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村上の田植踊り復活、全国大会で華麗な踊り

「ふるさとの祭り2012」で披露された村上の田植踊り=菅野靖撮影

 国内外の68団体約1300人が参加する「地域伝統芸能全国大会」が27日、福島県郡山市と会津若松市の計3会場で開幕した。

 同県南相馬市小高区の村上地区に伝わる「村上の田植踊り」は、東日本大震災で途絶えかけたが、この大会が復活の舞台となった。津波で保存会メンバー12人が犠牲になり、衣装なども流失。残ったメンバーも原発事故で各地に避難していたが、今年8月に練習を再開し、全国から寄せられた支援金で衣装も作り直した。

 JR郡山駅前の会場で22人が華麗な踊りを披露。保存会会長の中島久尚さん(78)は「一生懸命頑張る姿を見せることができ、再出発となった。支援してくれたみなさんに感謝したい」と喜んだ。郡山市昭和の主婦(59)は「震災で大変な思いをしたのにすごい。心の中に秘めた力強さを感じました」と拍手を送っていた。

2012年10月27日19時35分  読売新聞)
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