競技性高い障害者スポーツ支援、文科省に一元化

 東京五輪 

　政府は、「全国障害者スポーツ大会」など競技性の高い障害者スポーツ支援を文部科学省に一元化する方針を固めた。

　２０２０年夏季五輪・パラリンピックの東京開催をにらんだ選手強化策の一環だ。来年度以降、大会開催や選手派遣などに使われている予算約９億円が文科省に移される。

　障害者スポーツの支援は、主に厚生労働省が担当してきた。ただ、障害のある選手の多くが健常者と同様に手厚い強化支援を求めており、厚労省も、健常者のスポーツ支援を所管する文科省に一元化を働きかけていた。すでに、パラリンピックの選手強化策は来年度から文科省に移管されることが決まった。

　厚労省は来年度以降、スポーツ教室などレクリエーション色の強い障害者スポーツを中心に支援していくことになる。