エーアイとAHS、音声合成ソフト「VOICEROID」楽曲用ライセンスを販売開始

  [2013/08/02]

エーアイとAHSは2日、エーアイの高品質音声合成エンジン「AITalk」を採用した個人向け音声合成ソフト「VOICEROID」の楽曲用ライセンスの販売を開始した。価格は個人・同人サークルが5,000円(1楽曲)、法人が9万8,000円(1タイトル)。価格はライセンス単体のもので、VOICEROID本体の価格は含まれない。

「楽曲用ライセンス」の対象となるVOICEROID製品。左から「VOICEROID+ 結月ゆかり」、「VOICEROID+ 民安ともえ」、「VOICEROID 月読ショウタ」、「VOICEROID 月読アイ」

「楽曲用ライセンス」とは、AHSから販売されている個人向け音声合成ソフト「VOICEROID」シリーズで作成した音声ファイルを、楽曲収録用途に限り利用できるライセンス。イベントなどにおいてVOICEROIDで作った楽曲を営利目的で販売する場合や、メジャーレーベルで販売される音楽CDなどに収録される楽曲にVOICEROIDを使用する場合、同ライセンスを申請することで、営利利用許可を得ることができる。

「楽曲用ライセンス」申請の流れ

また、歌声合成ソフトで作成した楽曲と共にVOICEROID音声を収録し、商用利用することも可能となった。同ライセンスを利用する場合、「音声の入った楽曲」であることが条件で、朗読作品やドラマ作品など「楽曲ではない作品」の場合、楽曲でない尺がその楽曲全体の1/4以内(最大1分)である必要がある。例えば、再生時間が2分間の曲では、VOICEROIDの音声のみの尺が最大30秒までとなる。

同ライセンスの対象製品は、「VOICEROID+ 結月ゆかり」、「VOICEROID+ 民安ともえ」、「VOICEROID 月読ショウタ」、「VOICEROID 月読アイ」。ライセンスを利用する場合、申請フォームから申し込むことで、利用者別にエーアイ・AHSから購入方法の案内が送付される。

なお、AHSが提供しているVOICEROID製品のうち、「VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん」は個人利用に限定した製品であるため、また「VOICEROID+ 東北ずん子」は非商用利用のみ認められている製品のため、同ライセンスの対象外となる。

関連したタグ

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

    人気記事

    一覧

    イチオシ記事

    新着記事

    特別企画

    一覧