ＡＡＡ西島　初主演ワクワク　ＮＨＫ連ドラ

　男女７人組ユニット「ＡＡＡ（トリプル・エー）」の西島隆弘（２６）が、１１月３０日スタートのＮＨＫ「太陽の罠（わな）」（土曜午後９時、全４回、名古屋放送局制作）で主演する。西島がＮＨＫの連続ドラマで主演を務めるのは初めて。

　企業の最先端技術をめぐる愛と憎しみのサスペンス。名古屋に本社を置く家電メーカーを舞台に、「特許マフィア」との攻防という現代的なビジネスシーンを描き、愛憎が交錯する人間模様を浮き彫りにする。

　西島が演じるのは、ものづくりに情熱を抱く元技術者のメーカー社員・長谷川。米国の会社から太陽光パネルの技術が特許侵害だとする警告状が届く。社内が騒然とする中、長谷川は産業スパイと殺人未遂の疑いをかけられ窮地に陥る…。

　西島は「ＡＡＡ」でメーンボーカルを務め、本格的なダンスパフォーマンスを披露しながら、ドラマや映画、舞台でも活躍。園子温監督の映画「愛のむきだし」（２００９年）で主役に抜てきされ、１２年のＮＨＫ大河ドラマ「平清盛」では平頼盛役を演じるなど、若手演技派俳優として注目を集めている。

　青木信也チーフプロデューサーは「笑顔が魅力の西島さんだが、芯が強くてかなり男らしい部分を持っている。主人公の成長に合わせ、西島さんの顔がどのように男っぽく変貌していくのか、とても楽しみ」と期待する。

　俳優の仕事は今年に入って初という西島は「久しぶりの芝居だなって思うと、緊張と不安とワクワク感が体の中でぐるぐると入り交じっています。楽しんで頑張ります」と意気込んでいる。共演は塚本高史（３０）、伊武雅刀（６４）ら。