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基礎を家庭、応用を学校「反転授業」 武雄

 来年度から市内の小中学生全員にタブレット端末を配布する武雄市教育委員会は26日、子どもたちが端末を使って家庭で予習し、学校では応用学習などに取り組む「反転授業」の研究授業を実施すると発表した。ICT(情報通信技術)の進歩に伴い米国で2000年代から広がった教育手法で、端末を先行導入している武内小で11月、理科と算数で試行し、順次広げるか検証する。

 反転授業は、従来学校で学んでいた基礎的な内容を家庭で学び、家庭で宿題として取り組んでいた応用課題を学校で学ぶスタイルに「反転」させる。自治体単位で実施されれば国内初の試み。

 教師が教科書の内容を分かりやすく解説した動画を撮影し、端末に入力。子どもたちは端末を持ち帰り、家庭で動画を見て問題を解き、自由な時間を利用し、分からないところは繰り返し学習ができる。

 学校の授業では分からないところを教え合ったり、議論して応用課題に取り組む。教師は端末データをチェックし、理解度を正確に把握できるほか、子どもたちのコミュニケーション能力も高まるという。

 10月1日から市教育監としてICT教育推進を統括する代田昭久氏(48)は同日、就任会見を行い、「反転授業で武雄市を学力日本一にする」と表明。「課題はどこまで家庭との連携が図れるか、事前学習の動画コンテンツが充実するのか、教員が対応できるかになる。研究授業で問題が出ると少しブレーキがかかる」と述べた。

 武雄市は2011年度から武内小と山内東小で4~6年生に1人1台ずつiPadを配布し、授業で使っている。来年4月には小学生全員に、15年4月には中学生全員にタブレット端末を配る予定。

 市教委は26日、教育委員会を開き、端末機種と納入業者を選定する委員会を来月設置することを決めた。浦郷究教育長は「ハードの環境をつくるのに並行して、新しい授業手法を考える意義は大きい」と話す。

2013年09月27日更新
10月に武雄市教育監に就任する代田昭久氏が記者会見し、「反転授業」について述べた=武雄市役所

10月に武雄市教育監に就任する代田昭久氏が記者会見し、「反転授業」について述べた=武雄市役所


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