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「生活の質」高い都市でウィーンが5年連続首位、東京は43位

2014年 02月 20日 11:35 JST
 
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[ウィーン 19日 ロイター] -米コンサルティング会社マーサーがまとめた2014年の「世界生活環境調査・都市ランキング」では、オーストリアの首都ウィーンが世界で最も生活の質が高い都市となった。日本は東京が43位に入り、神戸47位、横浜49位、大阪57位となっている。

人口約170万人のウィーンは、同ランキングで5年連続の首位を堅持。文化的な名所や、包括的な医療制度などが高い評価を得た。公共交通機関で年間パスを購入すれば、1日あたりの交通費が1ユーロであることも高評価につながった。

ドイツやスイスの都市も評価が高く、チューリヒ、ミュンヘン、デュッセルドルフ、フランクフルトがトップ10入り。トップ10のうち7都市が欧州で、残り3都市は、ニュージーランドのオークランド、オーストラリアのシドニー、カナダのバンクーバーとなった。

米国では、サンフランシスコが27位と健闘。アジア太平洋地域ではシンガポールの25位が最上位で、中東・アフリカ地域ではドバイの73位が最上位となっている。

全体の最下位は前年に続き、イラクの首都バグダッド。米国が主導した2003年のイラク侵攻以降、バグダッドでは宗派間の対立が続いている。

マーサーは政治的な安定や医療保険制度など39の項目に基づいて世界の都市を評価。企業が海外駐在員などに支払う報酬や各種手当を決める際の材料を提供している。

 

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2月19日、2014年の「世界生活環境調査・都市ランキング」で、オーストリアの首都ウィーンが5年連続で世界で最も生活の質が高い都市となった。写真はウィーン市内のヴォティーフ教会。1月撮影(2014年 ロイター/Heinz-Peter Bader)