【名称とその組織】

1. 名称 「正常なる流れの守り手」

py glkks estes mnz
ピグルクセステス・ムンズ
フィグル・セステムス


2. 構成

大神官  1名
「全てを見通す大いなる者」
kyumm mrl py eltzk
キュムメール・ペェルツゥク  
クン・ペトクー


座長神官 7名
天を巡る陽、月、水、金、火、木、土の惑星の座。宇宙の中心にして不動である地球は、最高位である大神官のシンボルである。以下に座長神官達の名を挙げる。

グルムパニスティ Gilk mnz py anrtzia 「正しき守護の導き手」
テピオネ Tur py al nei 「銀の車輪たる娘」
アルピィルニア Ard py lzl mnzia 「投擲手たる真の瞳」
カルニポロク Krr lny py olrqk 「時の中で沈黙する者」
カルニパルク Krr lny py alnqk 「時の中で踊る者」
ジスペクルト gyst py qlstz 「無慈悲なる裁判官」
アズペルクー Azr py elfk 「新しき祝福者」


平神官
 教団全体で二十数名が確認されており、各座長神官に数人ずつ付いている。座長神官の思想の違い、または権力争いなどによる派閥争いも起こっている。

信者
 一堂に集まることがないので、正確な数の把握は不可能だと思われる。

3. 信仰内容

信仰対象
 教団においては単に「執行者」と呼ばれ、その真の名は何世紀も前に既に失われている。

「執行者」      
py argria
パルグリア
パルギア

歴史
 その原型は紀元前よりもかなり古い黒海沿岸の土着神信仰で、後にギリシャ神話の形で歴史に残る事になる。ただし「正常なる流れの守り手」の前身となる集団は、ギリシャ神話に取り込まれる前に既に発足しており、ギリシャの影響は受けず、破壊→再生という面を大きくとりあげて発展していった。地下に潜ることでキリスト教の弾圧からも逃れた。歴史の表舞台からは姿を消したものの、アジア思想の影響も見られる独自の思想を展開しながら現在(十六世紀)に至るまで存在し続けている。
 ちなみに彼らが信仰する破壊神はギリシャ神話ではアレスと呼ばれ、戦争と破壊を司るとされた。
 なお、現在の「正常なる流れの守り手」は中東方面に勢力を伸ばしており、信仰内容は原アレス神の破壊部分が特にクローズアップされる傾向にある。また、神殿に見られる蛇は再生部分を司る他の神のなごりである。


教義
 「全ての物は破壊と再生を繰り返すものであり、それは世界とて例外ではない。流れに逆らう事は宇宙全体のバランスを崩し、ついには全ての存在は消滅してしまう。これが真の滅亡である。人間は生まれて、必ず死ぬ。それによって人類全体が成り立っている。世界もまた然り。我々はこの停滞している現在を一度破壊しなければならない。」

 彼らはその為の準備を整えることを第一とする。伝承によれば、彼らも破壊される事になっている。そうでないと破壊が完了しないからだ。最後に神々をも破壊されて、その後再生して宇宙は誕生する。この繰り返しで破壊に携わるという解釈とその大義名分による局地的な破壊活動も目立つようになってきている。また、破壊の時に自分達は助かると信じている者も増えてきている。
 この部分に関しては教団内でも意見の割れる所であり、このところは座長神官同士での論争は激しくなってきている。


4. 言語

 教団内で使用される教団言語は大別して二種類に分けられる。文語体と口語である。
 文語体(上位神官語)は彼らがあがめる存在との会話に使用する神聖な言語である。したがって、儀式の際にしか音の形では用いられない。それ以外で口にすることは死罪に値する。また、文字は上位神官語にしか存在しない。入団式などの神官同士の儀式には音を簡略した口語(下位神官語)が使われる。ただし、「執行者」に新参者を引き合わせる儀式など重要な儀式には文語体(上位神官語)が用いられる。長い年月の中で、判りやすさを優先する場合もあったようだ。そのため現在の一部の口語は、似た意味を表す言葉の一部分を持ってきたりして、文語体の簡略形であるとういう元々の文法から外れてる例も存在する。
 この言語は複雑で、一部の高位神官を除くほとんどの神官は口語しか修得していないのが現状である。その為神官同士での誓いなどは口語で行われる。
 なお一般信者は口語すら理解していない者がほとんどである。彼らは教団の訓戒を守って生活している。


【アスタロス】

1.名前

「新しい人類に似た者」
azr sstrzaous
アズ・ストゥルサ・ウロウス
ア・スタ・ロス


2.武器名

「無慈悲な破壊者」  
klsdf py gyst
クルスドゥフ ピィギュスト 
クルトゥエス
 

3. 使用流派

「守る」(転じて「守り方」の意)
glkks
ギュルックス
ギュルクス


正確には流派名ではない。元々は神殿を守る為の 戦いそのものを指す言葉で、
教団のために 闘うの であれば、剣術であろうと拳法であろうと全て「ギュルクス」と呼ばれる。



【付録〜「正常なる流れの守り手」教団神官語】
 
1. 基本文法
(冠詞_形容詞_主語となる名詞)_(動詞_冠詞_形容詞)_(名詞_冠詞_形容詞)_接続詞_……
※主語は基本的に省略される。

2. 単語
al (名詞)
alnqk 踊る (動詞)
anrts 導く (動詞)
ard 投げる (動詞)
argr する(英語でいうbe動詞のようなもの) (動詞)
ariest 折る (動詞)
azr 新しい (形容詞、形容動詞)
bi 両の、二重の (形容詞、形容動詞)
ce (名詞)
cus 右の (形容詞、形容動詞)
cusph 右から (形容詞、形容動詞)
dljknmto 撃ち飛ばす (動詞)
dyz 後の (形容詞、形容動詞)
dyzph 後から (形容詞、形容動詞)
dz 後向きの (冠詞)
ela 反対を意味する (冠詞)
elalio 斧の先端 (名詞)
elamnz 逆さまに (形容詞、形容動詞)
elawev 立つ (形容詞、形容動詞)
elaxa 刃と逆の端 (名詞)
ekfk 祝福 (名詞)
eltzkb 大いなる、偉大な (形容詞、形容動詞)
er 何度も (形容詞、形容動詞)
estes 流れ (名詞) 
glkks 守る (動詞)
gyst 容赦ない、無慈悲な (形容詞、形容動詞)
〜ia (強調する時の語尾) (付属動詞)
ilc 叩き割る (動詞)
ioe 滑る (動詞)
ire 掴む (動詞)
klag ぶら下げる (動詞)
klsdf 破壊 (名詞)
krk 長い、重い (形容詞、形容動詞)
krr (名詞)
kyumm 見通す (動詞)
lio (名詞)
lny 時間 (名詞)
lzl (名詞)
mel 上の (形容詞、形容動詞)
melph 上から (形容詞、形容動詞)
mnz 正常な、本来の (形容詞、形容動詞)
mrl 全てを (形容詞、形容動詞)
mwy 歩く (動詞)
mxoui 走る (動詞)
nei (名詞)
nm 反対を意味する (冠詞)
nmtolsh 跳ぶ (動詞)
olrqk 沈黙する (動詞)
peg 持ち上げる (動詞)
py 人物 (名詞)
qlstz 判断する (動詞)
qu (名詞)
rot 突く (動詞)
sh (名詞)
sls 薙ぐ (動詞)
slv 突進する (動詞)
ss 似ている (形容詞、形容動詞)
tolsh 落とす (動詞)
tr (名詞)
trzacequ 人間 (名詞)
trzaous 人類 (名詞)
tuda 完全には至らないが始めてはいる,半円 (形容詞,形容動詞)
tudard 完全な、円 (形容詞、形容動詞)
tur (名詞)
uls 〜(前の文)は、〜(後の文)の次 (接続詞)
urg 引っかける (動詞)
vis ぶつける (動詞)
vyaz 潰す (動詞)
wev 屈む (形容詞、形容動詞)
xa (名詞)
xalio (名詞)
yels 回転 (形容詞、形容動詞)
za (名詞)

※これらの単語はアスタロスの技名に使われているもの等、判明している部分の極めて一部である。
※「斧」xalioという語は「刃」xaと、「柄」lioからできている。
※「右から」cusphに「反対」を意味する冠詞nmを付けると、「左から」nm cusphになる。


アスタロスの技名(抜粋)
tudard slaia nm cusph xa
テュダード・スライア・ンムキュスフルザ 
テュダ・シュ・ムクスーザ 
(uls sls cusph xa)
(ウルス・スルキュフルザ)
(ウル・ルクスーザ)


nm mel slaia cusph xa
ンメリシアイアキュフルザ
メリアクスーザ


ard nm melph uls yels vis cusph er xa
アーデュンメルフ・スイェルスビスクスファルザ
アディ・イルビファーザ


vis xalio
ヴィサリオ
ヴィサリオン


rotia slv tr
ロティアス・ヴァットア
ロティ・アズバルト


tudard ilaia nm melph xa
テュダ・ディリア・ンミルクメルフルザ 
テュダ・ディリア 
  mel eltzk py dljknmto
メレリッツ・クファイドル・ジクンムト
メルフィダル・ジグムトー


tudard mel eltzk py dljknmto
テュダード・メレリッツ・クファイドル・ジクンムト
テュフィダル・ジグムトー


mxoui vis xa
ムゾウル・ヴィスザ
ムズルヴィシア


nmtolsh slsia cusph xa
ンムトルシス・アイアックスフルザ
ムトゥル・アイアックフーザ


ariest za
アリエスツァ
アリエス

 

   

 

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