1986年。ガルルとバッシャーの攻撃に倒されてしまった音也(武田航平)。ガルルにとどめを刺されそうになるが、偶然現れたゆり(高橋優)になんとか救われる。
 そのころ、一人の不気味な男が現れた。
「…罰ゲームだ……俺は俺に罰を与える」というと、自らの身体に電流を流しぶっ倒れる。が、心配して駆け寄った人のライフエナジーを奪い去り…。

 2008年。渡(瀬戸康史)と静香(小池里奈)は川でおぼれていた男性を助けあげる。おぼれていたザリガニを助けようと思って…、と奇妙なことを言うその男。どうやら記憶を失っているらしい。不憫に思った渡は自宅へと連れてくるが、バイオリンのニスに混ぜようと作ったシイタケのエキスを飲み干すなど、おかしなことを繰り返す。箸の使い方すらままならない男の面倒をみるという渡は、男に「大ちゃん」(高原知秀)という名前をつける。

 1986年。謎の男がゆりに声をかけてきた。
「お前、宝くじで3000万以上当たったことがあるか?」。
 新たなナンパか、と笑っていたゆりだったが、男の顔を見て顔色を変える。
 母を殺した憎き男、ルーク(高原知秀)だ!
 あわてて後を追うゆりだったが見逃してしまい…。

 2008年。仕事の邪魔をする大ちゃんを珍しくきつい言葉で叱った渡。いなくなった大ちゃんを探していると、なんと定食屋の少女・恵里子(西田奈津美)の自転車を直している。渡も手伝い自転車を無事に直し終えると、恵里子は「お礼にご馳走する」と言って去っていく。足がしびれて立てない渡は大ちゃんにおぶってもらって自宅へ。2人はすっかり仲良くなって…。

 1986年。ゆりがルークを見つけ出した。母の仇、と襲いかかるが、ルークはなんなく受け止めると、あっさりゆりを倒してしまう。そこへ今度は次狼(松田賢二)が現れた。次狼にとってもルークはウルフェン族の仲間たちを死に追いやった憎き相手。次狼はガルルに変身、ルークもライオンファンガイアとなり、激しい戦いを繰り広げる。
  が、ライオンファンガイアに圧倒されたガルルは変身を解除、次狼はイクサとなってファンガイアに襲い掛かるのだが…。

 2008年。記憶が戻りつつあるのか、大ちゃんが頭を抱えて突然苦しみ始めた。そして、なんとライオンファンガイアに変身。人間に襲い掛かる。
 異変を察知した渡はキバに変身、ガルルフォームとなってライオンファンガイアに立ち向かう。その正体が大ちゃん=ルークであるとも知らずに…。

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脚本:井上敏樹
監督:長石多可男
アクション監督:竹田道弘
(ジャパンアクションエンタープライズ)