政治選挙改革、民主ジレンマ 「定数削減」先送りは離党ドミノの引き金+(1/2ページ)(2012.11.7 07:01

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選挙改革、民主ジレンマ 「定数削減」先送りは離党ドミノの引き金

2012.11.7 07:01 (1/2ページ)民主党

 ■週内決着先行き見えず

 民主党は6日、野田佳彦首相が衆院解散に踏み切る条件の一つとした衆院選挙制度改革について、政治改革推進本部(本部長・安住淳幹事長代行)で議論を開始した。会議では「一票の格差」是正と定数削減を同時決着させる従来方針を確認したが、執行部には野党の求めに応じ格差是正を先行させる案もくすぶっている。政権幹部間の思惑も入り乱れており、週内決着に向けた先行きは見えない。

 ◆0増5減切り離しも

 民主党は通常国会に(1)選挙区の0増5減(2)比例代表定数の40削減(3)比例代表のうち35議席に中小政党に有利な連用制を導入-を柱とする改革案を提出したが、廃案となった。

 この日の推進本部役員会では安住氏が「これまでの基本路線は変えないで進めたい」と切り出し、出席者から異論は出なかった。だがここに来て、政権幹部からは0増5減の先行処理を促す発言が飛び出すようになった。

 岡田克也副総理は6日のTBS番組で、「定数是正(定数削減)ができないと解散できないわけではない」と定数削減の先送りに言及。安住氏も3日、法案の国会提出に関し「より現実的な対応を取る」と、0増5減案を切り離して審議する可能性に触れた。

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