国際アキノ大統領、上院の安定多数確保 民度問われるフィリピン中間選挙+(2/2ページ)(2013.5.14 20:51

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アキノ大統領、上院の安定多数確保 民度問われるフィリピン中間選挙

2013.5.14 20:51 (2/2ページ)選挙
14日、フィリピンの首都マニラで、投票所付近に掲げられていたポスターをかたづける男性(AP)

14日、フィリピンの首都マニラで、投票所付近に掲げられていたポスターをかたづける男性(AP)

 暴力事件に備え政府は1月から半年間、一般の銃携行などを禁じる措置を講じこれまでに、3283人を逮捕し、3190丁の銃器を押収している。

 それでも50人以上が殺害され、65人以上の負傷を出している。対立候補や政敵などを銃などで公然と襲撃したもので、犠牲者は候補者の家族や選挙関係者、警察官、市民などに及んだ。

 投開票当日の13日にも、南部ミンダナオ島などで、発砲や爆発物の爆発により7人が死亡した。マニラ首都圏の小学校では、拳銃4丁と26万9千ペソ(約66万3千円)を所持していた、モロ民族解放戦線(MNLF)の14人が逮捕された。

 一方、選挙管理委員会の関係者は地元メディアに、票を1票300ペソ(約739円)で買収し、カネを受け取る住民の長い列ができた地域もあり、そこでは「候補者のほとんどが票を買収している」と証言した。また、陸軍幹部によると、地域の候補者の半数ほどが共産ゲリラの新人民軍(NPA)に、選挙妨害をしないよう10万ペソ(約24万6千円)以上を支払っている所もある。

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9日、マニラ首都圏で演説するアキノ大統領(ロイター)

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