8日に東京ドームシティホールで新団体「WRESTLE―1(W―1)」を旗揚げする武藤敬司(50)が、早くも「4団体統一」の新王座設立プランを明かした。ゼロからの出発となる武藤は米団体TNAと事実上の業務提携。同団体と友好関係にあるメキシコ、欧州の4団体の間で文字通りの世界王座を誕生させるという。
自らの理想郷を求め、古巣の全日本プロレスを離れた武藤。新たに立ち上げたW―1の旗揚げ戦のチケットは既に完売状態となっている。
武藤:所属選手以外のマッチメークを全部「X」で発表したことで、お客さんの想像をかき立てたのかな。ご祝儀ってのもあるだろうけどね。一発目は重要。全ての評価につながっちまう。
7月に渡米した武藤はTNA創設者のジェフ・ジャレットら首脳陣と会談。若手選手の相互派遣や、団体間での交流を約束した。正式契約こそ交わしていないが、事実上の業務提携だ。
武藤:TNAから2、3人派遣すると言ってきてる。でも、今こっちから2、3人も出せない。所属は10人ぐらいしかいない。だから旗揚げシリーズにTNAは出ないよ。あと(ハルク)ホーガンとかレジェンドはいらない。面倒くせえもん…。若手の交流だよ。
とはいえ、メキシコのAAAなど他団体との外交に積極的なTNAのパイプを生かさない手はない。友好の証しとして武藤がひそかに温める構想が「4団体統一王座」だ。
武藤:W―1の「W」はワールドワイドという意味もある。この世に「世界」と名のつくベルトはいっぱいあるじゃん。そんな中でW―1とTNA、メキシコ、欧州の団体の統一ベルトを作ってもいいかなと。逆に一度もウチでタイトルマッチができないかもしれないけど(笑い)。それはそれでいいじゃん。まずウチが団体として自信を持つことが先だけどね。
統一王座が誕生すれば、活躍の場は世界中に広がる。反対にW―1勢が王者になれなければ、日本で一度も王座戦が開かれないという興行上のリスクも伴うが…。何はともあれ、旗揚げ戦と旗揚げシリーズ(15日・名古屋、21日・京都、22日・金沢)を成功させることが先決だ。
武藤:地方大会は参加選手だけ発表して、マッチメークは当日発表。俺はとりあえず旗揚げツアーは出る。その後は分からない。とにかく旗揚げ戦(武藤&X対X&X)は大事。頑張って6割は働こうと思ってるよ。
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