2000年12月

2000年12月31日

バハレーンがGCCの通貨統合を提言

昨日開幕した第21回湾岸協力会議(GCC)サミットにおいて開会の挨拶をしたバハレーンのシェイク・ハマド・ビン・イサ・アル・ハリファ(H.H. Sheikh Hamad bin Isa Al Khalifa)首長は、GCCが経済を活性化し、世界における強力なプレーヤーとなることを目的として、加盟6か国の通貨統合を提言した。バハレーンは、湾岸アラブ諸国の統一通貨が生まれた記念すべき場所となることに熱意を示している。

シェイク・ハマドはさらに、世界にとって必要不可欠なエネルギー資源を保有する湾岸地域を守るための共同防衛協定に同意するよう強く求めた。サミットではそのほか、アラビア湾の3つの島をめぐるUAE・イラン紛争、イラクとの関係、中東情勢などについて協議が行われた。サミットは今日で終了する予定。

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2000年12月28日

父親の同意なく結婚して姦通罪に

ラスアルハイマ(RAK)に住む20歳のパレスチナ人女性とパキスタン人男性のカップルが、駆け落ちしてドバイで結婚したたところ、女性の父親の許しを得ていなかったとして、姦通罪で逮捕されたという事件があった。

このカップルは、女性の家族が知らないところで恋愛関係となった。しかし、RAKの法律では、婚姻届は妻の父親の署名がなければ無効となる。2人は、RAKから逃げてドバイで落ち合おうと話し合った。そして、家族の同意なしにドバイで結婚し、既成事実を家族に示すことに決めた。

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2000年12月21日

年明けから労働許可の規制がより厳しく

UAE労働社会省(Ministry of Labour & Social Affairs)によると、2001年1月1日より就労許可(Work permit)申請の規制が厳しく適用されるという。労働市場の管理を強化し、労働法を順守しない企業に対して罰則を課すことが可能になるため、と同省は説明している。

新しい規則により、就労許可の申請書を受理しない場合の基準が明らかになり、企業に対しては受理しない理由が通知される。規則を決定するのは、新しく設立される就労ビザ委員会。委員会のメンバーは2年ごとに入れ替わる。

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2000年12月20日

腎臓が4つある人も頑張るラマダン

私立高校の数学教師ホサム(38)は、ある理由で、いつも喉が渇いている。というのは、彼には腎臓が4つもあるため、水分を大量にとらなければならないのだ。そしてこれが、ラマダン中の彼にとって大きな問題でもある。

彼は1985年に、自分に腎臓が4つあることを知った。彼は、そのおかげで体内がきれいに保たれているのだから、神からのすばらしい贈り物だと考え、神に感謝しているという。しかし、大量の水分をとらなければすぐに倒れてしまう。ラマダンの期間中はとくに問題は深刻だ。水分が不足すると大変なことになるため、ラマダンの間は大抵、2~3時限までで仕事を終わらせてもらっているそうだ。

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2000年12月18日

南極にシェイク・ザーイドの写真

アブダビの石油会社ADCO(Abu Dhabi Company For Onshore Oil Operations)にエンジニアとして勤務するUAEナショナルのアリ・シャラフ(Ali Sharaf)氏が、南極大陸にUAEの国旗を掲げ、シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン大統領(Sheikh Zayed bin Sultan Al Nahyan)の写真を飾った。

シャラフ氏は、愛国心を示し、シェイク・ザーイドの米国での腎移植手術が成功したことを祝福するために、氷点下の温度とたたかいながら、南極への4週間の旅をした。南極大陸にあるパトリオット・ヒルズ(Patriot Hills)近くの氷山の1つに登る目的で南極を旅したという。

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ドラッグによる死亡から密輸グループ摘発

ラスアルハイマ(RAK)の郊外にある住宅で、その家に住むUAEナショナル男性が不審な死を遂げるという事件があった。通報を受けた警察の麻薬取締局長は、死亡した男性の名前を聞いた瞬間、死因はドラッグの過剰使用だと100%確信したという。その男性は、麻薬取締局のブラックリストに載っており、ドラッグで服役していたこともあった。

捜査班が家宅捜索したところ、死体の近くにドラッグが見つかった。検死の結果、男性がドラッグを服用していたことが明らかになった。捜査班は、男性が死亡する直前に一緒にいた人々を洗い出した。

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国際クルアーン賞

ラマダン8日~19日の期間にドバイ国際クルアーン賞(DIHQA; Dubai International Holy Quran Award)が開催され、イスラム諸国出身の59名が出場してクルアーンの暗唱技能を競い合った。出場者のうち5名は審査の対象外と判定されたものの、全体として昨年よりもレベルが高かったようだ。

16日夜にドバイ・ワールド・トレード・センター(Dubai World Trade Centre)で行われた閉会式で、1位から10位までの入賞者が決定した。優勝者にはDh25万(約750万円)、準優勝者にはDh15万(約450万円)の賞金が贈られた。3位の賞金はDh10万(約300万円)、4~10位の賞金はDh5万(約150万円)で、入賞できなかった全出場者にもDh3万(約90万円)の参加賞が贈られた。

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2000年12月17日

シャルジャで世界最大のイフタール

世界最大規模の巨大なラマダン・イフタール・ビュッフェがシャルジャで催される。費用はDh300万(約9,000万円)で、実に2万人分以上。このイフタール(断食明けにとる夕食)は、ラマダン最後の金曜日にあたる22日に、キング・ファイサル・モスク(King Faisal Mosque)とアル・タウン(Al Tawoun)ショッピングモールの間の6kmの道路に沿って提供される。

イフタールを主催するのはアルアイン・アドバタイジング(Al Ain Advertising)とアル・サフィーナ・カンパニーズ・レプリゼンタティブ(Al Safeena Companies Representative Co.)。ラマダンを祝い、またシェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン大統領(Sheikh Zayed bin Sultan Al Nahyan)が米国での手術を終え無事帰国したことを祝うために催される。

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2000年12月13日

ビザ申請等のオンラインサービス開始

ドバイ帰化居住局局(DNRD; Dubai Naturalisation and Residency Department)は12日、オンラインであらゆるサービスを利用できる電子サービスシステムの立ち上げを正式に発表した。この新サービス、バーチャルDNRD(2006年8月よりeDNRDに移行)により、これまで3~5日かかっていたわずらわしい手続きが、わずか24時間で済むようになる。

サービスの対象となるのは、UAEナショナルが行う各手続のほか、組織・企業によるビザの申請や居住手続など。バーチャルDNRDは12月2日から政府による限定利用のため始動していたが、12日をもって一般の利用が可能となった。電子サービスの利用時には、通常料金のほか追加料金が加算されるが、金額はまだ決定していない。支払は、インターネット上での決済か、各局窓口での後払いとになる。

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2000年12月10日

エミレーツのキャンペーンで超豪華賞品

エミレーツ航空(Emirates)が10~11月の同社航空便の利用者を対象に実施したキャンペーンで9日、抽選が行われた。この抽選で、3名の当選者に「ライフタイム・エアチケット」が贈られた。今後一生の間、年に1度、エミレーツの2名分のファーストクラス航空券(利用区間は自由)を利用できるというもの。

抽選は、10月1日~11月30日の期間にドバイ国際空港(Dubai International Airport)発着のエミレーツ便を利用した103万7,107人を対象に行われた。このキャンペーンは、中東の主要な航空路線の中心地としてドバイの知名度を上げ、ドバイ空港の新ターミナルを宣伝するための1500万ドルをかけた世界的プロモーションの一環。2か月間でエミレーツ便の利用者数が大幅に増え、1999年の同時期に比べて21%増加したという。

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