【競泳】14歳・池江璃花子が2冠!4年7か月ぶり中学記録更新

2015年1月26日6時0分  スポーツ報知

 ◆競泳 東京都選手権最終日(25日・東京辰巳国際水泳場)

 競泳で初めて「北島康介杯」と冠がついた東京都選手権の最終日が25日、東京辰巳国際水泳場で行われた。女子100メートルバタフライで、14歳の池江璃花子(りかこ、ルネサンス亀戸)が58秒27の中学新記録をマークし、前日の200メートル自由形と合わせて2冠に輝いた。昨年の仁川アジア大会4冠の萩野公介(20)=東洋大=は200メートル個人メドレーを制して男子最優秀選手に選ばれ、北島康介杯を授与された。

 14歳の大器が衝撃の泳ぎを見せた。池江は100メートルバタフライでスタートから積極的に飛び出すと、58秒27で中学記録を4年7か月ぶりに更新。3位だったロンドン五輪200メートル銅メダルの星奈津美(ミズノ)に勝ち、その星が昨年の日本選手権覇者で出した優勝タイム(58秒81)を上回った。

 最終種目の100メートル自由形は2位だったが、55秒16で自身の中学記録を0秒33塗り替えた。今大会は2冠と2つの中学新を達成。「冬の練習の結果が出たと思います」とはにかんだ。

 この1年で身長は5センチ伸びて、現在は167センチ。足のサイズは25・5センチで「メンズしかなくて、かわいいのがないんです」と笑う。柔軟性のある泳ぎで昨年11月から個人4種目で中学記録をマーク。4月の日本選手権は7月の世界選手権(ロシア)の選考を兼ねる。「バタフライで世界選手権に出られるように頑張ります」。注目の美少女スイマーが開花の時を迎えた。(武田 泰淳)

 ◆池江 璃花子(いけえ・りかこ)2000年7月4日、東京都生まれ。14歳。3歳で水泳を始め、昨年はジュニアパンパシフィック選手権に出場し、100メートルバタフライで銅メダル。好きな科目は国語。167センチ、54キロ。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
その他
今日のスポーツ報知(東京版)