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2012年1月12日(木) 東奥日報 ニュース



■ JR北海道が貨物高速走行に意欲

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コンテナを積み込んだ貨物車両(右側)を引き込む筒状の「トレイン・オン・トレイン」実験車両(左側の2両)。貨物車両を積んだまま、青函トンネルを新幹線並みの高速で走行する計画だ=2010年4月、札幌市東区
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 JR北海道の小池明夫社長は12日の定例記者会見で、北海道新幹線開業後に貨物列車と青函トンネル(約54キロ)を共用する新幹線の減速を避ける策として、貨物列車を筒状の車両に積んで高速走行させる「トレイン・オン・トレイン」の導入に強い意欲を示した。導入は「(2015年度の)新函館開業から札幌延伸までのできるだけ早い時期に」として、車両開発などを急ぐ意向を明らかにした。

 道新幹線は新青森−新函館間を最高時速260キロで走るが、青函トンネル内で貨物列車とすれ違うと、風圧で貨物列車のコンテナがへこむ危険性があるため、同トンネル内は当面、在来線特急並みの時速140キロに減速する。260キロ走行なら4時間43分の東京−札幌間は、減速で18分長い5時間1分になる見通しで、新幹線の性能が十分生かされない。

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 小池社長は「減速を解消する方策は貨物列車が新幹線並みの速度で走るしかない」と述べ、トレイン・オン・トレインの有効性を強調。ただ、車両開発費や貨物列車積み降ろし基地建設費など、総額1千億円以上かかるとされるため「私どもだけではできない」として、国に助成を要望していく考えも示した。

 同社は05年度から、時速200キロで走れるトレイン・オン・トレインの研究開発を始め、現在はJR貨物と共同で貨物列車を乗せる台車の開発などを進めている。

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