西日本新聞

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2010年03月23日掲載 福岡 / 哺乳類

タヌキ2頭 パンダ並み“珍獣”!? 久留米市鳥類センターが寄贈 23日シンガポールへ出発

0323tanuki.jpg 久留米市鳥類センター(同市東櫛原町)のタヌキ2頭がシンガポール動物園に寄贈されることになり、23日朝に出発する。タヌキは東アジアだけに生息し、タヌキがいないシンガポールではパンダ同様の珍獣として、展示の目玉になるという。

 
 寄贈されるのは、昨年5月に同センターで生まれたホンドタヌキのオス、メス各1頭。
 
 同動物園と提携する旭山動物園(北海道旭川市)から、北海道に生息するエゾタヌキが寄贈される予定だったが、熱帯の環境を考慮し、本州や九州に生息するホンドタヌキを同センターから贈ることになった。
 
 シンガポール動物園はタヌキ舎を建設し、到着を心待ちにしているという。4月には現地で歓迎式典も行われるほどのVIP待遇に、同センターの坂田彰一園長は「国内ではどこにでもいるタヌキがこんなに珍しがられるとは…」と驚く。
 
 タヌキ2頭は当初、自然に帰す予定だった。坂田園長は「奇想天外な運命だが、長生きして『日本にこんな動物がいる』とPRしてきてほしい」と期待している。
 
=2010/03/23付 西日本新聞朝刊=