松本健造
2015年2月26日03時00分
国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとして、アルゼンチンで活動していた元日田市長の大石昭忠さん(72)が2回目の任期を終えて日田に戻った。大分で提唱された「一村一品運動」をアンデス山脈の村で始め、ヤギのチーズの生産を軌道に乗せた。「みんなに喜ばれ楽しかった」と笑顔だ。
大石さんは日田市長を3期務め、4期目をめざした2007年に落選。何か役立つ仕事をしたいと3年後、元総合商社マンの経験を生かして海外ボランティアに応募した。
最初の任地は、67歳の年齢を考えて、暑くないアルゼンチン南部のパタゴニア地方を選んだ。天然資源などの輸出や中小企業アドバイザーを2年間つとめた。スペイン語を覚え、日常会話には困らなくなった。
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