TNA
種類 | LLC |
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略称 | TNA |
本社所在地 | アメリカ合衆国 フロリダ州オーランド テネシー州ナッシュビル |
設立 | 2002年 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | プロレス興行 関連企画の運営 関連商品の販売 |
代表者 | 代表取締役社長 ディクシー・カーター 取締役副社長 ジョン・ガブリック |
主要株主 | 国際パンダエネルギー |
外部リンク | TNA公式サイト(英語) |
TNA(Total Nonstop Action)は、アメリカ合衆国のプロレス団体。正式名称はTotal Nonstop Action Wrestling。
概要[編集]
2002年、ジェリー・ジャレットとジェフ・ジャレットの親子によって創設された。同年6月19日に旗揚げ戦を行ったが資金難のため早々に経営危機に直面、ジェリー・ジャレットはテキサス州のエネルギー関連企業パンダ・エナジー社に持株を売却して融資を仰ぎ、同社CEOのカーター・ファミリーにオーナーシップを譲渡した[1]。
かつてはNWAに属し、NWA-TNAと呼ばれていた。また2007年5月までNWAの主要タイトル(NWA世界ヘビー級王座、NWA世界タッグ王座)を管理していた。六角形のリングを導入するなど斬新な試みを行うのが特徴。
多くのインディ団体が収入不足により倒産していくなかで経費の最小化で収入を確保する戦略を取っている。それは興行の開催場所の固定と安定した放映収入、そして選手の契約形態に反映されている。ほとんどの選手は専属契約という形ではないため他団体へ出場する選手も多い。またほぼ契約選手のみで興行を行うWWEとは対照的に、日本やメキシコなど海外の他団体との交流も積極的に行っている。
興行形態は初期は週1回のPPVのみであったが人気の拡大とともに週一番組『TNA iMPACT!』、『Xplosion』、月1回の3時間PPVとなっている。開催場所は設立初期はナッシュビルのTNAアサイラムに固定していた。現在はフロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオ・フロリダにて全番組の収録を行っている。また団体として各地を転戦するようなことはしなかったが、人気の拡大とともに2006年3月17日には初のハウス・ショーをデトロイトで開催した。
2005年10月からは、同年9月まで『RAW』を放送していたSpike TVが『TNA iMPACT!』の放送を開始し、TV放送の面でもWWEを追撃。日本での放送も、2006年1月よりFIGHTING TV サムライにて開始された。また同年9月25日にはその1か月前にWWEを退団したばかりのカート・アングルとの契約を発表した。この移籍劇は電撃的であり契約締結を事前に知っていたのはTNA中枢のごくわずかの人物だけだったとされる(他のTNAスタッフは発表当日=『TNA iMPACT!』収録の15分前にようやく知らされた)。
日本人選手ではNOSAWAが出場していたほか大森隆男、鈴木健想もスポット参戦している。2005年10月に獣神サンダー・ライガーが出場。2006年1月には棚橋弘至、2007年にはタイガーマスクも参戦した。2008年には雷陣明がトライアウトに合格し、所属選手としてKIYOSHIのリングネームで活動している。女子では浜田文子が所属として活動していた。
2009年10月27日、ニューヨークでの会見で、ハルク・ホーガン、エリック・ビショフと契約を結んだことを発表した。さらに、毎週木曜日に放映していたが、2010年1月4日月曜日に3時間生放送スペシャルを決行。その日はWWEの放送時間と重なっていたため、一夜限りのマンデー・ナイト・ウォーズが復活した。また、その放送にはホーガン、ビショフ、リック・フレアー、スコット・ホール、Xパック、さらにはWWEから離脱していたジェフ・ハーディーも登場した。
2011年5月20日より、『TNA iMPACT!』の番組名称を『Impact Wrestling』と変更。12月からはアジア圏内でのマーケット拡大のため、インドにてRing Ka Kingという団体を発足した。
2013年1月、日本での放送は日テレG+で開始されることが日テレG+公式ツイッターで明らかとなり、1月19日より放送開始。PPVも通常放送で放送されている。
同年7月30日、日本のプロレス団体WRESTLE-1と業務提携を結び[2][3]、11月16日のWRESTLE-1後楽園ホール大会にてTNA世界ヘビー級王座戦が行われた。
現状[編集]
WWEに次ぐ米マット業界2位の団体であり六角形リング、X Division、月一回に当日まで対戦を明かさない、若しくはスーパースターが当日対戦相手を指名する日を設ける等、新機軸を打ち出しているがTNAにしかない強みを見出すまでには達しておらず、六角形のリング、X Divisionはハルク・ホーガンが純粋に試合内容で勝負しようと契約時に一時的に封印(契約終了後両方とも復活)したが、X Divisionは当時の人気を取り戻す所にまでは至っていない。所属選手もスーパースター、ノックアウト共に元WWE出身、経験者がTNAで少なからず活躍しており解雇組の受け皿となっている感も否めない。日本の団体との提携も2014年に立役者であるジャレット親子が離脱し現在は不明である。
TNAの王座[編集]
当初ヘビー級、タッグ王座は団体独自には設立せず前述のように歴史と知名度があるNWAの王座を団体の最高位に据えていた。これによりNWAの知名度を利用して団体の知名度を一気に向上させていった。団体独自の王座としてXディヴィジョン王座を設定。クルーザー級の王座と見られがちだがヘビー級のサモア・ジョーなども戦線に参入しており厳密な体重規定というものはない。そのスタイルはプロレスの近未来形と言われ世界中から注目を集めておりTNAメジャー化の切り札と言われている。2007年5月13日、正式にTNAからNWA王座の剥奪が決定。以降はTNA独自の新王座に切り替わることになった。
- 剥奪王座
タイトル[編集]
- TNA世界ヘビー級王座 : カート・アングル
- TNA世界タッグ王座 : 空位
- TNA Xディヴィジョン王座 : 空位
- TNA女子ノックアウト王座 : タリン・テレル
- 過去に存在した王座
所属選手[編集]
- 詳しくは「TNAに所属する人物一覧」を参照。
PPV[編集]
- 1月:Genesis
- 3月:Lock Down
- 6月:Slammiversary
- 10月:Bound for Glory
- TNA年間最大のPPV。WWEのWrestleManiaに該当する大規模な大会。
One Night Only PPV[編集]
- X Division専門PPV
- 12組のタッグチームが優勝賞金10万ドルを争うワンデイ・トーナメント
- ECWリユニオンショー
- ノックアウト専門PPV
- X Division専門PPV。世界各国の代表レスラーがシングル、タッグチーム、8人タッグの3部門の頂点を争う。
過去に行われたPPV[編集]
- Against All Odds
- Victory Road
- Sacrifice
- Destination X
- Hard Justice
- No Surrender
- Turning Point
- Final Resolution
脚注[編集]
- ^ “Promoting legend and former TNA owner Jerry Jarrett”. ProWrestling.net: August 4, 2008. 2011年4月6日閲覧。
- ^ “Japanese legend The Great Muta meets with Jeff Jarrett and TNA Officials in Nashville” (英語). Total Nonstop Action Wrestling (2013年7月30日). 2013年7月30日閲覧。
- ^ Johnson, Mike (2013年7月30日). “More on TNA meeting” (英語). Pro Wrestling Insider. 2013年7月30日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- TNA公式サイト(英語)
- TNA WRESTLING (@IMPACTWRESTLING) - Twitter