NHKニュース

NHK福島県のニュース 福島放送局

  • 福島放送局
  • ニューストップへ戻る

マイエリア

表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。

未登録のニュース

登録

解除

    未登録のニュース

    登録

    解除

      設定方法

      1. 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
      2. 登録したい都道府県を地図から選択します。
      3. 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。

      ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。

      駆除イノシシの専用焼却場を

      駆除イノシシの専用焼却場を

      東京電力福島第一原発の事故で、体内に放射性物質が蓄積されたイノシシについて、駆除したあとの処分が滞っているとして、相馬市は、専用の焼却場を市内に設ける方針を決めました。
      県内では、震災と原発事故のあと、避難区域を中心にイノシシなどの野生動物が増え、住宅に侵入して荒らしたり、農地や宅地を掘り起こしたりするなど被害が相次いでいます。
      また、駆除をしても体内に放射性物質が蓄積して食べられないため、販売や消費ができないほか、焼却する施設や埋めるための土地が限られ、処分の方法が課題となっています。
      相馬市では、これまで駆除したイノシシを冷凍庫で保管してきましたが、捕獲数が増え続け処分も進まないことから、となりの新地町と連携して、市内にある焼却施設の敷地に専用の焼却場を建設することを決めました。
      これにより1日に2、3頭の焼却が可能になり、年間で最大600頭のイノシシの処分を見込んでいます。
      焼却施設には、専用のフィルターを設置し、放射性物質が周囲に飛散しないようにするということです。
      建設費用には、国の補助金や復興交付金をあて、来年度から稼働させたいとしています。
      相馬市の立谷秀清市長は「住民から被害の声も寄せられているので、農業など生活に支障が出ないよう対応したい」と話していました。

      06月25日 09時24分