LSD

English here.

パッケージ
LSDパッケージ
公式サイト
http://web.archive.org/web/20010721032451/www.compu-lsd.com/
機種
PlayStation
ジャンル
ドリームエミュレータ
販売元
アスミック・エース・エンタテインメント
制作元
OUT SIDE DIRECTORS COMPANY LIMITED
発売日
1998年10月22日

こんな人にオススメ

電波を受信したい人。気が狂ってる人。夢の世界へ引きこもってみたい人。実験的なゲームを我慢できる人。

イメージ

はぁはぁ 機関車トー○ス スモウ くるくる ピンクのゾウ 京都、ゲイシャ

感想

奇妙なゲーム

大仏が歩いてたり、ピンクの象が飛んでたり、目の前の車がイキナリ猛スピードで海に突っ込んだり、 道にいる女の子に近づけば首がもげ落ちたり、道に死体が大量に転がってたり、壁に怪しげな文字列がびっしり書いてあったり、 とにかく何が何やらわからないあやしいゲーム。カナリ電波です。やっべ、マジやっべ。

一言で言えば、コレは「夢の中をフラフラして、不思議な体験を味わう」ゲーム。 なんでも制作スタッフの一人が10年間に渡り書き留めた【夢日記】がこのゲームのベースになっているんだとか。

人により好き嫌いがメチャクチャ別れるゲームである事は確かだけど、 とりあえず他のゲームには無い感覚が楽しめる事は保障します。 私ははじめてLSDをプレイした後、他のゲームをやってみたら「これはなんて普通なゲームなんだ」と違和感を感じました。 それくらいLSDは個性的と言える。 24時間ぶっ通しでプレイしたら確実に廃人になって精神病院のお世話になるでしょう。

「白熱するゲーム・感動するゲームがやりたい」という方は、そういう要素は一切含まれていないので買わないほうが無難。 また、このゲームはずっと一人称視点(主観視点)なので、3Dゲームで酔った事のある人もやめた方が良さそう。

ランダムな世界

LSDにはストーリーが無ければ、ゲームの目的も無い。 夢の世界をフラフラしていると突然、奇妙な生き物が出てきたり不思議な出来事が起こったりする。 例えるなら「何が出るかわからないビックリ箱」といったところだろうか。 「今度は何が出るかな?」とプレイ中は期待に胸を膨らませてくれる。 そして期待通りに、プレイ中に新たな発見とかがあると小さな幸せを感じられるかもしれない。 中には不条理な仕掛けもあるので、心臓に負担がかかって寿命が縮むような感覚がする事もある(;´_`)

ただ、所詮はビデオゲームなので完全にランダムというわけではなく、 ある程度パターンが決まっているので、パターンを見つけてしまうとすぐに飽きてしまうかも。

実験的作品である事に意義がある

太田出版の『超クソゲー2』では「制作途中のゲームにそっくり」といったような事を述べてLSDを批判している。

確かにLSDは他のゲームと比較するのも馬鹿らしくなるような実験的な“ゲームじゃない”ゲームなので、 他のゲームの基準で考えれば話にもならないゲームだ。

しかし私は、まだビデオゲームの歴史は浅いのでもっと多様化する必要があるのではないかと思う。 この観点から考えると制作途中のゲームのようなゲームを売るという事も、ゲームとして完成しているのであれば、 従来の市販されているゲームと比べて違いすぎているという理由で切り捨てる事が一概にも正しいとは言えない。 そして私がLSDを評価する点が正にそこにある。 「ゲームはこうでなければいけない」と縛られている人には絶対に出せないようなゲームを、 自主制作ではなくプレステ市場で売ってしまうなんて真似はなかなか出来る芸当ではない。 このような柔軟な姿勢こそ、硬直化しつつある今のゲーム業界を打破できる可能性となるのではないだろうか。

ヴィジュアル

毒電波を発信していそうな狂った感じのサイケデリックな画面が大半を占めている。 シュールなゲーム画面からは賑やかな静かさというか鮮やかな無色といったアンビバレンスな雰囲気が漂っている。

よく「プレステの3Dゲームは画面が汚い」とか言われているが、 このLSDはそれを逆にシュールな感じに見せる事によって芸術としていかしている。 プレステ・サターン全盛期は 「3Dで迫力があるゲームを目指したもののポリゴンがカクカクのしょぼいゲームになってしまった」という感じがするゲームがたくさん見られたが、 プレステの3D描画能力に幻想を抱かずにあえてシュールさを演出するものとして開き直って利用したゲームは珍しいかもしれない。

頭痛・吐き気がするぐらいカラフルな虐めに期待する方や、シュールな映像が好きな方には良いかもしれません。

制作元のOSDのサイトでLSDのジャケット画像やゲーム画像が見れます。

サウンド

このゲームに使われるBGMはなんと500パターン!やる度に違う音楽が流れてくる!! と書くと聞こえが良いが実際は同じ曲の音源違いバージョンがいっぱい入ってるだけ……。 そしてOP曲のリミックスにケン・イシイほか多数が参加。

BGMはテクノっぽい感じ。中には中東の民族音楽風の曲があって、「ゲームにしては珍しいな」と思ったけど、 もっと不協和音を奏でる不気味な曲を使った方が良かったと思う。 個人的には効果音が好き。チープだけど無機質で音量が大きいので不気味さが出ている。 むしろ画面がチープなので効果音もチープになっていてマッチしている。

操作性

操作性はお世辞にも良いとは言えない……。走ってる時に即座に止まらなかったり、方向転換しづらかったりしてイライラする。 だけど、アクションゲームではないので我慢できる範囲かな?かな?

注意事項

合わない人には絶対合いません。

前にも述べましたが、このゲームは人によって好き嫌いが激しく分かれるので注意。 つーか合う人のほうが少ないと思います。 もし合わなかったらヤフーオークションに出すと、レアなゲームなので無茶な価格設定をしなければ欲しがってる人が買ってくれます。

入手困難

多分、このページを見た人の殆どはLSDの存在を知らなかったと思います。 つまりそのくらい販売された本数が少ないレアなゲームだったり。 もちろん現在は生産中止。中古ゲーム屋で見つけたら迷わず買いましょう。

とりあえずLSDを買ったらLSD攻略ページへどうぞ〜ヽ(´ー`)ノ


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