プロキオン:小惑星への接近観測断念

毎日新聞 2015年05月08日 18時19分(最終更新 05月08日 18時48分)

 東京大と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、昨年12月に小惑星探査機「はやぶさ2」と一緒に打ち上げられた超小型探査機「プロキオン」について、目指していた小惑星への接近観測を断念すると発表した。イオンエンジン内部に微小な金属ごみが付着し、ショートした可能性があるという。3月中旬にエンジン停止が分かって以降、機体を回転させるなどしてごみの除去を試みたが、回復しなかった。

 プロキオンは一辺が約60センチの箱形で、重さ65キロ。東大などのチームが約5億円の低コストで開発した。1月に地球上空を覆う水素の層「ジオコロナ」の撮影に成功し、次は地球から約2億キロ離れた小惑星2000DP107に接近して画像を送信する予定だった。【斎藤広子】

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