平成27年度前期 連続テレビ小説「まれ」出演者発表!
平成27年度前期の連続テレビ小説「まれ」。
ヒロイン・希(土屋太鳳)をとりまく出演者の方々が発表となりました。
<希の家族(津村家)>
ヒロイン 津村希(つむら まれ)
…土屋太鳳
人生のモットーは「地道にコツコツ」、生真面目で安定第一の女の子。困った人をほおっておけない性格で、彼女の人助けが時に「希」なことを呼び込む。父に代わって母を助けるため、高校に通いながら塩田や畑仕事を手伝い、輪島の朝市でも売り子をする。高校卒業後は念願だった市役所に就職するが、パティシエという夢を抱いて、横浜へ。フランス帰りの名パティシエのもとで厳しい修業に励み、次第に才能を開花させていく。
希の父 津村徹(つむら とおる)
…大泉洋 連続テレビ小説初出演
自他ともに認めるダメ人間。山っ気があり若いころから仕事が長続きせず、自分で商売をしようとあれこれ手を出しては失敗。懲りて地道に働けばいいものを、たまに一山当てたりすることもあって、なかなかまっとうな道を歩めない。ついには自己破産に追い込まれ、家族で能登に移住してくることに。夢が嫌いな希に、ことあるごとに夢の大切さを語って聞かせる。
希の母 津村藍子(つむら あいこ)
…常盤貴子 連続テレビ小説初出演
夫に代わって一家を支える大黒柱。普段はおっとりしているが、移住先を決める際にダーツ投げで選ぶような大胆な面をもつ。能登では見た目に似合わない怪力で塩田作業をこなし、畑仕事や朝市で収入を得て希たちを育てる。希の生き方を母として常に応援するが、希がパティシエの道を選ぶときに反対することになる。
希の弟 津村一徹(つむら いってつ)
…葉山奨之 連続テレビ小説初出演
希の1つ下の弟。独特な能登地方のことばを軽々とマスターするなど、すんなり能登になじんで育つ。父親譲りで勝負事が好きだが、徹と違って勝負運が強く、状況を冷静に分析する才能をもつ。高校時代にはその分析力を生かして野球部の参謀として活躍。やがて家族には秘密でネット上でのデイトレードにのめり込んでいく。
希の祖父代わり 桶作元治(おけさく がんじ)
…田中泯 連続テレビ小説初出演
輪島市近郊で代々塩作りをしている塩田の職人。息子は能登を離れており、妻の文と二人暮らし。普段は炎天下での厳しい力仕事を寡黙にこなしているが、祭りとなると先頭に立って山車(ヤマ)を動かし、誰も止められなくなる祭り好き。一緒に住むことになった希たち家族と、やがて本当の家族のようになっていく。
希の祖母代わり 桶作文(おけさく ふみ)
…田中裕子
元治の妻。女性がよく働き、男性が楽をすると言われる「能登のとと楽」を地でいく働き者の女性。 元治の塩田を手伝うかたわら、夏は農作業、冬は岩のり獲りなど、あらゆる仕事をこなす。 肝っ玉が大きくさっぱりした気性で、時に毒舌家ではあるが、心根は親切で優しい。移住してきた津村一家を最初は認めないが、ひたむきな希の生き方を知る中で、次第に一家を認めるようになっていく。
<能登の大人たち(働かない親父3人組)>
一子の父 蔵本浩一(くらもと こういち)
…篠井英介
「サロン・はる」の亭主。能登はもうダメだとぼやいてばかりのネガティブな性格で、人生を悲観している。そのくせ何もせずに、家業は妻・はるに任せっきりの典型的な「とと楽」。同じく働かない希の父・徹と意気投合する。
みのりの父 寺岡真人(てらおか まこと)
…塚地武雅 連続テレビ小説初出演
村の郵便局員。兼業農家だが、農業は妻に任せっきりで、郵便配達の合間に「サロン・はる」でサボってばかりいる「とと楽」仲間。一方で妻への愛情は人一倍で、久美のことを村で一番の美人だと思っており自慢にしている。
洋一郎の父 角慎一郎(かど しんいちろう)
…ガッツ石松
漁師にして地域の区長。地域の世話役をやっていることもあって責任感が強く、人望もある。一方で浩一、真人と幼なじみであることもあって二人のサボりに付き合ってしまうこともしばしば。妻を若いころに亡くしたため、洋一郎を男手一つで育ててきた苦労人でもある。
<能登の大人たち(働き者の女たち3人組)>
一子の母 蔵本はる(くらもと はる)
…鈴木砂羽
村で唯一の美容院「サロン・はる」の経営者。夫とは正反対のポジティブ思考。商売熱心で、常に新しい分野を開拓することに貪欲。やみくもに都会に憧れて能登を出たがっている一子を危ぶみ、店を継がせようとする。地元のコーラスグループ「うみねこ座」の中心人物として、チームをまとめている。
みのりの母 寺岡久美(てらおか くみ)
…ふせえり
仕事をサボってばかりの夫・真人と違って働き者。農業のかたわら、藍子と一緒に元治の塩田でアルバイトをしている。性格は娘のみのりと似て物腰もやわらかくおとなしいが、実は言うことは結構言う。
恋多き謎の女 小原マキ(おはら まき)
…中川翔子 連続テレビ小説初出演
「サロン・はる」で働くエステシャン。ここに集まる女性たちの中では一番若く、独身。この地域の出身ではないらしいが、それまでの経歴は不明で自分でも語らない。 非常に惚れっぽく、毎年祭りが終わると新しい彼ができている。村の女性が集まる合唱団「うみねこ座」の中心メンバーとして、はるとともに活躍する。
<輪島>
圭太の祖父 紺谷弥太郎(こんたに やたろう)
…中村敦夫 連続テレビ小説初出演
輪島塗の製作・販売を行う塗師屋(ぬしや)で、輪島のゴッドファーザー的存在。粋人で普段は若い女性を連れ歩いたりしているが、仕事となると頑固で昔堅気の親分肌である。なんとかもう一度、輪島の漆を栄えさせなければならないという危機感と使命感をもっている。元治とは幼なじみだが、かつて文をとりあった過去があり、いまだに犬猿の仲。
圭太の父 紺谷博之(こんたに ひろゆき)
…板尾創路
輪島市役所職員。外浦村役場から石川県庁への出向を経て、合併後の輪島市役所に戻ってきた。優秀だが非常に現実的で理詰めで、人を追い詰める完ぺき主義者。弥太郎や圭太が情熱を注ぐ輪島塗には興味がない。後に希が市役所で働き始めると、直属の上司に。規則の範囲を超えて人助けしてしまう希の天敵となっていく。
<希の同級生(生まれた時から知り合いの5人組)>
希の同級生 紺谷圭太(こんたに けいた)
…山崎賢人 連続テレビ小説初出演
※山崎賢人さんの「崎」の字はたつざきです。
輪島塗職人の卵。“塗師屋”をしている祖父・弥太郎の工房で輪島塗の魅力にとりつかれ、職人の道を志す。頑固一徹、輪島塗を語り出すと熱くなり止まらない。希とはなにかとぶつかるが、お互い気になる存在でもある。高校生活最後の夏休みに希たち同級生皆で輪島大祭に向けてキリコ(※)を修理し担ぐことになり、希と急接近していく。
※キリコ…切子灯籠の略。祭で担がれる巨大な灯籠。神様が歩く道を照らす意味がある。
希の同級生 蔵本一子(くらもと いちこ)
…清水富美加 連続テレビ小説初出演
「サロン・はる」の一人娘。能登が大嫌いで、東京に対して大いなる憧れを抱いている。東京から村に越して来た希に多大な期待を寄せるが、都会人らしからぬ希に失望し、けんかになってしまう。だが言い合ううちに互いに認め合うようになっていく。後にパティシエの道を志す希に刺激されて、自らの夢を求めて都会へ旅立つが…。
希の同級生 寺岡みのり(てらおか みのり)
…門脇麦 連続テレビ小説初出演
郵便局員の娘。生まれ育った能登を愛している。無邪気でほんわかしているが、芯がしっかりしていて動じないタイプ。時に真面目さのあまりネガティブになる希を、いつも励ます。地元で結婚して温かくにぎやかな家庭を作るのが夢で、高校卒業後は地元の農協に勤めることになる。
希の同級生 二木高志(ふたき たかし)
…渡辺大知
とてもシャイでめったに言葉を発さないが、優しい性格で希たちのことを見守っている不思議な存在。普段はその表情やしぐさをみのりが読み取り、他の人に“通訳”してくれる。高校卒業後、進学した東京で突然バンド活動を始め、見かけに似合わぬ激しいボーカルを披露し、希たちを驚かす。
希の同級生 角洋一郎(かど よういちろう)
…高畑裕太 連続テレビ小説初出演
漁師の息子。スポーツが得意で高校では野球部に。希たち同級生6人組のムードメーカーの役割を担う。子どものころから一子のことがずっと好きで、婿入りする気満々だったが、一子が本気で能登脱出を願っていると知り、どうにか止めようとする。高校卒業後は家業を継いで漁師になる。
■出演者発表にあたって 制作統括 高橋練
『語るに足る、ささやかな人生』というタイトルのすてきな本があります。アメリカの名もない田舎町に住む人々を描いた短編集で、お金や地位や成功とは無縁だけど、語るべき人生をもつ普通の人々の姿を愛情をこめて描いています。
今回のドラマに出てくる登場人物は、能登の漁村に住むまさにそんな普通の人々です。塩田の職人夫婦、村唯一の美容院と郵便屋さんの一家、漁師の親子、輪島市ではそれに塗師屋(ぬしや)と呼ばれる輪島塗の親方。皆自分たちの仕事や家族や故郷に誇りをもち、愛情深く生きています。希たち一家は彼らや彼らの子どもたちと交わるなかで家族としての絆を深め、希自身も豊かに成長していきます。
今回、脚本の篠崎さんが描く、この「夢追い人の父。笑顔で家族を支える母。勝負強い弟」という希の家族と「とと楽でお祭り好き。おしゃべりで温かく優しい」この上なくすてきなキャストの方々に集まっていただくことができました。望外のよろこびです。 スタッフ一同を代表しまして、来年春からの毎朝15分が、ま~んで賑やかでちょっこり懐かしくておんもしれぇ~時間になることをぜってぇ約束いたします!!
【タイトル】
平成27年度前期 連続テレビ小説「まれ」
【放送予定】
2015年3月30日(月)~9月26日(土)(全156回)
【制作スケジュール】
2014年秋 クランクイン予定
【作】
篠崎絵里子 ※篠崎絵里子さんの「崎」の字はたつざきです。
【ヒロイン】
土屋太鳳
【製菓指導】
辻口博啓
【制作統括】 高橋練 【プロデューサー】 長谷知記
【演出】
渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎
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