いい仕事を生むためには、自分休暇が必要でした―。厚生労働省は、今年度から10月を「年次有給休暇取得促進期間」と定めた。冒頭の短いメッセージは、その取り組みを訴えるキャッチコピーである。一向に上がらない取得率に危機感を募らせ、ようやく対策に乗り出した格好だが、果たして有給休暇(有休)を取りやすい環境づくりが進むのか。その本気度と実効性が試されている。 [全文]
担当者の認識不足では済まされない。諏訪市が市内の保安林でアカマツなど450本以上を無許可で伐採してしまった問題だ。市の担当者は担当している分野については十分な知識を有し、問題が発生したときには適切な対応ができるプロフェッショナルだという認識が住民にはある。そうでなければ、住民が市を信頼して相談することもできなくなる。 [全文]
大型で非常に強い台風19号が日本列島に近付いている。今後の進路にもよるが、13日には九州南部に上陸する可能性もある。その後は東向きに進路を変え、速度を上げながら列島の太平洋沿岸に沿って進む見込みだ。「最強クラス」とされる台風の最新情報に注意し、大雨による土砂災害や河川の増水に加え、暴風に対する厳重な警戒が必要だ。 [全文]
長野、岐阜両県にまたがる御嶽山噴火は衝撃的だった。噴火直後では犠牲者の数が明らかになっていなかったが、救助活動が進むにつれて死者の数が増えて衝撃度が増した。10月1日現在で死者は47人に上り、火山災害では1991年6月に死亡・行方不明43人を数えた雲仙・普賢岳の火砕流被害を超え、戦後最悪となった。県警の発表ではまだ行方不明者が多数いるという。犠牲者の数はまだ増えそうだ。 [全文]
ガソリン価格の高止まりが続いている。資源エネルギー庁が発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週と比べ40銭安い166.7円だった。右肩上がりだった価格が7月下旬から値を下げる展開が続き、これで10週連続の下落となったものの、いずれも小幅な値下がりにとどまっている。 [全文]