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渡邊正氏に国土地理院長から感謝状

(左から)金窪氏、熊谷参事官、渡邊氏、稲葉地理情報部長

(左から)金窪氏、熊谷参事官、渡邊氏、
稲葉地理情報部長

 11月22日、渡邊正氏に感謝状をお届けしました。
 これは、8月23日、氏が終戦の混乱時に貴重な資料が散逸し失われるのを惜しまれ長い間密かに保管していた貴重な資料を後生に伝え活用されるよう、国土地理院長に寄託されたことに対し行われたものです。
 今回の寄託にあたっては、資料を整理するとともに、渡邊氏を国土地理院に紹介していただくなど、元国土地理院長の金窪敏知氏に仲介の労をとっていただきました。

  寄託資料の中には、国土地理院の前身である内務省地理調査所が設立された経緯を示す資料もあり、軍用目的の地図作りから民生用の地図作りに短期間で移行できた事情を証す貴重なものであります。

 また、戦争末期の本土決戦に備え計画実施された兵要地理調査研究会に関する資料では、国内の地理学者を集めて地理学的な調査研究が行われた様子がうかがえます。

  渡邊正氏は、終戦時に陸軍参謀本部第二部の参謀として、情報に関する総合情勢判断、兵要地誌及び陸地測量部の管轄を担当されていました。氏は、戦後の荒廃した国土の復興には地図が必要と考え、占領軍による陸地測量部組織及び地図原版を解体・接収から守るため陸地測量部を民生組織に切り替えることに奔走されました。

感謝状を手渡す熊谷参事官(左)と渡邊氏(右)

感謝状を手渡す熊谷参事官(左)と渡邊氏(右)

氏のご尽力により内務省地理調査所が短期間に設立され、現在の国土地理院へと発展する礎が築かれました。「地理調査所」の命名も氏がされました。
 感謝状は、渡邊正氏のご自宅に国土地理院熊谷参事官がお届けしました。
 今回寄託を受けたこれらの貴重な資料は、今後国土地理院において保管しその有意義な活用を図って参ります。

(地理情報部)

国土地理院広報 2005年12月

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