関越道バス事故:陸援隊社長を逮捕 名義貸しの疑い
毎日新聞 2012年05月28日 11時01分(最終更新 05月28日 14時15分)
群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバス事故で、同県警捜査本部は28日、バス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)社長の針生裕美秀(はりう・ゆみひで)容疑者(55)を道路運送法違反(名義貸し)容疑で逮捕した。また運転手の河野化山被告(43)=自動車運転過失致死傷罪で起訴=についても、同法違反(無許可営業)容疑で再逮捕した。2人とも容疑を認めているという。
針生容疑者の逮捕容疑は、11年8月ごろから事故のあった今年4月29日まで、河野容疑者に「河野交通」の屋号で無許可営業させるため、陸援隊の名義を貸したとしている。河野容疑者の再逮捕容疑は、11年12月17日から18日に、東京都内で無許可で中国人観光客のツアーを実施したとしている。運行には、5台以上のバスを所有し国の許可を受ける必要があるところ、4台しか所有していない河野容疑者に代わり陸援隊の名義を貸して無許可営業をさせていた。