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十勝毎日新聞社ニュース

帯農高モデルの漫画「銀の匙」に生徒共感

2011年05月17日 14時29分

 十勝管内出身の漫画家荒川弘さんが、帯広農業高校(米田敏也校長、生徒703人)をモデルにした漫画「銀の匙(さじ) SilverSpoon」を4月から週刊少年サンデー(小学館)で連載している。作品中では校舎や牛舎などの施設をはじめ、学校生活や寮でのルールも同校での取材が基になっている。十勝の地名も頻繁に登場する。生徒や教職員は親近感を持って毎週楽しみに読んでいる。

帯農をモデルにした荒川弘さんの漫画「銀の匙」を手にする酪農科学科の生徒

 荒川さんはアニメ化もされたヒット作「鋼の錬金術師」の作者として知られる。「銀の匙−」は架空の大蝦夷農業高校を舞台に、札幌の進学中学校出身の主人公が大自然に囲まれた農業高校で奮闘する「汗と涙と土にまみれた青春物語」。荒川さんにとって初めての週刊誌作品となる。

 荒川さんは連載開始前の今年2月、カメラマンや編集者とともに同校を訪れ、2日間かけて学校施設や寮生活の様子を取材。主人公が所属する酪農科学科の関係施設は牛舎や豚舎、乾草庫、実験室までじっくり見て回ったという。取材に訪れた日は実習がなかったが、荒川さんの要望で酪農科学科の2・3年生が実習の様子を披露。牛の搾乳をして見せた星崎さん(2年)は「緊張しました。これからの展開が楽しみ」と期待する。

 大蝦夷農業高にある5学科は帯農の5学科と一致し、酪農科学科の1年生が全員寮生活を送る点や入浴時間は一人15分という寮のルールも一緒。登場人物の名字や出身中学の名称にも「駒場」「御影」など十勝に実在する地名が使用されている。連載が始まってから同校では少年サンデーを図書室と職員室に1冊ずつ、寮に2冊置き、生徒や教職員が読んでいる。学校近くのコンビニでも毎週すぐに売り切れているという。

 主人公と同じ馬術部に所属する山田さん(酪農科学科2年)は「大変なことや楽しいことを知ってもらい、少しでも馬術部に興味を持ってもらえれば。(主人公を見ていると)入部した当時を思い出して共感できる」と話す。

 米田校長は「生徒たちには生命を育て学ぶ素晴らしい学校だということを誇りに思ってほしい。(モデルとなったことは)うれしい話題で励みにもなる」と喜んでいる。

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