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大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ

このところ「大麻汚染」についてのニュースが多いが、大麻の種を10粒もっていたぐらいで逮捕する国は、先進国にはない。アメリカの大統領選挙と一緒に行なわれた住民投票では、多くの州で大麻は合法化されるかきわめて軽微な罰則になった。

もちろん大麻に問題がないわけではない。しかし、その毒性も依存性も、アルコールやタバコより低い。大麻にこれほど大騒ぎするなら、日本も禁酒法をつくり、喫煙者を逮捕しなければ論理的におかしい。こんにゃくゼリーを禁止するなら、餅の販売も禁止すべきだ。ついでに、あなたを殺す最大のリスクである自動車も禁止すべきだ。

世の中にはさまざまなリスクがあり、それをゼロにすることは必要でも可能でもない。タバコの社会的コストは5兆6000億円という推定もあり、大麻とは比較にならない。タバコのリスクを「自己責任」で認めるなら、同じ理由で大麻も合法化すべきだ。フリードマン以来、指摘されてきたように、コカインのような麻薬でも、その健康被害より(非合法化による)麻薬取引にからむ犯罪被害のほうが多い。麻薬ですらない大麻で逮捕するのはナンセンスだ。
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コメント
 
 
 
嗜好品 (kikiextra)
2008-11-16 10:35:02
アルコール、タバコ、カフェイン等の嗜好品と比較しても、身体依存性はほとんどない大麻が(精神依存性は弱いが認められる)、麻薬扱いを受けているのは、不当な扱いとの印象はぬぐえませんが、アヘン戦争前後の、歴史的経緯が、この社会的扱いに関係しているかもしれませんね。大麻が、他の麻薬への入り口になっているという、ゲートウェイ理論には、科学的根拠が希薄です。
しかしながら、日本では、大麻法により、厳しい罰則が設けられており、若者がそういう現実社会の罠に引っかからないように望んでいます。
 
 
 
いつものイナゴです (田中健)
2008-11-16 10:38:43
言うまでも無い事ですが、大麻を合法化する場合どうやって課税するのかが問題になりますね

タバコと同じように専用の課税方法を追加する事になりそうですが、今の年功序列で縦割りで出る杭は叩き壊すような保守的な日本の政治家にそれをやる能力は無いでしょう。

民意無視、過度の弱者救済や規制など、いまや当たり前になってしまっている事自体が日本の問題点なんでしょうか

とりあえず野田聖子議員が蒟蒻問題にどう落とし前を付けるのか、その辺りが楽しみですね
 
 
 
どちらが非人道的? (りゅう)
2008-11-16 10:46:32
池田先生

まっとう且つ勇気あるご発言ありがとうございます。

小生は、大麻が事実上合法、認可店舗にて商品として販売されている、オランダに10年以上在住しております。オランダでは、法的に不明瞭な時代を経て、1970年代の半ばから、大麻の実質合法化がなされていますから、十分なデータがありますが、個人的な実感としても、社会一般の意見としても、大麻の(大麻に限っての)非合法化は弊害の方が多いというのが、偏りのない平均的な意見だと思われます。


むしろ、日本での大麻取締り法違反者に対する大手マスコミの扱い方に、「はたして大麻は収監を伴う警察・司法にて取り締まるべき性質の物なのか」という、今回池田先生が上げた点がほとんど見受けられないこと、、あるいは大学等教育機関の違反者に対する対処の硬直性に驚かされるほどです。

無論、踏み石論と呼ばれる問題を始め、合法化を安易に考えるべきではありません。ただ、科学に基づく合法化の議論もほぼ行われずに、ダメダメといい続けるだけ、あるいは、道徳的には非行行為とも言えないようなことをしただけの者に厳罰を与え、社会生活を困難にさせるようなことでは、大麻の蔓延を防ぐことさえできないでしょう。

若者は、不合理な規制や世間には反発するものですから。この場合大人気ないのは、大麻が何であるのかを正確に知りもしない、大人たちのほうですから。

ただ、リンクを貼られたウィキペディアのページを見ていますと、冷静な議論がなされていますから、これもやはり、大手マスコミを行政司法が、現実についてこれてないだけなのでしょうか。

最後に念のために言っておきますが、法律を破るときは気合を入れて各自の倫理を持ちましょう。安易にやるものではありません。世間をなめては、戦いさえもできませんから。
 
 
 
逮捕するのはナンセンスだが (x-accountant)
2008-11-16 11:56:41
大麻自体が大騒ぎするような有毒なものではなく、タバコのほうが実害は大きいというのはそのとおりでしょう。法を改正して、合法化することもアリだと思います。
しかし、20歳過ぎて、世間がどう反応するかすらわからず(あるいはバレナイだろうと甘く見て)大麻を所持しているような人間は、将来、田母神氏より悲惨なレベルにしかならんです。
早慶を中心に、都内や関西の有名大学の学生が摘発されているようですが、こうも世の中を甘く見て危機感が欠如した連中では、将来、既得権の保持しか頭に無いゾンビ大企業やゾンビ役所やゾンビ農家を再生産することしかできないでしょう。
大麻自体の問題より、こういう世の中を甘く見すぎている連中が野放しになっていることが問題です。真面目にやっている学生達のほうが可哀相ですから、大麻所持者は実名公表して個人責任を明確にしたほうが良いですね。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2008-11-16 12:55:04
大麻はタバコよりも依存性が低く、効果も持続しやすいと聞いたことがあります。
ということは、合法化して課税しても旨みは少ないでしょう。

似たような議論に賭博がありますね。
 
 
 
日経社説の事実歪曲表現 (りゅう)
2008-11-16 13:09:21
たびたびすみません。

日経新聞11/15日社説に
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081114AS1K1400614112008.html

>たしかにオランダなどでは規制が緩いが、これは大麻がはびこるなかで、より有害なコカインなどハードドラッグを封じようとやむなく限定使用を認めた策だ。決して「晴れて合法」ではないと知るべきである。

とありますが、全国紙の社説にあるまじきレベルの事実歪曲ですね。

繰り返しますが、私はオランダに10年以上住んでいますが、オランダの大麻政策について数行述べようとして、どこをどのように取材をしたら引用部のような言葉が数行出てくるのか全く理解できません。一切事情を知らないまま書いているのか、思い込みに合わせて、また聞き、またまた聞き、で書いたりしているのでしょう。

ジャーナリストとして、真実を伝え、権力や多数に阿ず、違う視点を提示する、という気概や責任はないのでしょうか。社説ですよ、日経さん。大麻を吸って捕まっている学生の方がまだ気概があるような気がしてきました。


池田先生のブログを読んでいらっしゃる有志の新聞社の方々、オランダまで是非取材に来てください。ご案内します。コメントの名前のところをクリックしていただければ、私に繋がりますので。

文章を書けとおっしゃるなら、それも、署名の上、責任を持って書きます。

なんか、おさわがせして、すみません。別に大麻はいいんですけど、マスコミの付和雷同な姿勢ががまんならんのです。

アサヒもこちらで
http://www.asahi.com/national/update/1116/TKY200811150259.html


海外ですので、私は、日本の新聞を紙で見比べられる状況にありませんが、おそらく一紙も、今回の池田さんや私の問題提起をとりあげた新聞はないのではないかと危惧します。

そんなのジャーナリズムとは呼べません。



 
 
 
もうひとつ (りゅう)
2008-11-16 14:16:23
日経引用

>たしかにオランダなどでは規制が緩いが、これは大麻がはびこるなかで、より有害なコカインなどハードドラッグを封じようとやむなく限定使用を認めた策だ。決して「晴れて合法」ではないと知るべきである。

仮に日経さんのおっしゃる通りだとして、より有害なハードドラッグがオランダで封じられたか?封じられてはいないですけど、ハードドラッグの中毒者は減った、周辺国より少ない、というのが定説です。(それは事実)

であるならば、日本で、麻薬における問題の、より本質的で深刻な問題は明らかに覚せい剤なのですから、その問題を減じさせるために、正しい情報を提供しつつ、大麻は非犯罪化する、という方策は実際に考えられうるのではないでしょうか。

池田さんの提議は、フリードマンのマーケット・レッセフェールの方からでした。すみません話がずれてしまって。

ずれたついでに、申しますと。マインド・レッセフェールの方からはチョムスキーも大麻合法化賛成を言明しています。あちことでみつかりますが、
http://jp.youtube.com/watch?v=rmxonXaq9NY
でも。

あと、ジョージ・ソロス氏なども、合法化推進派で有名ですね。ジョンレノンだとかはもちろん。ポールマッカートニーを捕まえた国がありましたね。いけないいけない。
 
 
 
Unknown (TT)
2008-11-16 14:45:40
確かにWHOなども、大麻はアルコールやタバコよりも害が少ない、と明記していますが、同じくWHOが発表した論文の中には「アルコールやタバコよりも害が少ないというのは科学的に明確ではない」としている物もあります。また、精神科医の中には、大麻によって精神病を引き起こすと主張している人もいます。

それに、文化が違う以上、欧米の見解をそのまま日本に当てはめるのは乱暴に過ぎます。法律というのは、その国の宗教的・文化的見地からも形作られるべきです。中島らもも、大麻は開放されるべき、とマスメディアで大々的に主張しましたが、それに同調する日本人は殆どいませんでした。大麻は、少なくとも現在の日本人は嫌悪する物品であるので、安易に規制を緩めるべきではないと思います。

議論をして、長い年月をかけて世論が転換して、初めて規制を緩めるべきかを議論すべきです。長すぎる、と言われるかも知れませんが、それが民主主義です。単に「今の法律はおかしい。改正しろ」と頭ごなしに主張するのは、他人から反発を買うだけです。規制に賛成している人間もいる以上、そちらの主張にも耳を傾けるべきです。例え、感情的な理論であろうとも。科学的な見解のみを法律で規定してしまおうというのなら、極端な話、神の存在を主張する宗教という宗教を徹底的に弾圧してしまわなければなりません。神など存在しないのですから。

それに、欧米の国は大麻を「アルコールやタバコよりも害が少ない」と主張しているわけではありません。もし、そのような見解を支持しているのなら、大麻もアルコールやタバコと同じく「量」による規制も撤廃されるべきですが、無制限に保有して良いとしている国は、殆どありません。大麻はあくまでも害がある物である事は間違いないからです。

> 今の年功序列で縦割りで出る杭は叩き壊すような保守的な日本の政治家にそれをやる能力は無いでしょう。

第三のビールは、売れると判れば瞬時に課税しました。能力がないというのは、根拠がありません。大麻も売れるとなれば課税されるでしょう。

そもそも、ヨーロッパで規制されてないから良いんだ、という短絡的な思考はおかしいと思います。それをいうなら、日本では児童ポルノの単純所持は違法ではないから、(アニメなど、被害者がいない場合でも所持を禁止している)欧米はおかしいと言う事も可能です。

ちなみに、欧米に支配され、欧米の文化が根強く残り、公用語が英語のシンガポールでも、大麻所持だけで死刑判決が下される事もあります。大麻は、東洋文化においてあまり好まれる物ではありません。日本だけが特別ではありません。

 
 
 
Unknown (閑話ノート)
2008-11-16 15:53:59
>もちろん大麻に問題がないわけではない。
>世の中にはさまざまなリスクがあり、それをゼロにすることは必要でも可能でもない。
本稿の池田先生のご指摘は、リスク評価とその対応への行政コストのかけ方についてバランスを考えよ。と警鐘を鳴らしたものと思います。
マスメディアのバイアスのかかった報道もしかりです。
 
 
 
麻の実 (Inetgate)
2008-11-16 16:27:51
そういえば、調味料の七味に入っている麻の実と大麻は同じ原料でしたね。
一瓶に10粒ぐらいは入ってそうな気が...
 
 
 
何をいまさら (NAO)
2008-11-16 16:41:47
こんにちわ。いつも拝見させて頂いております。
正直何を今更騒いでいるのかな、というのが正直な感想です。
20年位前から渋谷の高校生が大麻をやっているという話はありました。暴力団などの資金源となるから、というのも学生を逮捕する理由にはならないと思います。あと厚生労働省の管轄というのも気に障りました。
とは言え私自身はやったことがないのですが。
 
 
 
大麻の流通過程に問題が・・・ (til)
2008-11-16 18:29:20
仮に大麻を合法化するとなると、大麻によって莫大な利益を稼いでいる裏の方々への資金流出をおおやけに認めてしまうことになる気がします。
すでに大きな裏マーケットが形成されているからこそ、所持だけでも逮捕するくらいの厳罰化が妥当かと。

じゃーパチンコは放っといていいのか!ってな話しにもなりますが・・・
 
 
 
Re: 大麻の流通過程に問題が・・・ (池田信夫)
2008-11-16 18:39:36
本文にも書いたように、麻薬の被害よりそれが非合法に取引されることが「裏の方々」の資金源になっているのです。合法化すれば、そういう連中がもうかるような値段にはならない。酒やタバコに暴力団がからんだというのは聞いたことがないでしょう。

同じことは、賭博にも売春にもいえます。タバコを高率の税金でコントロールするなら、同じ方法で大麻も規制すればいい。
 
 
 
タバコをなんとかして欲しい (IT土方)
2008-11-16 19:52:28
大麻は一人で楽しんで他人に迷惑かけないならかまわないと思いますが、まずタバコを制限して欲しいですね。日本はタバコに甘すぎですね。公共の場で禁煙。珈琲が好きなので喫茶店などによく入るのですが、タバコ臭くてたまらんです。某コーヒーチェーン店などは毒ガス室にいるような気がします。まあ税金を上げて1箱千円ぐらいにしてもいいですが。酒とタバコは税金もっと上げてもいいと思います
 
 
 
なんでも丸呑み (bobby)
2008-11-16 23:42:33
>中島らもも、大麻は開放されるべき、とマスメディアで大々的に主張しましたが、それに同調する日本人は殆どいませんでした。

それが日本の文化であるというのは大きな誤解でしょう。日本人が大麻の害を理解しているというのも間違いです。いまの状況は単に、政府のプロパガンダを意識を植え付けられているだけで、だれも自分の脳みそで考えて判断していない。あなたのようにね。

>大麻はあくまでも害がある物である事は間違いないからです。
酒やタバコほども害はないというのが一般的な理解のようです。

>大麻は、東洋文化においてあまり好まれる物ではありません。日本だけが特別ではありません。

中国やベトナムあたりでは阿片が、インド周辺では大麻が使われていた歴史がありますね。政府が大麻、麻薬、覚せい剤を嫌うのは、管理コストが増大するからでしょう。
 
 
 
犯罪的行為 (kikiextra)
2008-11-16 23:44:43
健康被害は甚大で、その社会的コストを勘案すれば、タバコの禁止、ないし 積極的抑制は妥当な行政的判断となりうるでしょう。少なくとも、タバコを美化したり、使用を促進するような宣伝行為は、禁止すべきでしょう。マスコミにおける現行の宣伝行為は、犯罪と同等の、反社会的行為だと考えています。
また、ドリンク剤に含まれるカフェインの含有量にも、隠された詐欺まがいの悪意を感じています。
 
 
 
Unknown (カイト)
2008-11-17 00:32:57
いつも拝見させてもらっています。
ただ今回は、誘惑に負けた克己心の弱い大学生たちを擁護する姿勢は、到底理解することはできません。
日本の法律で禁止されていることは、小学生でも知っていることです。
それであっても、麻薬を吸うという理性の無い行為を隠れて行い、警察から検挙されるまで平然としていた大学生をかばうのは、道徳的退廃ではないでしょうか。
警察には、もっとどんどん検挙してほしい。
 
 
 
誤解なきよう (池田信夫)
2008-11-17 01:27:36
なぜかこの短い記事がすごいアクセスを集め、「はてなブックマーク」のトップを飾りましたが、私は大学生をかばっているわけではない。逮捕するほどの犯罪じゃないといっているのです。

メディアの取り上げ方も「大麻汚染」とか「一流大学生の転落」とか、センセーショナルなものが多い。警察が入ればどんなにたたいてもいいという記者クラブ根性で、大麻の毒性については何もふれない。大麻ぐらいで10年以下の懲役という異常な重罰にも疑問をもたない。救いがたいですね。
 
 
 
順法意識(したがう)と遵法意識(とうとぶ) (りゅう)
2008-11-17 04:31:28
例えばカイトさん

法律が誤っている可能性もあるかもしれないと、ひとまず、考えてみることさえも、全く受け入れられないでしょうか。思考実験だけでも。

個人ならばともかく、少なくともマスコミには、そのような複数の視点から出来事を観察する姿勢が、常に必要ではないでしょうか?法律の不備や誤り(があったとしたならば)を正していこうとすることも遵法意識のひとつではないでしょうか。

日本における大麻取締り法及びその運用に関しては、事実を、社会的コストを、倫理性を、あらゆる項目をひとつひとつ合理的に考え、理性的に、答えを出すならば、かなり明白に、答えが出ます。私個人の考えは、池田さんと同じく、「異常な重罰」というものです。異常です。はっきり言いますが、異常です。その「異常な重罰」の方が反社会的とさえ思えます。

例えば、軽微スピード違反の方が、他人を傷つける可能性があるという点がありますから、倫理的、社会正義的には、大麻よりも否定されるべきものです。

オランダを何度も持ち出して申し訳ありませんが、オランダでは、夜間に自転車無灯火だと罰金です。大麻は、夜でも昼でも、未成年でなければ、だれでも店で購入でき、おまわりさんの目の前で吸っても誰も何もいいません。おまわりさんだって(みんなとはいませんが)非番のときは、吸ってますよ。

実際、夜、自転車無灯火だと危ないですものね。大麻吸うより危ないです。

そのように考えることが合理的とする地域も現存するのですよ。欧州はほとんどその方向に行っていますし、アメリカも今回の住民投票で、少なからずの州がその方向に動いたようです。

そんなものなのです。実際に。全くご存じないまま、誤解なさっている方が非常に多い。本当に、「誤解」という表現が最もしっくり来ます。

個人ならともかく、マスコミがそれでいいのでしょうか。ほんとですよ、マスコミの方々。よろしくお願いします。

僕は、ちなみに大学生をかばいたいです。「人生は続くので、これくらいの不合理に負けずにがんばって。」
 
 
 
Unknown (Toshiro)
2008-11-17 07:35:38
>カイトさん
「麻薬を吸う」という言葉ですが、もう少しお調べになって、発言をされたほうがいいですよ。

大麻は「大麻取締法違反」によって取り締まられています。覚せい剤、コカイン、ヘロインなどのヘビードラッグとは扱いが違いますし、いまのところ日本は「免許制」となっています(主に研究目的ですが)。

その大麻取締法違反も第二次世界大戦以降に施行されたものであり、日本はもともと「麻の国」と言っても過言でないほど自生していました。「麻」の付く地名、家紋の「麻」、苗字の「麻」、建前、結婚式、皇族の儀式に使用される「依代」、繊維用に使用されていたものは品種こそ違え、すべて同じ大麻です。

お盆の迎え火に燃やすのも、大麻の枝です。何百年ものあいだ、文化として根付いたものを、たった半世紀であたかも人間の敵のような存在になっていることには普段から疑問に思っています。

すべからくは、マス層の情報取捨選択能力の低下、メディアの情報体系化の弊害(おおざっぱに)と思います。

ひとりひとりが、知的好奇心に素直に従い、ネットでもなんでも調べ物すればある程度は分かると思うのですけどね。。。
 
 
 
あたりまえのことですけど (povo)
2008-11-17 08:08:18
こういうことを日本で堂々と言うのは勇気が要りますよね。
オウム以降、わけのわからないものは排除する流れになってますから。

そのおかげで正しい認識、正しい判断ができなくなっているように思います。
危機感を煽ることで視聴率を稼ぐメディアと、それを疑わない大多数の視聴者にそれぞれ罪があり、その象徴が敗戦以降まったく改正されない大麻取締法です。

改正しようとしても政治家がなにも得しないってこともあると思いますが。
 
 
 
科学的根拠に基づく対応の変更 (kikiextra)
2008-11-17 12:00:32
犯罪に対する厳罰化の流れの中で、大麻法の変更はかなりの困難を伴うことが予想されます。アメリカにおいても、現在の対応ルールに至るまでに30年以上の年月を要しています。日本では、それ以上の期間を費やす可能性が高いでしょう。当局の対応は、究極的には、”管理上のコスト”という表現に集約されるものと考えますが、当局の対応が緩和された例は、あまり知悉しておりません。ハンセン氏病患者に対する隔離政策が、関係者の方々のご努力により、科学的根拠に基づく改善が行われましたが、かなりの長期間を費やしています。全く別の次元の問題ですが、科学的根拠に基づく制度変更が、かなりの困難を伴うと言う意味で、参考になる事例かもしれません。結局のところ、大麻法の見直しはは、近いうちに行われないと予想します。従って、将来のある若者達が、大麻に関わる事は、賢明ではないし、国内では危険であると思います。
 
 
 
Unknown (Piichan)
2008-11-17 16:05:45
記者クラブ制度によって、一般市民やフリージャーナリストが警察や検察、厚生労働省に大麻政策を質す機会が与えられていないというのには非常な絶望感を覚えます。
 
 
 
麻の実 (緑虫)
2008-11-17 16:11:39
七味に入っている麻の実は、確か放射線処理で発芽しないようになっているのではなかったかと思います。残念(笑)。
 
 
 
ロシア人力士 (佐藤秀)
2008-11-17 23:21:39
逮捕されるならまだましで大麻吸っていないと言って逮捕すらされていないロシア人力士まで問答無用で相撲界から追放するなんて許せない。これなんか明らかに人権侵害だ。
 
 
 
賛成 (星野)
2008-11-18 00:32:34
マスコミの取材力・警察の検挙力の低下の象徴だと思います。
どちらも巨悪や凶悪犯罪に立ち向かう力がなく、ただヒステリックに叩きやすいところを叩く。本当に気味が悪いですね。

先生はよくぞ言ってくださったという感じです。どちらが正しいかは必ず歴史が証明するでしょう。
 
 
 
幼稚園生 (息吹)
2008-11-18 08:55:38
 はじめまして、池田信夫先生。
 先生のような高名な方からの御意見をお待ちしておりました。
 この日本においては、自由、公平、自立と全くかけ離れた先進国は、この日本だけの奇妙な状況です。
 大麻事犯をこの2、3年特に魔女狩りの様な状況になっており、非常に危険な国に成っているのを感じます。今年は、特に、栽培者の逮捕をテーマとしているようです。しかも、大学生を集中的に行っております。

 私が感じる日本は、誰かにの手に依って管理されるのを好む性質がある様な気がします。
 お金だけは、持ってるぞ的な、田舎者でコモンセンスもマナーも持ち合わせないひ弱で説得力を持たない、誰からも頼りなされない、お金だけを持っている、孤立した国であると感じております。

 さて、私は、以前、大麻取締法にて逮捕され、33日間警察署内にて勾留されました。私が所持していたのは、1、02グラムと言う微量でしたが、有罪となり実刑6ヶ月、執行猶予3年の厳しいものでした。私の逮捕は、日本国内では違法である、囮捜査でしたが、その件ついては何も裁判では触れられる事無く、当たり前のように判決が下されました。
 
 日本の警察は、暴力団との癒着を隠し、あたかも正義の使者のように錦の御旗を振りかざすだけの、無能な集団であり、そのような集団を何の疑いもせず、受け入れてしまっている国です。まさに犬と化しております。(因に、麻薬犬と呼ばれている犬たちは、中毒にさせられ、短命に終わっています。)
 
 大麻についてのメディアの対応は、自己規制をしており、放送、出版界では、議論も出来ません。全く自由などない統制された戦前と変わりません。
 タブーを扱う、『朝までTV』でも、取り上げる事はしません。
 自分の頭で思考するのを止め、得体の知れない御宣託を受けいれる狂信的な信者のようです。
 日本のメディアは、ジャーナリズム精神等ありません。ただの烏合の衆です。

 現在、日本国内では、大麻を愛好するする人たちの数は、逮捕者の数十倍存在し、一説には、100万人存在すると言われております。
 Toshiroさんからも出ておりますが、日本は、元々、麻の国であり、麻の製品や、麻の利用価値等、多岐に渡り、活用できる素晴らしい素材です。麻の実は食用や化粧品して、油や香辛料、茎は、生活必需品や、衣料品、そして、エコが叫ばれて久しいですが、燃料として使え、大麻の良い所は、ここでは書ききれないほどの素晴らしい内容を伴っております。悪い所ばかりを集中的にでっち上げてるだけに過ぎません。
 そして、私が主張したいものとして、大麻産業を生業としている人たちが多く存在し、大麻小学校や中学校等の名称が存在する事も忘れないで下さい。大麻事犯が出るたびに、彼らが胸を痛めています。
 大麻が悪であったり、悪いもの、忌み嫌うものとしてアメリカ政府に洗脳された事実も忘れてはいけません。アメリカ国内において、大麻所持で逮捕されても、30グラム以下は、ひと晩の勾留と
僅かな罰金だけです。

 そして私が大きく主張したい事として、医療大麻については、アメリカ並みの利用が出来る事を切に願います。
 私が書いた内容を検証されたい人は、大麻で検索すると多くの有効なブログやサイトがありますので、ぜひ、ご自分の頭で思考し、検証して頂けると幸いです。

 最後に、池田先生、貴重なご意見と共に、真摯で勇気あるご意見ありがとうございました。
 
 
 
 
 
もっと??知って (烽火)
2008-11-18 15:01:51
ジャーナリズムの欠片もないアフォ〜な官製報道なTVやマスメディアの恥部知識人に
http://asayake.jp/
とか
http://www.cannabis-studyhouse.com/
とかを読んで勉強して欲しい
 
 
 
大麻>煙草? (検非違使)
2008-11-18 23:38:43
海外の宿で、すぐそばで吸っている奴がいましたけど、あれは臭いが凄まじいですよ。甘ったるい、何とも嫌な臭いです。あんなものを公共の場で吸われたら、煙草の煙害どころの騒ぎじゃない。

その宿では、マリファナでラリって、みだらな行為に及ぶ奴を目にしました。煙草でそんなことになっているのを見たことがありません。

本当に煙草より害がないのでしょうか?大きな疑問を持っています。
 
 
 
大学大麻汚染で思う事・・・ (Rocks)
2008-11-19 02:53:39
本当に、このサイトに来て安心しました。まともなコメントが多いからです。
救われました。ありがとうございます。

さて・・・
正直に自己申告します。
私は、大学時代の後半2年間、米国に居住、その後、日本社会でハードメーカー系某大手レコード会社に就職、退職後、再び米国内で生活を始めて15年になった47歳です。
私は、1日たりとも欠かさず複数年に渡って草を吸いまくってました。今は喫煙者では無いので、解禁運動にも興味は無いし、常習者を擁護したいとも思っていません。勿論、否定的にも考えていませんが・・・。
加えて参考までにインフォームしておきますが、大学生を筆頭に4人の子供全員、そして私自身も健康そのもので、現在は、酒は飲まず、普通のタバコだけで暮らしています。

私が居住している州では草は違法です。しかし、草は、当たり前に周囲にあるし、望めば、いつでも安価で良質なものが即刻手に入ります。草の件など、普段、一切、気にも留めない問題なんですね。はっきり言ってどうでもいい問題・・・。南米からの大型船がトン単位で輸送してきたものが捕獲された以外は、ニュースにもなりませんから。
仮に、車を運転中に吸っていて、運悪く警察に捕まっても、1オンス程度(28グラム)までなら、その場で捨てさせられて、パトカーの無線を通じてデータベースに登録されて終わり・・・僅か30分程度で片付く問題です。勿論、飲酒運転的なチケットを切られることも無いし、車を置いて帰るような指示もされません。そのまま運転して帰れます。2度目だと、裁判所に出頭し、社会奉仕を義務づけられますけど・・・。
ちなみに、留学生の場合に限っては、強制送還されるケースもあるようです。

今回の、日本の、一連の大学生大麻汚染なるニュース、それに関連した他サイトにおける一般からのコメントを数多く拝見し、大変、大きなショックを受けました。公開死刑の如く社会全体で袋叩きにしているように見えたからです。まるで日本のいじめ社会の象徴のような・・・。
彼らは、今までの人生を奪われるような悪い事をしたのでしょうか??本当に訳が解らない位、疑問です。
一般からのコメントの多くは、「法を破ったのだからその報いは当然」的な、極めて単細胞なものが多く、さらに、有名大学の学生への妬みが混じったものと感じました。
国家権力で強制的に身柄を拘束し、強力な痛みを伴った社会的制裁を与える訳ですから、それ自体の適性具合を常に皆で確認していくべきだと、私は考えます。

日本人の多くは、ハードリッカー(ウィスキー等)が、草よりヘビーなドラッグであるという認識が皆無だと感じます。
毎晩のように徒党を組んで街で飲んでいる日本人の習慣には驚かされます。米国では、週末のホームパーティが主流なので、大きな文化の違いですよね。東京の夜の街や駅で、足下がおぼつかない酔っぱらいを数多く見かけますが、本当に、この国は大丈夫なのか、心配になります。
日本社会における、未成年者の飲酒取り締まりも大きな問題ですね。こちらでは21歳未満に酒を売ると、その店/レストランは営業停止になります。だから、何処に行っても写真付IDによる年齢確認が徹底されています。勿論、酒の自販機もありません。尋常じゃないくらい、これは徹底されていますね。

草が他のヘビードラッグへのゲートウェイになるとの風潮は、現行法を擁護する上での言い訳に過ぎません。本当にくだらない話で目が点になります。
日本政府及びメディアは、シンナー、酒を含め、全てのドラッグが本人の肉体、そして周囲の第三者に与える影響を、多方面からの情報で、正当にアナウンスすべきです。性教育の如く、そろそろきちんと実施しても良いのではないでしょうか・・・。誰も自ら進んで廃人にはなることは望んでいないはずですから・・・。

警察の力が、もっと重大な犯罪に向けられるよう、現行法を改正すべきと切に願います。税収で賄っている訳ですから。
本当にくだらない・・・。
 
 
 
国が違うでしょう (極楽蜻蛉)
2008-11-20 03:21:44
当方、在米28年、2人のティーンエージャーの息子を抱えていますが、池田氏と他の方々の大麻合法化すべきには全く反対です。当地アメリカでも、究極の決断がされていない理由は、短いコメントでは証明できませんが、大麻が悪人と確固たる証拠を各々の方面で確立できないからです。しかも、大麻は大昔から人間と切っても切れない存在なんだからだと思います。

おっしゃるように、簡単に手に入る(家の息子の話では、やったことが無いのは自分位)のでしょう。現在、大麻からもっと強いDrugへとの仮説の証明もUSAでは明らかにはなってはいませんが、一般状況的に見て、一番最初が大麻で、その気分を早く、強く、という所謂高校卒の主婦感覚知識層であれば、もう5ドル出して買えるなら買うのではないですか?で、USAであれば、その5ドルの為に人を殺すでしょう。

数字的に言えば、タバコ、酒がどれだけ悪いかの証明は出ています。大麻も吸引という行為は、体に悪い事とやはり、脳の機能障害の事実も判明しています。確かに、タバコすぱすぱ、駅ホームでの唾吐き捨てと酔っ払いおっさん、肘つき食事マナー、After 5 drinks等々、スマートでない日本人ですが、大麻を按ずるこの国、カりフォニアのサイズしか無い国が、世界の経済で生き残っているじゃあないですか。

日本は他の国とは違います。一年間で76ミリオンの食中毒ケースが判明し、5千人が死亡するUSAと違うのではないでしょうか?隣の家で、パーティがあってステーキを超美味しくBBQしてくれた男性が居ましたが、隣人が奥さんがPrescription drugに蝕まれているのよ。で、子供も近々染まったんだって。とても、かわいそうなのよ。USAでも大麻をやっていれば、仕事は首になります。(職場のDrug Testは必須)息子の高校では、Drug Testが施行されるらしいです。

知識層には受け入れて頂けないでしょうが、近々のアメリカ大麻状況のWikipediaのURLを貼っけます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Marihuana
 
 
 
不信感を広げるだけ (bakabon)
2008-11-22 05:19:34
インターネットで簡単に大麻の知識が手に入ってしまうこのご時世に、マスコミや政府が誤った情報を垂れ流し、非人道的行為を続けている事が問題なのでしょう。
 
 
 
Unknown (tisket)
2008-11-24 12:14:00
何人かの方が、日本との比較でシンガポールを挙げていらっしますが、シンガポールは専制国家です。北朝鮮と同様に、あまり参考にはなりません。日本と同列に準じるわけには行かないと思います。
 
 
 
極楽蜻蛉さまへ (tisket)
2008-11-24 12:45:20
このブログは大変役に立ちます。同じ日本人でもこうも意見が違うのかと思います。その点、極楽蜻蛉さまはアメリカ在住のため、私と意見が違うことは奇異に思いません。わたしのアメリカの友人たちのなかにも、同じような考え方をする意図が大勢います。

一点だけ、極楽蜻蛉さまに承服できない箇所がございます。

>で、USAであれば、その5ドルの為に人を殺すでしょう。

おっしゃるとおりです。しかしながら5ドルで殺人を犯す人であれば、100ドルではもっと強く人を殺すインセンティブが働くのではないでしょうか?だとすれば、麻薬の価格が高いことが問題であって、合法化して麻薬販売企業が、競争して価格を下げれば、殺人事件は減るのではないでしょうか?

控えめに言って、現在の標準的な経済学の考え方ではそうなります。
 
 
 
信じ込みを正せない連中 (A)
2009-01-05 06:29:32
・人体への害を主な理由に大麻を禁止している
・大麻はタバコより害が少ない。

この2点から言えるのは、大麻を合法化するか、
タバコを非合法化しなければ筋が通らないということです。
大麻が狂気であるようなイメージが脳に根付いている人も、
タバコ・アルコールの害>大麻の害という事実を認識すべきなのです。

大学生らは悪意に満ちた報道をされ、バッシングされました。
私はその一連の輪の中に居た野次馬は幼稚だと思っています。
違法という理由で彼らは叩かれました。
どこにも被害者が居ないため、それしか理由が見つからないのです。
野次馬はタバコ・アルコールの害>大麻の害をいう指摘を見ても、
自分自身に根付いた類人猿的イメージを捨てる事が出来ず、事実には目を背けます。
彼らは、もしも折り紙が違法であれば、紙を折った人を叩くのでしょう。
事実を認識している人間から見れば、
彼らは折り紙にヒステリーを起こすような非論理的で幼稚な人間に見えます。
 
 
 
Unknown (りゅう)
2009-03-06 20:58:38
http://www.economist.com/printedition/displayStory.cfm?Story_ID=13237193

Out of Timeですが
エコノミストが池田さんと同じような論旨で特集を。
さて日本の大手マスコミはこのような主張を取り上げますでしょうか??



 
 
 
Unknown ()
2009-08-28 17:51:28
今マスコミが薬物を騒ぎすぎているのでは??
そして若者が興味を持つ=逮捕
不の連鎖ですね
 
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