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1.ジャズの歴史

ジャズが生まれたのはどこ?

奴隷としてアメリカ南部の農園などで働かされていた西アフリカ周辺の原住民たちが故郷を思い起こすためにトーキング・ドラムを叩いたり、労働の合間に歌ったワークソングなどが、ジャズの源流にあるといわれています。

その後、ジャズらしい形態が整えられていくのは1800年代後半頃からです。アメリカに新しく住み着いたアフリカ人たちがヨーロッパ音楽と出会い、楽器を手にし、ヨーロッパ音楽を真似て演奏し始めた音楽、そこに自分たちのリズムや訛りを融合していくなかでジャズ音楽が形成されていきました。その中心的な場所が、当時労働力としての奴隷をアフリカ大陸から上陸させる国際港として、また、タバコや綿花を積み出す交通の要衝として栄えていたルイジアナ州ミシシッピ川最下流に位置する港町ニューオーリンズでした。このことからニューオーリンズはジャズの生まれ故郷と言われています。

広がっていくジャズ

ニューオーリンズで生まれたジャズは、その後、メンフィス、セントルイス、・・・そしてシカゴへとミシシッピ川を北上して広がっていきました。

初めてジャズをレコーディングしたのは黒人ではなく白人たちでした。1917年に白人たちによる「オリジナル・デキシーランド・ジャズ・バンド」が初めてニューヨークでジャズをレコーディングしました。このことから白人たちの演奏するニューオーリンズジャズはデキシーランド・ジャズと呼ばれるようになりました。

「オリジナル・デキシーランド・ジャズ・バンド」は1919年にイギリスに渡り海外で初めてジャズを演奏します。以後、イギリス、フランス、オランダなどでジャズバンドが作られていきます。

そしてジャズは開港間もない日本にやってきます。



2.神戸のジャズの歴史 − 神戸は日本のジャズの発祥地って本当?

わが国最初のジャズバンド「井田一郎とラッフィング・スターズ」が誕生し、プロのジャズバンドによりジャズが最初に演奏されたのが神戸です。大正12年(1923年)4月のことでした。その意味で、神戸は「日本のジャズ発祥の地」です。

ジャズの上陸は横浜が先か神戸が先か・・・? 

明治以来、神戸は太平洋航路の船が到着する国際港として賑わっており、その中で演奏していたアメリカの音楽隊がジャズを運んできたといわれています。横浜、神戸という国際港であれば早くからジャズも流れていたに違いありません。その先後はともかく、日本のジャズを語るとき、井田一郎の存在は欠かすことが出来ません。東京・浅草生まれの井田は大正10年宝塚少女歌劇団のオーケストラの一員となり、ショウの合間にジャズを演奏したと言われています。井田は神戸に残り、あちこちのダンスパーティーなどに出演していましたが、ついに大正12年日本初のプロのジャズバンドを結成したのです。大阪の豪商の舞踏クラブや神戸トロッター倶楽部などが阪神間のクラブや神戸オリエンタルホテルなどで催すダンスパーティーで演奏を務めたのも彼らでした。(大正末期から関西ではダンスホールが全盛でした。関東大震災で東京、横浜から多くの外国人も関西に集まっていました。そんな時代背景があります)

「ラッフィング・スターズ」は5ヶ月で解散しましたが、大正14年には大阪で「チェリーランド・ダンス・オーケストラ」が結成されます。日本有数の本格的なジャズバンドとして井田をリーダーに多くの名プレーヤーを輩出します。神戸の海岸通にあったKNKホールは外国人客のみで演奏も外国人のみでした。そこに単身飛び込み目覚しい活躍をした南里文雄もこの中にいました。
しかし、井田、南里などのプロのミュージシャンは徐々に東京に流れていきました。ただ、彼らの踏み出した第一歩・・・日本のジャズの源流は神戸です。 その意味で、ジャズは神戸で生まれ、大阪で育ち、東京をはじめ日本で花開いたともいえます。



3.神戸とジャズ

神戸のジャズは、その後、アマチュアの活躍を中心に発展していきます。

昭和30年代、関西学院大や甲南大の学生を中心にジャズ愛好家が集まり、アマチュアバンドを結成していきました。彼らは三宮や新開地のジャズ喫茶で演奏したり、国際会館や神戸新聞会館でコンサートを行ったりしました。その中心人物の一人にトランペッターの右近雅夫がいました。彼は、デキシーランド・ハートウォーマーというバンドを率いて人気を博し、関西のデキシーバンド界に大きな影響を与えます。神戸がデキシーランド・ジャズのメッカと呼ばれるのも右近の存在が大きいといえます。

昭和56年のポートピア博覧会のなかで「インターナショナル・ジャズ・フェスティバル」が開催され、その翌年から北野町を舞台に「ライブハウスをハシゴしながら、また、ストリートを歩きながら気軽にジャズを楽しむ」というスタイルの「神戸ジャズストリート」がスタートしました。神戸ジャズストリートの特徴はプロとアマが一緒にステージに立って演奏し、聴衆も参加して盛り上がることにあり、秋の神戸はジャズファンで一杯になります。

いまでは、中高生のジャズの祭典「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL」「神戸ジャズ物語」「神戸ジャズヴォーカルクイーンコンテスト(新開地)」「フェニックス・ジャズ・フェスティバル」「西日本アマチュアビックバンドコンサート」など多くのジャズの催しが神戸で行われています。

神戸ジャズの特徴は、椅子で静かに聴くというよりも、演奏者も聴衆もフランクにステージと一緒になって楽しむという傾向があるといわれています。この、一緒になって楽しむというスタイルのベースには、多様、多層なアマチュアファンの存在があります。

ダンスミュージックから始まり、デキシーランド・ジャズを全国に伝えた神戸のジャズ。

井田一郎から脈々と続く神戸ジャズはデキシーランド、モダンをはじめ新しい感覚を常に取り込みながら、これからも独自の発展をしていくものと思います。



4.神戸ジャズCITY委員会の設立

1923年のラッフィング・スターズの結成から数えて80年にあたる2003年9月、神戸ジャズはまた新しい歴史を刻むことになりました。

ジャズを楽しみ、ジャズを愛する有志によって「神戸ジャズCITY委員会」が発足しました。当委員会では日本のジャズ発祥の地・神戸からジャズを都市ブランドとして発信して、ジャズを通じて街に賑わいや元気を呼び込もうと、これから様々な活動を行っていきます。

どうぞ、ジャズで神戸の街を楽しんでください。私たちは神戸ジャズでおしゃれなナイトライフを演出していきます。



5.神戸のジャズライブハウス

神戸はジャズライブを気軽に聞ける環境が整っている街で、多くのジャズライブハウスが北野の街を中心として存在し、プロ・アマチュアを問わず多くのミュージシャン達がジャズを熱演し聞かせてくれます。


6.神戸の新しいジャズイベントの実施

2005年から新たに「春の神戸ジャズウォーク」というジャズイベントを始めました。
神戸ジャズCITY委員会の会員店舗や、ホテル、公共施設において、気軽に一般の人達が聞きに来れるようなイベントとして開催しておりますので、このジャズイベントを楽しんで頂ければ幸いです。
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