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球技専用スタジアム建設 「アユモドキに悪影響」

 府が亀岡市で計画する球技専用スタジアム建設が、国の天然記念物・アユモドキの生息に悪影響を及ぼすとして、日本魚類学会など3団体が12日、府に計画の見直しを求める要望書を提出した。

 アユモドキは体長約15センチのドジョウ科の淡水魚で、岡山県と府内の亀岡市周辺にしかいないとされる。亀岡市では、スタジアム予定地付近の農業用水路や水田で産卵、成長するという。

 要望書では、「用水路の埋め立ては生息に甚大な悪影響を与える」と指摘。同会自然保護委員長の細谷和海・近畿大農学部教授は、府側との面談で、「生息地が破壊されれば、近畿から絶滅する」と述べた。

 一方、府の坂本修司・スポーツ振興室長は同会に対し、アユモドキが産卵する農業用水路の付け替えを提案。4月に市と専門家による会議を設け、自然環境に配慮した工法を検討する考えを示した。

2013年3月13日  読売新聞)

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