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FC制度も登場、増殖するアイドル個性派ビジネス
日経エンタテインメント!

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2014/9/22 6:30
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 息の長いブームが続く女性アイドルシーン。人気が長期化し定着し始めたことでファンの裾野が広がり、送り手側の幅もバラエティーに富んできた。アイドルシーンの熱気や盛り上がり、そしてファンの特徴に目を付けた、新ビジネスや新サービスの取り組みをリポートする。

お掃除ユニットCLEAR'S。メジャーデビューシングル『ビ・ビ・ビ・ビューティー!!!』を2014年9月10日に発売
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お掃除ユニットCLEAR'S。メジャーデビューシングル『ビ・ビ・ビ・ビューティー!!!』を2014年9月10日に発売

 エンタテイメントの一ジャンルとして定着したアイドルシーン。活況が続く市場に着目し、新しい取り組みが増えている。コンビニチェーンのようなフランチャイズ(FC)制度を導入したのが2014年9月10日にメジャーデビューした「お掃除ユニットCLEAR'S」。仕掛けたのは、ビクターエンタテインメント内のアイドル専門レーベルのバージョンミュージックだ。

 CLEAR'Sは2011年に東京で結成し、その後、各地に同名のグループを展開しているアイドルグループ。それまでの運営主体だった「お掃除ユニットCLEAR'Sグループ本部」とバージョンミュージックが合流する形で2014年に「CLEAR'S運営事務局」を立ち上げ、本格的にアイドルグループのフランチャイズ事業を開始した。

 アイドル運営に関する各種のノウハウとメジャーアイドルとしての「看板」を提供する見返りとして、Tシャツなどのグッズを卸したり、黒字の一部が還元されることで運営事務局は利益を得る。「フランチャイズに加盟するだけでメジャーデビューへの道が開く、地方の方にとっては、ある種夢のようなユニット」とバージョンミュージックの山本純代表は説明する。

■海外のアイドルファンに注目、18万人の会員データを活用

最近は日本のイベントに協賛するなど、国内にもアピールを開始。内外のファンをつなぐのが狙い
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最近は日本のイベントに協賛するなど、国内にもアピールを開始。内外のファンをつなぐのが狙い

 アイドルをはじめとした日本のガールズポップカルチャーの情報を国外向けに発信しているのが、博報堂DYグループ傘下のオールブルー社が運営する「Tokyo Girl's Update」。開設は2013年7月。これまで150カ国以上からアクセスがあり、月間のPV(ページビュー)数は100万を超える。無料のメンバー登録者はここ半年で倍増し、18万人に達した。

 女性アーティストに特化して最新のニュースや動画を配信しており、英語を中心に、フランス語や中国語でも提供。ファンレターを日本語に翻訳して本人に渡す「ファンレター翻訳サービス」など、個性的なサービスを提供する。

 「日本のポップカルチャーと海外のファンとをつなぐプラットフォーム作りを目指す」とオールブルー社の助野太祐社長は話す。サイトでの日系企業とのタイアップやグッズの売り上げが収入の柱になるほか、18万人の会員組織を活用して、海外のファンの好みや属性を分析し、そのデータをベースにしたコンサルティングビジネスも軌道に乗りつつある。

■個人活動アイドルもOK、デジタルアイテムを「投げ込み」応援

 映像を生配信できるサービスが数多くあるなか、アイドルファンの間で存在感を増しているのが、ディー・エヌ・エーが2013年11月に開始した「SHOWROOM」だ。

 注目度が急速に高まった理由は、番組の数と多様性。サービス開始当初から女性アイドルの番組に力を入れ、現在は毎週200~300本もの番組を配信する。2014年前半にはNMB48や乃木坂46も登場。そのほか個人で活動しているようなアイドルまで、出演者は幅広い。

 最大の特徴は、ステージに向かってデジタルアイテムを投げ込む「ギフティング」という機能を使って、ファンが出演者を直接応援できること。視聴やコメントができる会員登録だけなら無料だが、より豪華なギフティングのためにはデジタルアイテムの購入が必要。この売り上げがSHOWROOMからアイドル側に分配され、両者にとって収入源となる。

 「2013年の夏、実際にアイドルのライブや握手会に足を運び、その熱の高さに驚いた。ファンはいろんな形で繰り返し応援するため、そうした“気持ち”を直接やりとりするプラットフォームを作れば継続的な事業として成立すると考えた」とSHOWROOM総合プロデューサーの前田裕二氏は話す。

 もともとはアイドルに関わりが薄かった企業や担当者が、熱気や、ファンの特性に注目した新規事業が目立つ。アイドル市場がいわば、エンタビジネスの“お試し”の場となっている形だ。今後は、こうした挑戦から大きなビジネスに発展する例も出てきそうだ。

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アイドル、ビクターエンタテインメント、バージョンミュージック、オールブルー社、ディー・エヌ・エー

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