広島・土砂崩れ　安倍首相、救命・救助などへ全力で取り組み指示

フジテレビ系（FNN） 8月20日(水)10時44分配信

広島市での豪雨による土砂災害を受けて、安倍首相は20日朝、被災者の救助に全力で取り組むべきとするなど、3つの指示を発表した。
この指示の中で、安倍首相は、早急に被害状況を把握して、政府の総力を挙げて、被災者の救命・救助などに全力で取り組むよう指示した。
また、関係省庁が緊密に連携し、住民の避難などの支援に万全を期すよう指示をしている。
さらに、今後の情報提供など、政府からもしっかりと行い、今後の被害の拡大が防止できるよう、指示を出している。
安倍首相は、20日は夏休み中で、山梨県内で森元首相らとゴルフをする予定だったが、これを中止した。
山梨県を出発し、午前11時すぎ、首相官邸に戻る予定で、東京に向かっている。
首相官邸では、20日午前4時20分、危機管理センターに情報連絡室が設置され、状況の把握が、官房長官らのもとで進められている。
一方、小野寺防衛相は20日午前6時半、広島からの自衛隊の災害派遣要請を受けて、すでに初動部隊が現地で活動していると説明している。
小野寺防衛相は「けさ6時半に、広島県知事の方から、災害派遣要請があった。現在、現地に初動部隊が入っており、人命救助・捜索活動を行っております」と述べた。
また古屋防災担当相は、午前10時から、関係省庁の担当者を集めて、災害対策会議を開いており、今後の気象情報、また情報収集など、人命救助、今後の被害拡大を防止するような対応を協議している。