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  • グラス氏、国際賞を辞退 親衛隊所属、抗議を懸念

     【ベルリン3日共同】第2次大戦末期にナチス親衛隊に所属していたことを告白したドイツのノーベル賞作家ギュンター・グラス氏は3日までに、12月に授賞式が予定されていた「国家間の和解に貢献した人物」に与えられる「国際懸け橋賞」の受賞を辞退した。  ナチス時代のドイツを批判してきたグラス氏は「ドイツとポーランドの和解」に貢献したとして3月に受賞が決定。しかしウェルト紙によると、同氏は審査委員長に「現在の両国の緊張関係」を理由に受賞辞退の意向を伝えた。受賞した場合に、授賞式で抗議行動が起きることへの懸念を示したという。
      【共同通信】