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Camelは英国のプログレッシブ・ロッ ク・バンドです
詳しくは,Wikipediaで調べてみてください(笑

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Camel Productions

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Nude
出典: フリー百科事典『キャメペディア(Camepedia)』

キャメペディアへよ うこそ
キャメペディアは,英国の プログレッシブ・ロック・バンドCamelに関する用語事典です。
現在,キャメペディアは, 試行中につき,約30本の記事しかありません。
筆者の能力不足,勉強不足のため,間違いや不正確な記述もあろうかと思いますが,お気付きの点 がありましたら,是非お知らせください。どうか,あたたかい目で見守ってやってください



Nude
1981年作

80年代初のスタジオ作品は,小野田少尉の実話をもとにしたコンセプト・アルバムと なった
プログレッシブ・ロック不毛の時代に,自分達はどのように立ち向かっていくのか,迷いなが らも強い決意に満ちた内容となっている
楽曲的には,ボーカル曲は程よくポップ,対してインスト曲は意外とヘヴィーで演奏の細部に は職人技的なこだわりが随所に見られる
80年代に入ってもCamelの歩みは順風満帆であるかのように思えたのだが...
このアルバムからLatimerのパートナーであるSusan Hooverが,作詞者としてクレジットされるようになる。内ジャケットには,歌詞を補足する形でこの物語のストーリーが記載されている

■ Side1
01. City Life
02. Nude
03. Drafted
04. Docks
05. Beached
06. Landscapes

■ Side2
01. Changing Places
02. Pomp And Circumstance
03. Please Come Home
04. Reflections
05. Captured
06. The Homecoming
07. Lies
08. The Last Farewell : The Birthday Cake, Nude's Return

Andrew Latimer : Guitars, vocals, flute, koto, & various keyboards
Andy Ward : Drums & percussion
Colin Bass : Bass & vocals
Mel Collins : Flute, piccolo, & saxophone
Duncan Mackay : Keyboards
Jan Schelhaas : Piano on 'The last Farewell'

Guest
Chris Green : Cello
Gasper Lawal : All percussion on 'Changing Places'
Herbie Flowers : Tuba

Produced by Camel, Tony Clark and Haydn Bendall
Concept devised and written by Susan Hoover


SIDE1-1
City Life / 街での生活 (5:05)
(Latimer, Hoover)

冒頭はポップな曲調のボーカル曲
街での生活に流されて行く自分に自問自答する歌詞内容


SIDE1-2
Nude / ヌードのテーマ (0:28)
(Latimer)

短いインスト曲がブリッジとなり3曲目に続く


SIDE1-3
Drafted / 徴兵の時 (3:49)
(Latimer, Hoover)

ポップなボーカル曲だが,ギター・ソロが印象的。あいかわなず良い音色だ
拒みようのない徴兵を自分の中で合理化せざるを得ない葛藤を歌詞にしている


SIDE1-4
Docks / 埠頭にて (3:53)
(Latimer, Watkins)

戦地へ赴く不安な心境か
細かいギターの音色・奏法の使い分けもおもしろい
次曲のBeachedに続く


SIDE1-5
Beached / 島への上陸 (3:30)
(Latimer)

戦場となる南海の島への上陸
スリリングな曲調のインスト曲
ワイルドなギターとそれを支えるドラムの細かい技が見事


SIDE1-6
Landscapes / 島の風景 (2:37)
(Latimer)

一転してフルートが静かに美しいメロディーを奏でる
戦いが終わり,静かな島に戻ったのだろうか


SIDE2-1
Changing Places / 果てなき逃亡 (4:12)
(Latimer)

印象的なパーカッションをバックにフルートが絡む
ジャングルの中を彷徨い逃げる主人公を描写しているようだ
パーカッションのGasper Lawalは,Colin Bassが在籍していたClancyでのバンド・メイト


SIDE2-2
Pomp And Circumstance / 心の聖域 (2:04)
(Latimer)

静かで美しいインスト曲
逃亡の身とはいえ,穏やかな南海の島での生活を表しているようだ
月に一度小高い丘の頂上で国歌を歌い,銃を1発空へ向けて撃つ事が習慣となっていた
そして29年というジャングルでの逃亡生活が過ぎた


SIDE2-3
Please Come Home / プリーズ・カム・ホーム (1:12)
(Latimer)

「もう戦争は終わったのですよ。どうか戻ってきてください。」
Mr.Oに帰還を訴える歌詞の短いボーカル曲


SIDE2-4
Reflections / 巡る思い (2:41)
(Latimer)

これまでの逃亡生活を振返る。祖国への思いと自分の信念との間で揺れる心境か


SIDE2-5
Captured / 保護 (3:13)
(Latimer, Schelhaas)

突然けたたましい曲調に
Mr.Oを捕まえようと激しい争いになる
アルバムの中でも白眉のインスト曲


SIDE2-6
The Homecoming / 帰還 (2:42)
(Latimer)

帰国を歓迎するイベントだろうか
ニムロデルを思い出す


SIDE2-7
Lies / 偽り(4:58)
(Latimer, Hoover)

Camelらしいブルーズ的なボーカルとギター,更にオルガンのソロも印象的
文句のつけようがない曲そして演奏だ
Tell me no lies, has peace arrived... Or, is this some kind of joke?
歌詞で語られるMr.Oの心情は,当時の音楽シーンでのAndy Latimerの心境と重なるのだろうか
そう思うと,せつなくなる


SIDE2-8
The Last Farewell : The Birthday Cake, Nude's Return/ 永遠の別れ, バース デイ・ケーキ, 新しい旅立ち(4:07)
(Latimer)

文明社会に馴染めなかったMr.Oは日本を旅立つ
Andy Wardのプレイだが,前曲までは,打こみ風で無機質だったものが,最後のこの曲に来て,70年代を思い起こさせるスタイルに一変する