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「おんちょ」と呼ばれた男の子

松江市出身の漫画家・園山俊二さんのこと

 皆さんは「園山俊二」という名前を聞いたことがありますか。あまり覚えがない人でも「ギャートルズ」や「犬のガタピシ」といえばほのぼのとしたやんちゃな絵が頭に浮かんできませんか。そうした温かのある漫画を描いて日本中の人から愛された人気作家が園山さんなのです。
 嬉しいことに、園山さんのふるさとは私たちと同じ松江市です。彼は生まれ育った松江を誰よりも大切に思い、また松江の良さを自分の中に一生大切に抱き続けてきました。それは園山さんの漫画を読めばすぐにわかります。彼の漫画の中には自然や動物など子ども時代に親しんだものがたくさん出てきます。
 そこで、園山さんの子ども時代を共に過ごした幼なじみであり義兄にもあたる信太内科医師に、個人の思い出について語っていただきながら、より身近に園山さんを知りたいと思います。

園山俊二プロフィ−ル
園山俊二さんの思い出

 園山さんは長い闘病生活の末、残念ながら肝不全のため病院で亡くなられましたが、入院中も好きな絵を描き続け、お見舞いに来た友人たちにもその意欲を見せていたそうです。
 「(亡くなる)10日前、病院へ行った時、もう余り意識がなかったのですが、耳元で『もう一度元気になって漫画を描かなくちゃだめじゃないの』と言ったら、『漫画描きたいんだよう』と言って右手を空中に上げ、ゴンベかペエスケを描くしぐさをしました。」(藤子不二雄A談)
 このように漫画をこよなく愛していた園山さんは、その穏やかで温かい人柄を誰からも愛されていました。「みんなに愛され、親しまれ、懐かしがられる人柄だった。35年という長い年月、園山さんと交きあって、どうしても嫌な思い出が一つもない。」(東海林さだお談)

 タイトルにある「おんちょ」というのは、子どもの頃からの園山さんのあだ名です。「おんち(音痴)」だったためだそうですが、大人になっても呼ばれ続けていたことから、可愛がられていた様子が伝わってきます。
 こうしていろいろな人から語られる園山さんを知れば知るほど、ご本人に直接お会いする機会がなかったことを、心から残念に思います。と同時に、私たちのふるさと松江からこんな素晴らしい人が生まれたことを、誇りに思います。

“園山さん素晴らしい漫画をありがとう”


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