ソチ五輪フィギュア:“まっちー”に感動、冷めやらず 古巣のリンクにコーナー、フィギュア人気熱々−−東区 /広島

毎日新聞 2014年03月02日 地方版

 ソチ五輪フィギュアスケート男子で五輪初出場を果たし、5位に入賞した町田樹(たつき)選手(23)。小学校時代から通った東区のアイスリンク「広島ビッグウェーブ」には、町田選手ゆかりのグッズや写真を集めたコーナーが設置され、多くの人が五輪の感動を新たにしている。また、リンクの一般利用も人気を集めるなどフィギュア熱が高まっている。【高橋咲子】

 今季のグランプリシリーズ連勝、全日本選手権2位など、五輪シーズンで大きな成長を遂げた町田選手。ソチ五輪でも「エデンの東」や「火の鳥」といった印象的なプログラムで5位に食い込んだ。

 町田選手は小学校4年で関東から広島県へ転居。ビッグウェーブは、夜明け前から一番にリンク入りして練習に励んできた思い出の場所だ。このためビッグウェーブでは町田選手を応援しようと、ソチ五輪開幕に合わせて入り口ホールにショーケースを設置。過去に開かれたアイスショーの写真や、サイン、練習ではいていたスケート靴などを4月ごろまで展示する予定だ。

 ホールでは、リンクを訪れた人らが熱心にケースをのぞき込んだり、そばに置かれた町田選手の等身大パネルと記念撮影する姿も。同じ牛田中出身で同区の大学生、城根和希さん(22)は中学1生のとき、3年だった町田選手が学校で表彰されていた姿を覚えている。「あの時の先輩が“まっちー”(町田選手)なんだ」と感慨深げ。「まっちーがいたからこそ、オリンピックが楽しかった」。共に訪れた同区の大学生、吉岡恵美さん(22)も「五輪エキシビションは、リラックスしつつも持ち味の表現力を出していてすばらしかった。今後も応援したい」と話し、町田選手の現役続行を喜んでいた。

 ビッグウェーブの職員、森本秀司さん(47)によると、五輪開催でリンクの一般利用に訪れる人は例年の2割増に上っているという。家族連れが多く、「町田選手の活躍を見て、身近に感じるところがあるのでしょう」と指摘する。月1回開催される「ワンポイントレッスン」は3月分も既に予約でいっぱいで、フィギュアスケート人気の高まりを示している。

 同リンクでは、平日に不定期で県スケート連盟関係者がボランティアで指導してくれることがあるという。森本さんは「リンクを訪れた際は、気軽に職員に尋ねてみて」と話している。問い合わせは広島ビッグウェーブ(082・222・1860)へ。

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