桃太郎のSSを書いてみましたw
ビフォアストーリーになっています
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あるところにお兄ちゃんと幼女がいました
お兄ちゃんは山へ芝刈りに
幼女は川へ洗濯に向かいました
お兄ちゃんの携帯に幼女からメールが来ました
幼「桃おっきいの流れてるなう」
幼「はわわ、流されれぅΣ」
妹が大変なようだとお兄ちゃんは川へ向かいました
川へ辿りつくと幼女は居なくなっていました
ふと河岸の木の枝に幼女の赤い靴の片方をお兄ちゃんは見つけました
何かを感じた青年は服を脱ぎ捨て水中へ、川下へと泳ぎました
泳ぎの得意な青年はぐんぐん速度をあげて行きました
兄「この先に滝があったらどうしよう!流される!」
しかし川はだいぶ浅くなってきました
滝もありませんでした
かわりに陽気なおじさんが川の先の浅いところに立っていました
【陽気なおじさんがブリーフ一丁で仁王立ちしている】
おじさん「君が探している女の子は何色の靴を履いていたのかな?赤、銀、金があるよ」
青年「おじさん妹を知ってるの?おじさん助けて!」
しかし陽気なおじさんは、いいから答えてごらん、赤、銀、金と迫って来ました
青年はそれどころではありません
おじさん知らないならそこどいてよ、急いでるんだ、と青年が伝えると
おじさん「赤だよね、おじさん知ってるよ、ほら後ろにいるよね」
たまたま川近くを通った陽気なおじさんは妹を見つけ助けていたのでした
幼女「おじさん、桃、ごめんなさい、美味しそうだったの」
おじさん「桃もあるよ、ほら」
おじさんがポケットから取り出したのは桃のかんづめと缶切りでした
大きな桃は流されてしまったけど妹が無事で良かった
こんどは浅い川で洗濯するよう妹に教えてあげよう、と青年は思いました
桃缶を食べ終えた幼女は左手をお兄ちゃんと繋ぎ、右手でおじさんにバイバイをしました
翌年鬼が現れました。桃は流されたまま。鬼は暴れます。
あの時お婆さんぽい人が見つけていたら良かったのに私のせいで、と幼女は悩みます
幼女はそれから大きくなりお母さんになりお婆さんになりました
桃流されてこないかな
桶、洗濯板、大きな籠と網、準備は毎日OKでした
桃が流れて来ました
続きは桃太郎になるのでした
(おしまい)