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オンリーギブアップルール〜6人タッグトーナメント準決勝戦(20分1本勝負)
○GAMI&中川ともか&木村響子<レボルシオン・ハタナカヨウコ>
(17分36秒、コウモリ吊り)
桜花由美&華名&志田光●<シダレジャイアンズ>


GAMIのひらめきで開催されることになった“全試合特殊ルール”の6人タッグトーナメント。
11・20新木場でおこなわれた1回戦を、レボルシオン・ハタナカヨウコ、シダレジャイアンズ、クラシックごはん、クローズの4チームが勝ち抜いた。

 このトーナメント、実力もさることながら、どんなルールに当たるかが重要なポイントだ。
今回、用意されたルールは、@通常ルール、10分1本勝負(決着がつかなかった場合、両チーム失格)Aオンリーギブアップルール、20分1本勝負Bキャプテンフォールマッチ、30分1本勝負(キャプテンからフォールを取らないと終わらないルール。

選手は相手のキャプテンが誰か知らされないまま試合をおこなう)Cイリミネーションマッチ(負けぬけ勝ち残り)Dコミカルルール、16分1本勝負(5分置きにスローモーション。
最初の5分まではランバージャックお仕置きルールもプラスされる)の5つ。
なお決勝戦のみ時間無制限となることがアナウンスされた。

 かくして準決勝第1試合は、レボルシオン・ハタナカヨウコとシダレジャイアンズの対戦。
レボルシオン・ハタナカヨウコはラスタカラーのアフロヘアーで入場。
先週は間に合わなかったGAMIのラスタカラーNEWコスチュームも間に合ったようだ。


 さて気になるルールはTommyレフェリーが選ぶことに……。
石黒レフェリーが用意した封筒からTommyレフェリーが引き当てたのは、オンリーギブアップマッチ。
会場からも「お???っ!」の声があがる。

 先発は中川VS桜花。中川は開始早々、桜花に120%スクールボーイを決めるが、ノーフォールだと気づいて、CRBに作戦変更。
だが、桜花も極まりきる前に脱出する。

 両者同時に自コーナーに戻り、GAMIvs華名へ。
GAMIがガットショットを叩き込むと、華名はアンクルホールド。
さらに腕十字でGAMIを捕獲する。

 GAMIが脱出し、続いて木村vs志田に移る。
木村は腕を取りに行くが、志田も豪快なバックブリーカーでピンチを切り抜ける。
木村は、ブレーンバスターからのフロントネックロックでギブアップを迫るが、志田がブレーンバスターでやり返すと、タッチを受けた桜花がブラディーEXを狙う。
木村がかいくぐって、ここからは2人のビッグブーツ合戦となる。
見応え十分の蹴り合いから、桜花が打ち勝ちブラディーEXへ。
仲間のカットに救われた木村は、胴締めスリーパーでお返し。
すかさず、GAMI&中川が志田&華名を足止めするが、華名がすり抜けローキックでカットイン。

 続いて中川vs桜花。中川はフィッシャーマンからのCRBでギブアップを迫る。
桜花もブレーンバスターでやり返して、華名と交替。

 華名はミサイル弾を発射させ腕十字を狙ったが、中川も取り返して行く。
ならばと華名はワキ固めに、腕十字を極める。

 関節地獄を逃れた中川はカウンターのジャンピングキックで流れを変えると、GAMIとチェンジ。
GAMIは華名をロープ渡りからのぶら下がり腕十字、アンクルホールドで絞るが、残念ながらこれはロープの外。
リング中央に戦場を移したGAMIだったが、逆に華名が三角絞めへ。
ならばとGAMIはローリングクレイドルからのアンクルホールドに捕らえたが、志田が竹刀でカットする。

 一進一退のなかハタナカヨウコでサンドイッチキックを命中させると、すぐに華名もGAMIをチキンウイング・アームロックで捕獲。
ニアロープに助けられたGAMIだったが、志田が竹刀で追撃する。
さらに志田は、桜花のネックハンギング・ボムを挟んで魂のスリーカウントをブチ込む。
そしてストレッチマフラーホールドでひねりあげる。

 GAMI、絶体絶命のピンチ! だが、寸前のところで木村がヘッドバットでカットに入る。

 諦めない志田はファルコンアロー、ジャンピングニーで追い討ちをかける。
だが、GAMIはカウンターのウエスタン・ガミアートで形勢逆転。
すぐさまアディオス・アミーガに繋げてポキでひと捻り。
志田もこれを切り返してストレッチマフラー。

 残り3分となり、焦る両者。ここでGAMIが目突き! 
いつもなら首固めにいくところを、コウモリ吊りに繋げて志田からギブアップ。
レボルシオン・ハタナカヨウコが決勝戦進出を決めた。

 マイクを握ったGAMIは「まいど。コスチュームが間に合ってよかったです。
(桜花がにらむと)そんなにらんだって…。正々堂々とオンリーギブアップで勝ったもん。
(ファンから『あの技は?』との声)あの技は、ムルシェラードと言いまして、和名はコウモリ吊りといいます。現役の女子プロレスラーであの技を使っているのは私だけです。年に2回くらいしか出ませんけどね。
ちなみに今年の1回目は志田のパートナー・藤本つかさに出しました。
マッスルさんはムルシェラードに2人ともギブアップしたわけです。残念! 
もう1試合、勝って賞金もらって温泉行くぞ。思いのほかダメージが。
スミマセンが決勝戦は中川&木村で頑張ってください。ほなさいなら」と早々に切り上げた。

通常ルール〜6人タッグトーナメント準決勝戦(10分1本勝負)
○大畠美咲&紫雷美央&藤本つかさ<クローズ>
(9分33秒、エビ固め)
渋谷シュウ●&飯田美花&チェリー<クラシックごはん> ※丸め込み


 準決勝第2試合は、クローズVSクラシックごはんの対戦。
大畠はムチ、美央はおNEWの赤白ポール、藤本はサッカーボールを持参しての入場となった。

 第1試合同様、Tommyレフェリーがルールを決定。
引き当てたのは通常ルールだった。

ファンからはガッカリする声も上がったが、6人タッグで10分以内に決着をつけるのは、ある意味、難しい。
しかも時間切れ引き分けの場合は、両チームとも失格となるのだから、短期決戦は必至だ。

 案の定、開始早々から試合はスピーディーな展開となる。
藤本がツカドーラを狙えば、渋谷は藤本をタイムマシンに乗ってで丸め込む。
カットされると、飯田が河津掛けにフィッシャーマンSHと攻める。

 藤本はサッカーボールキックでやり返すと、飯田を標的に3人ドロップキック。
大畠&藤本でラ・カチョーラを決めたあと、大畠がキャメルクラッチに変形フェースクラッシャー。
さらに美央がカカト落としに二段蹴りで追い討ちをかける。


 飯田もコンプリートショットで流れを変えると、チェリーがネックブリーカードロップで追撃。
トレイン攻撃で美央にやり返すと「どっこいしょ!」と河津掛け。
あっという間に残り5分のコール。

 一方、美央はおNEWの赤白ポールでチェリーの脳天をぶち抜くと、連係を挟んで美央&藤本が619の競演。

 チェリーもエクスプロイダーで反撃するが、残り3分のコールとなり、戦況は大畠VS渋谷に移る。
大畠はムチで絞首刑に捕らえると、ダイビング・ボディープレスから逆打ちを狙うが、これは未遂。
すぐさまロープに走ったが、渋谷がカウンターのノーザンライト・スープレックスで切り返す。

 今度は渋谷がロープに走るが、エプロンの美央がポールでカット。
ならばと渋谷が大畠のバックを取ると、チェリーが熟女でドーンを狙う。
ところが、これは渋谷を直撃。

こんなおいしいチャンスを腹黒・大畠が見逃すはずもなく……速攻、丸め込んで3カウント!! 
残り30秒を切ったところで、決勝への切符を手に入れたのだった。
この結果を受け、決勝戦はクローズvsレボルシオン・ハタナカヨウコに決定!

マジカルWAVE(15分1本勝負)
○水波綾(9分41秒、片エビ固め)フェアリー日本橋●
※ダイビング・ギロチンドロップ


 妖精路線を独走中のフェアリー日本橋。
この日は、水波綾との初シングルだ。開始早々、フェアリーがスキップしながら「私は森の妖精フェアリー。お友達になり……」と言ったところで、水波がスピアで飛び込んで行く。
やられるがままロープに振られたフェアリーだったが、ロープにしがみついてストップをかけると、「アナタのパワーは効きません」と、早速、魔法をかけて手四つを挑む。

 水波は「よし!」と組み合うが、あっという間にフェアリーが力でねじ伏せ、ボディースラム!

 一方、水波もスピアでなぎ倒すと、もう一発を狙ったが、これをガッツリ食い止めるフェアリー。
本当に水波のパワーは効かないようだ。

 続いてフェアリーは魔法のステッキ―を取り出す。だが、これを奪った水波はまっぷたつに叩き折ると、「終わりだ、妖精!」とコーナーに駆け上がる。

 だが、フェアリーも新しいステッキーを取り出し、「ソ〜レ!」とひと振り。
そうすると、水波は一人デッドリードライブで投げ落とされてしまった。
勢いにのってきたフェアリーは、魔法で水波を一人ロープワーク地獄へ。
スタミナをしっかり奪ったあと、ステッキポンでカバー。

 なんとかキックアウトした水波が反撃開始。
コーナーにフェアリーを追い詰めると、フェアリーは「ステッキー、差し上げます」と差し出す。
思わず「いいの?」と油断してしまった水波に、フェアリーがドロップキック! 

そして、またもや「私にはアナタのパワーは……」と言いかけたが、水波がボディースラムで遮り、ショルダータックル、ギロチンドロップ、ショルダーバスター、そして肩固めと怒涛の攻撃。
なんとか脱出に成功したフェアリーはエルボー合戦を挑む。

 そこからフェアリーは、逆さ押さえ込み、首固め、「あっ!」と気をそらしてのスクールボーイと丸め込みのオンパレード。

 これを返し続けた水波は大外刈りでフェアリーを黙らせると、ダイビング・ギロチンドロップでグサリ! 
フェアリーの妖精ワールドから抜けだした。

チャレンジWAVE(20分1本勝負)
○浜田文子&山縣優(17分23秒、片エビ)卜部夏紀&山下りな●
※ムーンサルト・プレス

 タッグトーナメント開催中ということもあり、現タッグ王者組のLas Aventurerasとデビュー間もない新人・卜部&山下が対戦するという、めったにないカードがラインアップされた。

「お願いします!」と卜部&山下が握手を求めると、Las Aventurerasは無視。

新人チームが諦めてコーナーに戻ったところで、文子&山縣のほうから握手を求めていく。

この辺りからすでに主導権はAventurerasにあるようだ。

 それを打ち消すように、ゴングと同時に卜部&山下がドロップキックで突っ込んで行く。

軽くあしらったAventurerasは、文子が卜部を捕まえリストロック。
その腕を山縣が蹴り上げチェンジする。

 卜部もエルボーで向かって行くが、形勢をひっくり返すまでには至らない。
余裕のAventurerasはリレー方式で卜部の腕を攻めていく。
卜部は文子にエルボーを小刻みに放ってロープに走るが、文子はカウンターのトラースキック。
続く山縣はロープ越えのフットスタンプ。
5分経過。卜部はドロップキックの連発でやり返し、ようやく山下と交替する。

 山下は串刺し攻撃で山縣を相手コーナーに突き返すと、文子に向かって「来い!」と不適な笑み。
新人とは思えぬ度胸で、文子と真っ向勝負を挑む。
張りつけエルボーを連発したあと、リング中央に戻って、手四つの力比べ。
互角の内容だったが、最後の最後で文子が押し倒し、フライングメイヤーから背中にキック。

 タッチして山縣が出て行くが、山下はその山縣に食らいつき、そのまま自コーナーへ。
山下も卜部とチェンジする。

卜部はドロップキックでチャンスを作ろうとするが、山縣に効いている様子はなく、逆に山縣がクロスフェース。

もがく卜部のカットに山下が入ると、卜部はダイヤル固めで反撃。

コーナーに山縣を押し込み串刺し攻撃を狙ったが、山縣はあっさりトラースキックで迎撃する。

 ならばと卜部は文子にもエルボー、から串刺しドロップキックを決め、ナックルを連発。
すると文子は「ナックルっていうのはな、こうやってやるんだ!」と豪快なお手本を見せる。

卜部もその声に応えてナックル連打から張り手。
そしてドロップキックを決めて、山下とチェンジする。

 山下はショルダータックルで突っ込んだが、文子は倒れない。

「ブレーンバスター行くぞ!」という文子をバックドロップで投げた山下は、ショルダータックルで吹っ飛ばし、串刺しドロップキックの連発からラリアットを敢行する。

そしてもう一度、バックドロップの構えに入ったが、文子も踏ん張り回避。

 文子は山縣との連係を選択する。

だが、卜部がクロスボディーで飛び込んでいき、山下のピンチを救う。

このチャンスに山下もラリアットで文子&山下をなぎ倒すと、山縣をドロップキックでリング下に排除。
そして文子にドロップキックを狙ったが、文子が切り返し、チキンウイング・アームロックへ。

 リリースされると、もう一度、エルボーのラリーから文子が「お前に負けるもんか!」と豪快な一発。
山下もエルボーで返していき、バックドロップに繋げたが、反撃はここまで。

文子はスピンキックを放つと、ダメ押しのムーンサルトプレスで試合を終わらせた。

キャプテンフォールマッチ6人タッグトーナメント決勝戦(時間無制限1本勝負)
○GAMI&中川ともか&<C>木村響子
(16分11秒、首固め)
大畠美咲&<C>紫雷美央●&藤本つかさ ※目突き


 この時点で残っているルールは、コミカル、キャプテンフォール、イリミネーションの3つ。

最後にTommyレフェリーが引き当てたのは、キャプテンフォールマッチだった。
各チーム、コーナーで相談してキャプテンを選出。
石黒レフェリーに耳打ちで報告すると、音響スタッフへと伝言され、スクリーンに木村響子と紫雷美央の名前が映し出された。


 ゴングと同時に、クローズは凶器を持って一直線。
GAMIをキャプテンと読んだクローズは、大畠が早速、逆打ち! 
キックアウトされるとトレイン攻撃を狙ったが、GAMIが切り返して、掟破りの逆打ち。

これを返した大畠は、一瞬の隙をついた十字固めで丸め込んでGAMIをフォール。
だが、GAMIはキャプテンではないため、試合続行となる。

 GAMIは低空コーナースプラッシュで攻勢に転じると、続く木村がヘアホイップ。
さらに中川が首4の字に捕らえると、GAMIが大畠にマーライオン噴射!


 場外戦を挟んで、再びリング上。
木村は足攻めで大畠を苦しめる。
大畠も反撃のためロープに走ったが、エプロンからGAMIが胸をワシ掴み! 
すかさず木村がダブルチョップで飛び込んだが、大畠が寸前でかわして、GAMIに誤爆してしまう。

 この隙に大畠が自コーナーに戻り、藤本とチェンジ。サッカーボールキックにミサイル弾と逆襲に出る藤本。
続いて美央が出て行ったが、木村も中川と交替する。

 ここでハタナカヨウコは、後ろから前からを美央にヒットさせる。
だが、美央もハイキックからブラ下がり首4の字固めで逆襲に出ると、ヘッドバットに土蜘蛛で中川をフォール! 
だが、「ノーキャプテン」とアナウンスされ、試合続行が宣告される。


 消去法で木村がキャプテンとわかったクローズは、早速、木村に3人ドロップキック。
大畠がジャーマンを放ったかと思えば、大畠&美央でサンドイッチ式バックブローと攻め続ける。

 劣勢の木村だったが、胴締めスリーパーで大畠を捕獲。
これは美央にカットされたが、レボルシオン・ハタナカヨウコの連係から、木村が美央にビッグブーツ! 
決まったかと思われたが、これは藤本が猛ダッシュでカットに入る。
合体パイルドライバーもカウント2止まり。

 美央が三角コーンで逆襲に出ると、大畠はムチ、藤本もサッカーボールで続く。
3対1の状況で、絶体絶命の木村だったが、ピンチを切り抜けると、ノーハンドのヘッドバットで美央にお返し。


 両者ダウンとなるなか、木村がなんとかチェンジすると、GAMIがウエスタン・ガミアート! 
美央もヘッドバットを叩き込んだが、GAMIはフラフラになりながらも、十八番の目突きからの首固め!! 美央から3カウントを奪うと、リングアナが試合終了のゴング。
レボルシオン・ハタナカヨウコは、一発逆転のキャプテンフォールで優勝を決めた。

 自分で用意した賞金を、自ら手に入れたGAMIは「まいど。優勝賞金は、99万円です。一人33万円ずつ。ウチらは決起集会をした。
温泉に入りにいき、WAVEの特典DVDの撮影をして、(大畠が文句言うと)マニアがおんねん! 
熟女マニアがおんねん、熟女マニアがっ! 
またあのおいしいお寿司、食べに行きましょう! 
儲かってしゃ〜ないな〜。いやー、いやいやー、これで女子プロ大賞に近づいたんちゃう、私? 
本気で女子プロ大賞狙っているのです。みなさんも東スポにコネがある人、どんどん使ってくださいね。腹黒さんたちご苦労さんでした。
(美央が『1万でいいから!』とねだると)ない、ない、ない、ない。
あと5分で終わらないと、君たち売店の時間がなくなるけど?」とちょっとした脅し文句。

クローズが退散するのを見届けたGAMIはマイクを続ける。

GAMI「中川さん、木村さん、相打ちは痛かったけど、お金がもらえたんでヨシとします。
誰もが優勝すると思ってなかったウチらが優勝できましたからね。ありがとうございます。
木村、引退前にホンマに楽しかった、ありがとう。また来年も出てな。
ウチはトーナメントで賞金が出る団体なのでよろしくね。木村はあとは12月30日よろしくね。
頼むで、私の引退試合やからね、わかってる? 私より目立ったらアカンねんで。
中川さん、ウチら結構まだまだいけますよね。私、WAVEの大会が3回残っています。
12月4日は卜部と山下と決まっているので、12月15日、中川さん、組みませんか? 
最後に、もう1回、タイトルマッチに挑戦しませんか? いっちゃいましょうよ」

中川「いっちゃいましょうか!」


GAMI「レヴェルが違うんだよ、レヴェルがよ。
さっき、なんか試合終わってからブチブチ言って、メインどうしようかとドキドキしながらやってきた。
文子と山縣! 12月15日、挑戦を受けてください。よろしくお願いします」

だが、文子&山縣は睨んだまま動かない。

GAMI「あれ、怖気づいたんかな。ウチらレベルが違うやん。
(文子&山縣がゆっくりとエプロンへ)もう1回言います。
12月15日、ハタナカヨウコのタイトルマッチの挑戦を受けてください」

文子「受けます」

GAMI「マジで? 文子は受けるって。いいですか? いいですか? タイトル決定ですね。
じゃあ、これは植松たちが巻いてた時のように、タッグ王者のまま引退して、暫定王者を来年1月から決める、と。そういう流れですね。
そういうことで。もう1ついいですか。もう1つわがまま言っていいですか。
12月22日、桜花さんシングルやりましょう。ベルトはかけなくていいです。
シングルのベルトは引退までやらないことにしてるので。(桜花もリングに上がり握手)。
その前にさっき何かシングルチャンピオンがどうのこうのって言われてたから、何か言った方がいいんじゃないの? 私、裏でこっそり聞いてたよ」

桜花「それはタイトルやれってことですか。
22日も4日も無理なので、12月15日、いつも大師走・東は期末テストでWAVEの人間とやっていたので、去年の大師走で負けた渋谷シュウ! 
今年は殺し屋でちょっとしたブームは起きたけど、そのブームが来年まで持つか、持たないか、ベルトをかけてやりましょ。期末テスト、どうですか?」


 リングに上がった渋谷は「取ったらシングル?」とトンチンカンな答え。
さすがにイラっときた桜花は、「ベルトをかけるの、タイトルマッチやりましょうって言ってるの!」と声を荒らげる。

 これにはGAMIも渋谷の頭を札束で叩いたあと「やって勝てばお前がシングルチャンピオン。
それで正月はシングルチャンピオンでウホウホといって過ごせる。わかった? 
12月15日にタイトルマッチをやりなさい。大丈夫? 意味わかってる? 控室でゆっくり説明するわ。
さっきちょろっと控室で聞いてたけど、文子ちゃんの言ってることもごもっとも。私のWAVEじゃないんです、みんなのWAVEなんです。だから、メインでびしっと最終戦しめてください。
WAVEのメインでWAVEの2人でタイトルして、文子が納得する試合してお客さんも納得するような試合をして、今年の東京を締めくくろうよ。
もう一つ最後に言わせてください。いつもの12月15日、打ち上げWAVEやります。
今年も去年やった人気投票やりたいと思います。
人気投票、運。去年は実力もありましたけど、今年は実力なしでいきます。人気と運だけです。
それで一番になった人は来年、次どっちがチャンピオンになってるかわからないですけど、挑戦してもらいましょう。12月4日から人気投票しましょうか。
そんな感じで、以上! レボルシオン・ハタナカヨウコが優勝しました〜!!」


◎レボルシオン・ハタナカヨウコの優勝コメント

おめでとうございます。

GAMI&中川&木村「ありがとうございま〜す!」

特訓のかいありましたね。

GAMI「集会です。イメージトレーニングをいっぱいしたんです」

中川「交流を深めましたね」

木村「3時間しゃべって」

GAMI「3時間お湯につかってしゃべってました。トーナメント振り返って、結構、危うい場面あったんですが、気づけば私が全部勝っていますね。私がいつも負けるパターンなんですけどね」

木村「GAMIさんすごいですね。ミラクルガールですね」

GAMI「ミラクルガールですね。今日の最後がうれしかったな、うぉー!って吠えたもん」

木村「いやー、いまお金持っていますけど、今日は優勝したいというより、もっとこの3人で試合をしていたいの一心だったので、無欲の勝利だと思います。決勝で当たった人たちは、金・金・金と思ってたから負けたと思いますよ。無欲ですもん。GAMIさんと中川さんと最後と思って、ちょっとでも長くやりたいとか。もう1試合やりたいとか。結果、ついてきたもので、結果として、プロレス大賞も待っている!?」

GAMI「ぜひ女子プロ大賞を取りたいので、いろんな力を使ってます(苦笑)」

投票権のある人がここにはいませんが。

木村「今日、東スポさん来てないの?」

東スポにその賞金を届けてみればどうですか?

木村「そうか! 東スポいきましょう、乗り込みましょうよ」

GAMI「ぜひこの期に及んで、女子プロ大賞取りたいです」

そもそもなんで6人タッグを?

GAMI「とある男子プロレスを見に行って、面白いなと思って、思いつき。(名称がないが?)来年、考えます。急にひらめいて、急にやってもーたから。なんの用意もしてなかったけど、賞金の99万円がちゃんとね。ゲンナマあると、やる気になるじゃないですか」

プロレス大賞への手ごたえは?

GAMI「なんか、WAVEのZABUNグループの人たちがブログやツイッターに書いてくれたりして、こちょこちょ拡散してやってもらえてる。小さいことから徐々にね。だって今年、該当者いてそうにないもん。血だらけで丸坊主になったし、にこやかでしたけどね。引退するし、引退土産に女子プロ大賞とれたらいいかな、と。いままでそういう欲いっさいなかったんですよ。まったくなかったんです。タイトルマッチもシングルのベルト欲しいとかいっさいなかったんですよ。でも、無欲で引退する時、女子プロ大賞ほしいな、と。これもご飯食べてて、狙えば?と言われて、その気になっただけですけど。その気になったので、その気にさせてください」

引退までのWAVEカードが出揃ったが。

GAMI「15日にタッグで、22日に桜花と。それがWAVEの最終戦なので」

ファン投票は、去年は波女を除外してたが、基本的に今年WAVEに参戦した全選手が対象?

GAMI「そうですね。私は退きます。私以外で」

スターダム所属以外は全員?

GAMI「そうですね。スターダム所属以外は全員ですね」

木村「スターダムを主戦場にしている人にも権利はあるんですよね?」

GAMI「あります、あります。木村さん(WAVEに)出ているから。だから、ほぼ女子プロ全体97%ぐらいの割合で」

最下位の発表も?

GAMI「もちろん。中間発表とかします、今年は。選挙法違反も徹底的にチェックします」

中川「去年、ありましたからね」

GAMI「ありましたからね」


Weekday WAVE Vol-68
11月27日(水)東京・新木場1stRING 観衆=196人
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