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江差線、カーブ緩傾斜に JR北海道、来年度から脱線防止工事

(11/13 07:01、11/13 14:02 更新)

 JR北海道は12日、2016年3月予定の北海道新幹線開業に伴い、第三セクター鉄道へ引き継がれる江差線について、カーブの線路の傾斜を緩やかにする改良工事を来年度から実施すると発表した。現在は特急列車の最高時速を基準に急傾斜としているが、三セク移管後はより低速な貨物列車と普通列車のみが通過することから、低速走行に適した緩傾斜とすることで、同線で相次いだ脱線事故の防止につなげたい考えだ。

 島田修社長が12日の定例記者会見で明らかにした。江差線には半径300〜400メートルのカーブが24カ所あり、12年4月から今年6月にかけ、貨物列車脱線事故が3度発生。カーブの傾斜は特急の最高時速70〜80キロを基準に、線路の左右の高低差を90〜100ミリに設定しているが、貨物列車と普通列車の最高時速65〜75キロでは遠心力が弱まるため、高低差を最大80ミリとする。<どうしん電子版に全文掲載>

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