妖怪トップ | 妖怪もくじ | 妖怪あいうえお順 | さとり-2 | ふた口女 | 妖怪キッズ  2005年9月15日

No17. 覚(さとり)


妖怪 さとり


妖怪 覚(さとり)

人の言葉を話し、人の心を読むことができる妖怪です。

むかし、むかし、山中を旅人が歩いていると、
目の前の木に全身(ぜんしん)毛むくじゃらのサルのような大きな生き物がぶらさがっていた。

<さっきまでいなかったのに、いつの間に?おかしいな〜??>
と思っていると、

「おまえ、いまおれがとつぜんあらわれて、おかしいな〜、とおもっただろう。」
と言った。

<サルがしゃべった!>
とおどろくと

「サルがしゃべった、とおもっただろう。」

「こわくなってにげようとしているな。」

と、思っていることすべてを見すかされてしまい
旅人は腰(こし)をぬかしてその場にしりもちをついてしまいました。

すると、その時はいていたぞうりが脱げて、さとりのほっぺたにばちんと当たってしまいました。

さとりは
「おまえ、なにするかわからないやつだ。おそろしい。」
と言って大急ぎで山奥へにげていってしまいました。

思わずおこった偶然(ぐうぜん)のできごとに、
(しりもちをついたひょうしにぞうりがぬげて、さとりに当たってしまった事)
心の内を読めなかった、と思いこんでしまった妖怪さとりは、
(人間てこわいな〜)と思ったのでしょうね。

そう、(人間は、ぞうりをさとりのほっぺに当てようと思っていたが、
それをさとりは、さとれなかった)と間違って思いこんでしまったのです。
それで、人間の気持、なんでも読めると思ったけど、
そうじゃなかった、こうさんだあー。

人間の勝ちかな??



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