昨日4月8日に東京・Zepp Tokyoにて高橋みなみのソロコンサート「高橋みなみ 未来への決起集会~すべてのことの前夜~」が実施された。
高橋の誕生日である4月8日に合わせて実施された本公演は、彼女初のソロコンサート。開演前、囲み取材に応じた高橋は「AKBにいる間にソロコンサートができることは本当に幸せです」と、その心境を語った。ステージでは生バンドを従えた高橋がソロ曲やチームAの楽曲、カバーなどを披露し、会場に集まったファンを熱狂させた。
コンサートは高橋のソロ曲「Jane Doe」からスタート。オーディエンスは一斉にピンクのサイリウムを振り上げ、割れんばかりの声援をステージに送る。続いて披露された「お手上げララバイ」ではバックダンサーが登場し、彼女はダンサーと息の合ったパフォーマンスを見せつけて会場を沸かせた。
また「私にとっても(前田)敦子にとっても大切な曲です」というMCから前田とのデュエットを披露したこともある「右肩」を歌い上げると、場内には前田から高橋に宛てたメッセージが流れ始める。ソロコンサート開催と誕生日を祝う言葉を送った前田が「私からのプレゼントがあります」と話すと、ステージ上に巨大なケーキが運ばれた。そして前田の合図に合わせ、オーディエンスは声をそろえて「ハッピーバースデー」を歌い、高橋の24歳の誕生日を祝福した。MCで6月に福岡・福岡 ヤフオク!ドームで行われる「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」の話題になると、高橋は「これまでの選挙で順位について発言したことはなかったんだけど、最後に1位を獲りにいきたいです」と、自らの思いを打ち明ける。さらに彼女は「最後、見せつけてやろうぜ!」と拳を突き上げ、ファンを勢い付けた。
コンサートの後半には指原莉乃「それでも好きだよ」、相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」などのカバーが矢継ぎ早に披露されていく。またT.M.Revolution「HOT LIMIT」のカバー歌唱時には、スペシャルゲストとして西川貴教本人が登場。ステージ上に用意された巨大扇風機の風に煽られながら、2人は同曲をデュエットした。本編最後に彼女はAKB48の1枚目のシングルとしてリリースされた「桜の花びらたち」を歌唱。フロアからは自然と手拍子が起こり、感極まった高橋は涙を流しながらもこの曲を歌い切った。
本編終了後、ステージの照明が落ちるとファン有志が音頭を取り、再び観客たちによる「ハッピーバースデー」の大合唱が場内に響き渡る。それを聴いた高橋は目頭を押さえながらステージに再登場。改めて感謝の気持ちを述べた彼女は、ファンに2ndシングル(タイトル未定)が完成した旨を報告する。さらにシングルに収録予定の新曲「孤独は傷つかない」をプレゼントした。この日のラストナンバー「錆びたロック」では観客がタオルを回しながら同曲を大合唱。会場内に盛大なシンガロングが響き渡る中、高橋初のソロコンサートは大団円を迎えた。