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産業都市・川崎の100年の変遷紹介 岡本太郎の作品やポスター、写真など240点
産業都市・川崎の100年の変遷紹介 岡本太郎の作品やポスター、写真など240点
川崎の産業発展を支えた企業と、川崎で暮らす人々に焦点を当てた企画展「産業都市・カワサキのあゆみ100年-進化しつづけるモノつくりの街」が一日、川崎市市民ミュージアム(中原区等々力)で始まった。製品やポスターなど貴重な資料に加え、岡本太郎が市内の製鉄工場を取材し描いた戦後の代表作「重工業」や、写真で川崎の過去から現在を紹介している。 一九〇八(明治四十一)年に、横浜精糖(現在の大日本明治製糖)と東京電気(同・東芝)が、川崎で工場を稼働させて百年。この間の産業都市・川崎の変遷を通して、今後の川崎について考えてもらおうという企画。 企画展示室1では、「工都を作る」「工都で働く」など五つのコーナーで、工場地帯の形成過程や戦後の発展、社会問題化した公害、工場で働いた労働者の状況、最先端の研究開発拠点が集積している現在の姿などを、約百五十点の資料で紹介。南武鉄道(同・JR南武線)の沿線案内図や大正、昭和初期のキャラメルのパッケージ、大正時代のラジオやレコードの広告なども展示している。 同室2では、岡本太郎作品のほか、王子直紀、原英八、原美樹子の三氏の写真家が切り取った現代の川崎の風景を九十点の写真で紹介している。 十月十四日(企画展示室2は今月三十日)まで。月曜日休館(祝日の場合は翌日)。十六日午後二時から、シンポジウム「川崎の技術力-技術で人を幸せにしたい」を開催。観覧料=一般五百円、六十五歳以上・大学生・高校生三百円、小中学生無料。 (飯田克志)
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【東京新聞】 |
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