国際シリア憲兵隊司令官が離反 反体制派に合流と宣言2012.12.26 22:50

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シリア憲兵隊司令官が離反 反体制派に合流と宣言

2012.12.26 22:50

 【カイロ=大内清】シリア憲兵隊司令官のアブドルアジーズ・シャラール少将は26日までに、動画投稿サイトに掲載したビデオ声明で、アサド政権を離れ反体制派に合流すると宣言、ロイター通信によると政権側の治安当局者も同日、司令官の離反を認めた。軍の離反者としては最高位の一人。反体制派が支配地域を拡大する中、政権側の士気低下がさらに進みそうだ。

 シャラール氏は声明で、「軍は国を守る責任を放棄し、殺人集団に成り下がった」などと非難。「(軍では)多くの者が離反を望んでいるが、監視が厳しくなっている」とも指摘した。シャラール氏はシリアを脱出し、現在は反体制派武装組織が拠点を置くトルコ南部に滞在中とみられる。

 一方、シリアの在外人権団体は26日、北部ラッカ県の村で、政権側の砲撃により子供8人を含む約20人が殺害されたと述べた。同団体によれば、ここ1週間だけで全土で千人超が死亡、昨年3月以降の死者数は4万5千人に達した。

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