミニFM局について、自著の『マンガで挑戦 おもしろパーソナル・メディア』(講談社/1985年)という本の中で紹介したことがありますので、以下に、そのページを掲載させていただきます。20年以上前、日本全国でブームになったミニFMというものの一端が、多少はご理解いただけるのではないかと思います。ちなみに『マンガで挑戦 おもしろパーソナル・メディア』では、「ニューメディア」がブームだった1985年に、個人で情報発信ができるニューメディア(パソコン通信、パーソナル無線、ミニFMなど)を紹介した書き下ろし単行本です。
■『マンガで挑戦おもしろパーソナル・メディア――すがやみつるの作り方講座』
(講談社/1985年7月刊)より
(画像をクリックするとPDFが開きます)
注1:文中に音楽著作権のことが出てきますが、商用ではなくても、不特定多数の人が聴くことのできるミニFMで、勝手に音楽を流すのはマズイでしょうね、やっぱり。
注2:この記事は、たけくまさんのブログの内容を否定するような意図はありません。