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【レビュー】

海底探索から火星まで「Google Earth 5.0」betaで行く

1 Google Earth 5.0 beta の概要

2009/02/25

竹中貴一

    Googleから「Google Earth 5.0」betaがリリースされた。目玉の新機能は、海中を探索できる[海洋]レイヤ、古い映像が見れる「過去のイメージ」、自分が閲覧した場所を簡単に再現できるツアー機能である。さらに火星を見ることができる機能が追加された。

    [海洋]レイヤは、海底内を3D表示で見ることができる。そして、14種類のレイヤを利用して、「難破船」「ARKive:絶滅危惧種」「海洋保護区」などの情報にアクセスでき、過去のイメージは、登録してある過去のイメージ写真を連続して見ることができる機能でその場所の変化の履歴を時系列で確認できる。温暖化による氷河後退、海洋侵食や都市の開発の様子などを確認できる。

    ツアー記録機能は、今までもあったが今回はマクロ機能のように記録ボタンを押して終了するときは停止ボタンを押すという簡単操作。演出のためのサウンドトラックやナレーションを後で追加することもできる。

    「Google Earth 5.0」には、それぞれ3D機能の強化や画像の解像度のアップなど専門用途に機能強化された「Google Earth プロ」と企業ユーザー用の「Google Earth Enterprise」がある。「Google Earth プロ」は有料で$400、7日間無料使用できる。

    推奨環境や動作環境は同社のWebで確認できるので参照してほしい。

    「Google Earth 5.0」で海中探検をする

    「Google Earth 5.0」で新規に追加された海中遊泳機能の使い方はいたって簡単。海上で水面の高度までクローズアップしていく。今までは、ここから先はクローズアップできなかったが「Google Earth 5.0」では、ここからさらにクローズアップすることで海中にもぐることができる。

    海中にもぐってからは従来どおりマウスを使う場合はホイールを押したままマウスを前後に動かすか、Shift キーを押しながらスクロールするか、表示メニューからナビゲーションを表示させて、その表示させたコンパスの上ボタンを押すことで画面を傾斜させることもできる。これで海中の隆起の様子を確認できる。海中内の様子は地上に比べて粗いがちょっとした海中ダイビングを楽しむことができる。

    マリアナ海溝部分。深い溝のように見えないのが残念

    天皇海山群の中から後白河海山と後三条海山。海底山脈の様子がよくわかる

    ハワイ近くの海底火山


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