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近年、両親の離婚・再婚によってできる「ステップ・ファミリー」。血のつながらない親と子、子ども同士が「家族」として生活を共にすることである。
『キッズ・ウォー〜ざけんなよ〜』は、この「ステップ・ファミリー」を中心に、家族のあり方、子どもの教育、親の成長をコミカルに描くファミリー・ドラマだ。


30歳の津村春子(生稲晃子)には離婚暦がある。かつてヤンキーとしてならした春子は、中西伸二(宇崎慧)と知り合い結婚。一人の娘・茜(井上真央)をもうけるが、中西のだらしなさに見切りをつけて離婚。茜を中西のもとにのこし実家に帰ってきた。
しばらくして春子は、今井大祐(川野太郎)と出会い、再婚。新生活をはじめる。
今井家にはエリート志向の強いしゅうとめ・友恵(島かおり)と小学校6年生の長男・健一(小谷幸弘)、5年生の長女・里香(宮崎真汐)、3年生の浩(金澤匠)の3人の子供たちがいる。


かつて名門私立幼稚園に勤め、現在は「英才胎教」を実践する友恵と、教師だった大介の前妻に育てられた子どもたちはみな優等生で、全く逆のタイプである春子になつこうとはしない。
しかし、持ち前の明るさと楽天性で、春子は前向きに子供たちに接するのであった。
ところがある日、今井家に突然茜がやって来る。借金取りに追われる中西とともに、茜は東京に出てきたのだが、中西の後を追ってきた女が気に入らないため、春子のもとにきたいと言うのだ。
今井家の子どもたちと違い、茜は明るくのびのびと育ったこどもで、気が強く外見も派手である。すぐさま、今井家の子どもたちと茜は反目しあうが、大介の計らいで同居することに。そんな中、春子が妊娠。友恵は春子を、自分の主催する「英才胎教」に通わせる。納得がいかないながらも、春子は従うのだった。


茜と3人の子どもたちの衝突が繰り返される日々。そこへ、さらなる騒動が。長男・健一がイジメのため、不登校に。次男・ヒロシは過度の期待によるストレスで体調を崩し、エリートのはずの大介はリストラされてしまう。加えて、里香の反抗的態度は、だんだんと強くなる。
だがぶつかりあいながらも、茜と子どもたちは次第に心を通わせあうようになり、互いを思いやるようになる。そして春子と友恵も本音をぶつけあい、認め合うように。
そしてついには、最後まで頑なだった里香の心もほだされ、春子に打ち明けるようになる。
数々の問題、いくつもの衝突を乗り越え、バラバラだった「今井家」の大人と子どもたちは、しっかりとした家族のつながりを築くのだった。