ドバイ日和 | topics

サウジアラビアでは、働く女性、とくに教師が、きちんと教育を受けていて仕事ももっている男性と結婚するのは、だんだん難しくなってきている。女性の学歴が高いほど、結婚のチャンスは少なくなる、という状況だ。

高学歴の女性たちが、十分な教育も受けず職にもついていない男性と結婚する傾向はしだいに強まっている。一方、そうした男性たちの多くは、働く女性と結婚すれば経済的に助かると信じているようだ。なかには、30歳の働く女性と結婚するのはリスキーだと思っている男性もいるのだが。

ここ2週間ほど、エティサラート（Etisalat）のネットワークがハッカーの攻撃を受け、UAEのインターネット界に大混乱が起きていたが、エティサラートによると、すでに犯人は逮捕されたという。

主犯格のひとりは、ドバイの企業でコンピュータ・エンジニアとして働いていた20代のヨーロッパ人男性で、有罪判決を受ければ10年以下の懲役となる。エティサラートのシステムはここ2週間ほど国内外のハッカーの攻撃にあい、多くのユーザーがインターネットや電子メールを使うことができず時間を無駄にしたり、料金の高い国際電話回線を使ってネットに接続することを余儀なくされた。

ラスアルハイマ（RAK）では、若い女性たちから、ナショナルの若者から公衆の面前で嫌がらせを受けるのをおそれ、なかなか家の外に出られない、という苦情が出ている。

19歳のエジプト人、ジジはいう。「アラブの若い女の子たちは、外出するとき、家族と一緒にいても、いつも“玄人のストーカー”たちがつきまとってくるのを、とても不快に思ってる。彼らの嫌がらせは実に巧妙だから、女の子が訴えようと思っても、証拠がなくて訴えられない。」

UAEで、退職金の引き下げや有給休暇の削減などを含む労働法の改正案が作成されたが、これに対してUAE法学会は全員一致で反対した。法学会長でアルアインのUAE大学（UAE University）法学部長のモハメド・アブドゥラ・アル・ロクン博士は、改正法案が、現行法によって労働者に与えられている権利を大きく妨げるのみならず、国のイメージを損なうものであると批判した。

「労働者が損をした分、雇用者側に益が生じるような改正案は受け入れられない。改正するなら、民間セクターと公的セクターの労働条件のギャップを広げるのではなく、同一化することを重視すべきだ。今回の改正法案が通れば、UAEは国際的な批判を免れないし、UAEが調印している国際労働条約に反することになる。」

月に1度の展示会がくると、イケバナ・クラブのメンバーは、せっせと自らの作品を仕上げる。作品には、絵画、カリグラフィー、彫刻、手工芸品などがあるが、なかでも注目したいのは、日本のフラワーアレンジメント、イケバナだ。

イケバナは、一定の構成ルールにのっとった創造的表現であり、ただ単に花器に花や葉を飾ればよい、というわけではない。絵画や彫刻が芸術とよばれるのと同じ意味で、イケバナもひとつの芸術なのだ。

UAE大学（UAE University）理学部では、ジャパン石油開発株式会社（JODCO）と共同で、遠隔探査データを実際に用いた4か年の調査プロジェクトを開始する。ハデフ・ビン・ジュアン・アル・ダヘリ副総長が、遠隔探査試験室に導入された、新しい衛星画像処理システムを視察した際に発表した。

理学部では、「衛星から遠隔探査されたデータは多くのものに応用できる。JODCOは、大学や環境保護組織などと共同で、原油事故などにより海洋が汚染された際の環境モニタリングにデータを適用することも計画している」と説明した。

数週間前、あるテレビ番組に6人のバハレーン人女性が出演したときのこと。彼女たちは、勤務している被服工場の状況について不平を述べるとともに、何千人もの女性たちが似たような境遇にあり、フラストレーションを抱えているのだ、と公言した。

バハレーンの女性たちは、給料の安さから、空気の悪い工場での長時間労働、夜間の交通手段の問題、上司の罵倒まで、さまざまなことに不満を抱いている。彼女たちの不平はしばしば新聞に取り上げられ、政府の対応が求められている。